2011/05/11

ふぁいあーフライ

作家の友人にエッセイを頼まれた。
逸品啓上というテーマでおもてなしにまつわるエピソードをというお話だった。

先日現在ホテル内で配布中のリーフレットを一部いただいた。

2011
A fantasy of the FIREFLY
5.21 Saturday~7.10 Sunday
蛍舞う、
初夏です。
フォーシーズンズホテル椿山荘 東京

Firefly 昼の姿はさておき夜のホタルを巻くのは難しいと思う。
あんなに光るマテリアルはおよそ考えつかない。
以前えさ釣りの人からアマゴの夜釣りでホタルをエサにつかって爆釣したという話を聞いた。
渓流で夜釣りはおよそ考えつかなかったしよく知らない場所では危険だ。
Fireflyを巻けたとしても暗い中でキャスティングも容易ではない。
しかし実現性はともかくとして名前がかっこいい。
ふぁいあーフライ

インドで普段生活しているショナルプールという街は季節に関係なくホタルを見ることが出来る。
宅地化が進んで少なくはなったが多くの池があり水質とエサの環境がいいのだろう。
日本人はホタルや鈴虫などを愛でる感性を持っているがそれは特殊なことなのかも知れない。
彼らにしても欧米人にしてもただの虫のひとつにすぎないのか話しても盛り上がらない。

日本人の独特な感性と美意識や季節感は受け継ぎ常に意識して身につけていたいと思う。

リーフレットでは京都の友人のとても斜いた茶の湯のおもてなしの話を紹介しました。
機会があればピックアップして読んでみて下さい。