2011/04/30

Kirana Gharana

Ustad Abdul Karim Khan(1872~1937)

Kirana GharanaはUstad Abdul Karim Khan の生まれた(Uttar Pradesh州のMuzzafamagar)場所を本拠地としている。
彼の音楽は南インドのMysoreの宮廷で活躍した祖父Ustad Ghulam Ali Khanとその兄弟Ustad Ghulam Maula Khanにそのルーツがあり、南インド音楽の影響を受けている。
彼は当代きっての美声といわれたが、スローテンポで丁寧に唄われる各音のタッチも絶妙だった。
普段はまるで音楽に帰依する修行僧のような生活だったと言う。
これは多くの人から聞いたまるで伝説のような話。
多くの弟子と共にコンサート会場に向かって汽車に乗っていた彼は自らの死期を悟り弟子と共にある駅で下車した。
駅近くに生えている大樹の木陰に座ると彼はRag Darbari Kanadaを唄い、そして唄い終えるとそのまま息をひきとったと言う。

別テイクもあるのでこのテイクではないかも知れないがPandit Bhimsen JoshiをKhayalの道へ導いたRag Jhinjoty。



Uatad Abdul Wahid Khan(1885~1949)

Ustad Abdul Karim Khanの従兄弟で共にKirana Gharanaを牽引した声楽家。
共に多くの音楽家に影響を与えたが、Master of Taranaで紹介したUstad Amir Khanにも多大な影響を与えたと言われている。

Rag Darbari Khanada



Smt.Hirabai Barodekar(1905~1989)
Ustad Abdul Karim Khan の娘でUatad Abdul Wahid Khanからも指導を受けていた。

Rag Yaman



Pandit Sawai Gandharva (1886~1952)

Ustad Abdul Karim Khanの一番弟子と言われKirana Gharanaの伝統を不動のものとしPandit Bhimsen Joshi(1922~2011)やSmt.Gangubai Hangal(1913~2009)を指導した。

Rag Puriya Dhanashree



Smt.Gangubai Hangal(1913~2009)