2011/05/09

連休明け 渇水


近所でつつじが散り始めたので丹沢の通い慣れた川を目指した。
雨が少ないのは気になっていたがつつじが散りはじめたので少し焦った。

まだ山は山吹が咲き八重桜も少し残っていた。
雨が少なかったのは気になっていたが案の定の渇水。
連休中は人が多かっただろうなと準備をして川を目指すと
先行者が川を上がって歩いてきた。

どうでしたか?と尋ねると
ぜんぜんだめです・・・
ドライには出ないし、ニンフでやっと出たけど乗りませんでした。

う〜ん
覚悟を決めて下流部まで林道を下がって川へ降りてみた。

水量は普段の半分位だろうか?
魚は神経質でフライを見ると逃げてしまう。
いろいろなドライフライを試してみたが結果は同じ。

焦らず雨を待ってから来たら良かったかな?
と後悔しつつ川を登り小さなプールに着いた。
普段ならドライでもイワナやヤマメが遊んでくれるのだが
あれだけ嫌がられると先行者の話が現実味をおびてきてニンフを結ぶ。

先ずはプールの尻の方からキャストしてみるがヤマメに無視された。
本当にだめかも知れないと思いつつも気をとりなおして
ジリジリとプールの核心へ迫っていく。
相変わらず無視され続けながら最も良い場所と思われるところを遠目で見てみると
何やら大きな陰がゆらゆらしている。
これは尋常ではない
一呼吸おいて慎重にキャストしてみると
一発でバシャ!っと魚が出た。

強烈だった
何だこれは?
と必死にこらえていると大きくジャンプした。
マスだ

8Xのティペットだったので切られると思い
慎重にやりとりするが走るはジャンプを繰り返すは
ここが北海道か?と勘違いするようなファイトを見せてくれた。

しばらく翻弄されるがなんとかネットに収めてみるとグラマーなメスだった。


40センチ足らずだと思うがまるまると太った弾丸のような魚体。

超ビックリ
しかし渇水でなければ上げられなかったと思う。

厳しい状況での一尾だったのでアップも撮影してみた。

顔が日陰になってしまった。
やはり釣った魚を写真で撮るのは難しい。
釣った瞬間があまりにも綺麗だからあとで写真でみると色あせるのか?
釣り上げた時が平常心ではないからなのか?
もっと綺麗に撮れないものか?
ニジマスさんごめんなさい。