2010/02/28




石蕗の新芽が石垣の隙間から元気に芽吹いていた
明日から3月

新しいMacとソフトの環境に悪戦苦闘しながらスタジオで作業に追われる中
巨大地震のニュースと津波のニュースが気になり続けていた

自然とは?
自然の対義語は人工

自然に人は含まれるのか?

これはいつもコンサートでお世話になっている京都法然院の梶田真章さんに問われたこと
浄土宗のお坊さんに問われた禅問答のような言葉は
以来ずっと頭の中でリンクしている

言葉の世界では自然と人工の対義語の希薄な隙間に人は存在しているのか?
現実世界で自分自身はそのどちらにいると感じているのか?

自然による破壊と人による破壊

どちらにも心痛むのはやはり狭間の存在だからなのだろうか?

2010/02/25


横須賀中央の平坂上にある
BAYLEAF
バングラデッシュ出身のオーナーシェフの料理は
インドでの生活を思い出すには充分な味と量
決して日本仕様に媚びない姿勢はとても嬉しい


一度超裏メニューの
イルシュマーチを出された時は感動した

イルシュマーチはインド・バングラデッシュで雨季によく食べられている
ベンガル人が大好きな魚

見た目は鰯や鯖に近い?青物で
独特な香り(匂い?)を持っている
特にマスタードソース(ルー)仕立ての料理は
ベンガル人のソウルフードと言えるのではないだろうか?


感動してインドの川魚の料理談義の後
鯉を釣ってきたら美味しいカレーにするよと言われたが・・・






これは日本ではほとんどお目にかかれない
マトンレザラ

故Ustad Vilayat Khanも愛したビリヤニで有名な
コルカタの「Shiraaz」のマトンレザラを思い出す

山羊肉と羊肉の違いはあるが
このレシピは是非覚えたい









今日はコートのいらない暖かな日だった
春はもうそこまで来ている

もう開いている川があるというのに
まだ充分にフライを巻けていない

2月中に仕上げるはずの音源も
3月第一週までずれ込むのは確実で
今唸り続けている

どうせ近所の解禁にまにあわないのなら一緒だと
開き直って仕事に勤しむしかないか・・・



2010/02/07


立春すぎたが
旧暦ではまだ年の瀬
梅の花はまだちらほら

やはり暖冬なのか
今年はまだ真冬のコートを着ていない

今年の湘南では豪雪のニュースも遠い世界の出来事のように感じられる

今年は青空が綺麗だと感じているのは私だけだろうか

2010/02/01


Kolkata Cultural Society Japan主催のサラスワティープージャに呼ばれた。
近年インドのお祭りが日本で数多く催されるようになった。

秋の大きなお祭りドゥルガプージャと冬のこのサラスワティープージャは
ベンガル人にとってはこだわりのお祭りなのだろう。



サラスワティーは日本では弁才天として祀られている。
ビーナや琵琶を携えているところなどイメージもよく似ている。

プージャで飾られる神像をタクールと呼んでいるが、
現地では祭りのクライマックスでガンガーに還される。

最高潮の雰囲気は日本の海辺のお祭りで
御神輿が海に入るのと同じような高揚感がある。

タクールは一種の泥人形なので河に還されれば自然に戻る。
日本ではそこまでできないが
朝から一日がかりのお祭りは在日インド人達の心意気を十分に感じることができる。


20年前のコルカタでは一週間がかりの大イベントだった
当時のお祭りを懐かしみつつ演奏させていただいた。

ディネーシュ・ジーのタブラもご機嫌だった。
短い時間だったが楽しいライブだった。