2015/06/09

函館の女 気になる時間帯は?

飛行機か船、来年からは新幹線でも降り立つことの出来る函館。
もしこの歌を北インド音楽的に正しく唄うならば、夜7時以降に函館に着きたい。

演歌で多く使われている四・七抜き音階。
北インドのRagではBhupali、19:00〜22:00に演奏される。

Bhupakalyanaとも呼ばれるように、Kalyan(カリヤン)のグループに属している。
四・七抜きする場合KalyanでもBilawalでもKhamajiでも同じ音階になるが、Rag Bhupaliの旋法的特徴はKalyanベースになっている。


陽音階に含まれるこの音階は陰音階と共に日本では俗楽の音階と呼ばれている。
日本では宮廷音楽である雅楽以外の音楽は俗楽という扱いだ、雅の反対語が俗なのか?
中国もやはり宮廷音楽と俗楽には隔たりがあるようだが、北インド音楽の場合は宮廷音楽以外、例えば民謡が宮廷音楽に取り込まれるようなことも起こっている。



北インドの伝統音楽は師から弟子へと口伝で伝承されている。


よく誤解されていることだが、伝統音楽というのは過去の音楽という意味ではなく、長い年月に渡って伝えられて来た音楽が今生きている姿を言う。

そして伝承とは師から弟子へと口伝で伝えられ続けてきたもの、Ragのメロディーであり、Talaのリズムであり、インド特有の数学的アプローチ、それぞれのRagのベースとなる楽曲の数々、そして即興にいたるプロセスなど、微に入り細にわたり伝承される。


伝承された音楽が、音楽家という音楽とは違う存在の中で、熟成し新たな美を纏うことに成功すると、それが伝統音楽の今を彩る音楽になっていく。

真珠貝に異物を埋め込み時間が経過すると美しい真珠になるように、この音楽も音楽家という異物の関わりを歓迎している。(真珠貝は異物を歓迎していないか?)


日本に長く住んでいるインドの友人達は演歌が良いと言い、相撲が面白いと言う。



よくわかる