2018/12/25

今年最後の外来診療




クリスマスに年内最後の外来診療。




今回は関西でかかりつけの鍼灸院で治療を受けたので、副作用がかなり楽になってステロイド錠も減っている中での外来。




それはそれで万々歳なのだが、今度はステロイドが減ったおかげで、アレルギー性の目の痒みなどが復活した。




さすがに大病をしたので体質が変わったのだと、勝手にいいように思っていたが、それは単なる勘違いのぬか喜びだった。





それ以外にもステロイドで抑えられていた症状が復活しているようで、発疹のような症状はアレルギーでもあったし、薬の副作用でもあったのでどちらの発疹なのか訳がわからない状態になっている。




どちらに転んでも痒いという悩み、ちょっと笑える。





今日はCTを撮ったが心配されるようなものは何も映らず、相変わらず治療が継続して効いているということ。




ありがたい。





そして副作用も落ち着いているので今日は通算10回目のキートルーダの投与を受けた。











2018/11/20

野菜シチュー




今日は外来診療の日、前回のキートルーダ投与の後の3週間は、今までにないきつい副作用の日々を過ごした。




1回スキップしたせいだろうか?




他にはあまり考えられる要素がないのでかなり困惑した。





今日はいつものように病院に着いて採血とレントゲン撮影を終えた後、時間があったので昼食場所を探しに銀座方面まで久しぶりに歩いた。




治療を始めた当初ホテルに泊まって連日放射線治療を受けていた時、体力的にかなり弱って途中休みながら3時間位かけて歩いた距離が、あまりに短かったことに改めて驚いた。




食べようと思って行ったお店は結局定休日で、病院に戻る途中の台湾系中華のお店で昼食を済ませた。






今回あまりに副作用がきつかったので、ふと思い出して野菜シチューを作って食べてみた。




コルカタでいつも世話になっているグルバイのお母さんが、かつて毎日夕方に作っていたビーツを使った野菜シチュー。




ビーツ以外にはジャガイモ・人参・玉ねぎ・カリフラワーなどが入り、塩胡椒とバターで味つけしたとてもシンプルなもの。




ビーツで真っ赤になったスープが印象的で、通常ならば毎日食べていれば胃腸は快調になる。




ビーツは普段あまり見かけないので通販で買い、他の野菜はスーパーで手に入るものでいい。




味のベースはビーツでバリエーションは他の根物野菜を変えて飽きないようにする。




写真に撮った最初のシチューは、ビーツ・玉ねぎ・ジャガイモ・人参・トマトを使った。






今日撮影したレントゲンの映像を見ると、胃腸にガスが溜まってパンパンに膨らんでいた。





結局今日はキートルーダ投与はスキップ。





少し症状は改善するだろうか?










2018/11/16

12月16日 KOLKATA ROLL at STUDIO73 高槻




今年最後のKOLKATA ROLLのライブのお知らせです。




復帰後、春・夏・秋と集ってきましたがいよいよ冬の集いです。




結成以来自分なりに考えていた音楽的な方向性や計画が、思わぬ闘病生活で足踏み状態が続いてしまいましたが、今年1年の活動でなんとか軌道修正が出来たように思います。





古典の演奏とKOLKATA ROLLの活動を軸に、体調が許す限りお誘いいただいた演奏には出来るだけ参加してきましたが、振り返ってみれば色々なことがありました。




お膳立てをして声をかけていただいた機会には出来るだけお応えしてきましたが、残念ながらかなわなかったお話も随分ありました。




まだまだ完全復帰というわけにはいきませんが、来年は今年よりも活動の幅を広げていく予定です。






今回のこのライブが年内最後のライブになります。





皆さまにお会いできるのを楽しみにお待ちしています!









2018/11/10

12月1日 PIANO FLAMENCO at 音楽堂 anoano




12月1日は半年ぶりにフラメンコピアニストの安藤紀子さんとのデュオライブです。




前回は忘れもしない札幌公演でした。




緊急入院後の体調不安を抱えた中での演奏だったので、今回はある意味私にとってはリベンジ公演とも言えます。




自分にとって好きな音楽がサルサ・タンゴ・フラメンコと、スペイン語圏に興味が集中している中、特にフラメンコは歴史的にも音楽的にもインドとの繋がりを強く感じられ、色々な発見に満ちていてアプローチも楽しい。




少しずつフラメンコを理解していくほどに、もっと深掘りしてみたいという欲求にかられている。




そしてそのような中でこのデュオには、更に踏み込んだ世界への可能性を強く感じている。




今回もまたどのような発見があるのか、今からとても楽しみなライブです。





ご来場を楽しみにお待ちしています!




よろしくお願いいたします。







2018/10/30

1回休んで9回目のキートルーダ投与




10月はキートルーダをスキップしたので、今日9回目のキートルーダの投与になった。




市場の豊洲移転後初めての築地だったが、人手はやはり少し減ったような気がする。




2年越しで食べてみたかったホルモン丼にもありつくことが出来た。





キートルーダの投与を一回休んだことで副作用も少し落ち着くかと淡い期待はあったが、目の見え方が少しだけましになったが他にはこれといった変化は感じられなかった。




胃腸炎の方はさすがに慣れてきたので食べ物・食べ方である程度対処出来るようになったが、胃腸炎にばかり気を使っていると血液検査で栄養不足という結果が出てしまう。




今日もレントゲン・血液検査共に異常は見られなかった。





かなり身体の変化に敏感になって意識してきているので、自己診断でも大丈夫と思ってきたが、検査結果を聞いてはホッとしている。




まだしばらくは3週間おきの通院生活が続きそうだ。








2018/10/27

11月10日 曙橋「タシデ 」古典



11月10日 夕方、曙橋「タシデ 」で古典を弾きます。




タブラはディネーシュ・チャンドラ・ディヨンディ氏。



夕暮れ時のRaagをお届けします。




ご来場をお待ちしています!





http://kenjiinoue.com/live/tashidelek/live2018-11-10



2018/10/14

無事移動生活に復帰




無事演奏・移動生活に復帰できた。




動き始めは体調に気遣いつつだったがなんとか順応している。




マイナスから始まった体力や筋力の強化は、脚力以外はやっと元に戻りプラスに転じている。




空身で歩くのには慣れてきて散歩では1万歩位は歩くようになったが、楽器を持つと途端に足どりが重くなってしまう。




1年前には杖をついて歩き、1年半前は立ち上がることすらままならなかったが、何しろこんなことは初めての経験なのでどの位のペースで戻していったらいいのかよくわからない。




それにしても手術後の筋肉が落ちていく早さと、今それを取り戻す遅さには呆然となってしまう。





来春には溪を歩けるようになるというモチベーションで何とかトレーニングを続けられたらと思っている。




とにかく気長に地道に脚力を強化したい。










2018/10/02

10月の外来 キートルーダは?




ツアーの合間の外来。




今日も目当ての丼は混んでいたのでパス、いつになったら食べられるのか?




キートルーダを3カ月連続して投与したが、先月から新たな副作用の発疹が出てきた。





痒い





免疫チェックポイント阻害剤の生みの親の本庶佑教授が、今回ノーベル生理学・医学賞を受賞したことは私にとっては実に喜ばしいニュースだ。




免疫チェックポイント阻害剤の理論からオプジーボの開発まで20年余りかかったものの、キートルーダも含めてこの薬で1〜2割の患者は救われているということだ。





ノーベル賞が初めてごく身近に感じられたニュースだった。






結局4回連続ねキートルーダ投与はスキップした。






痒みには敵わない











2018/09/26

10月14日 栗太郎 舞踏 万正寺



10月14日は関西シリーズ最終日。





宝塚の万正寺さんで恒例の栗太郎 舞踏イベント。




もう20年近く続いている野点もある楽しい集い。




宝塚の山奥でアクセスは限られますがここならではの舞台です。





是非ご来場ください!















2018/09/24

10月12日 KOLKATA ROLL at モダンタイムス 京都



今回は前回に引き続きフルート奏者の久家菜々子さんをゲストに迎えておおくりします。




これから次第に秋色に染まり始めていく中、KOLKATA ROLLの2018年 秋の音をお楽しみください!




少しお出かけしやすい気候になってきました。




皆さまとお会い出来るのを楽しみにしています!





http://kenjiinoue.com/live/modan/live2018-10-12







2018/09/21

10月6日 京都 泉涌寺



泉涌寺さんでは10年位前に重森三果さんと一度ご一緒していた。




泉涌寺さんは独特なアプローチと伽藍が印象的なお寺で、演奏させていただく以前から何度も訪れていたが、実際に弾いてみるとその響きもまた独特だったのがとても印象に残っている。



今回また喜ばしい機会の奉納演奏で、あの響きに逢えるのかと思うと楽しみでならない。






前回重森三果さんが書き下ろされた「泉涌寺縁起」。




前回はデュオだったが今回は彼女のユニット「やしょめ」との共演。




笛と太鼓が加わった楽曲とどう絡めるのか、楽しみな再演・初共演の機会になった。












2018/09/20

再開



北海道を襲った大地震に被災された方々の心が1日も早く癒されることを願っています。




9月の札幌は今回2年ぶり。



前回は忘れもしない、札幌到着直後に首のリンパの腫れに気づいた。



痛みを伴わなかったがその異様な腫れ方に、いかに楽観的な私でもこれは尋常ではないと思った。



後で聞いたところによると、リンパが腫れた時点で癌の進行はステージ4に達していたということだった。



今年6月の心膜炎といい札幌には因縁めいたものを感じてしまう。



そして心膜炎の治療の後で2ヵ月の休養を取ってから、活動を再開するのも今回の北海道からになった。





夏休みの間は筋力強化を重点的な課題にしてきた。



動物性と植物性のタンパク質をバランスよく摂りながら身体を動かしていると、気がついてみると2ヵ月で驚くほど効果は表れた。



去年あっという間に細くなってしまった筋肉の繊維を、食物と練習だけで取り戻すのは結構な労力が必要だった。



更に全身の筋力バランスをとるのが理想だが、それはちょっと難易度が高い。




そして闘病で中断していた2回目の断捨離も再開。




いくつか残しながらも今回はほぼ捨て切った。





明日から3日間の予定です。







またこうして皆さまとお会い出来るのが楽しみでなりません。






http://kenjiinoue.com/live/shimamatu/live2018-9-21


http://kenjiinoue.com/live/yoga-atubetu/live2018-9-22


http://kenjiinoue.com/live/red/live2018-9-23



2018/09/08

8回目のキートルーダ投与




今日は9月の外来診療の日。



回を重ねるにしたがって少しずつキートルーダの副作用への対処法が分かってきて、胃腸炎はカフェイン断ちをするとかなり緩和されるのが分かった。



カフェイン断ちで日々夢遊病のように過ごしているが、きつい副作用からは解放されてステロイド錠も減らせている。



なので今日もキートルーダを投与することにした。



今までは2回でヘトヘトになっていたので、3回連続で投与するのは初めてのことだ。



今日は血液検査もCTの結果も異常がなかったので、投与するかスキップするかどちらも選べたがチャレンジを選択した。



少しずつ手探りではあるが自分なりの対処法を見つけていきながらキートルーダとも付き合っていけると思う。



今日はキートルーダの投与を担当された看護師さんが、私のカルテを見てその治療歴のあまりの波乱万丈さに同情された。



たしかに自分で思い返してもこの1年10ヵ月は得難い経験のオンパレードだったが、何よりも得難いことは今こうして生き続けていることだ。




今では自分の身体の中で起こることには少々のことでは全く動じなくなったし、精神的にもかなり鍛えられたと思う。




今日の昼食は築地のカレー。




以前放射線治療を受けていた時に一度食べたお店を再訪。




あの時は嚥下困難で完食出来なかったが、今日は食べ足りないくらいの印象。




でもあまり調子に乗らない方が良い。










2018/08/30

Input



ギリギリに滑り込むように縄文鑑賞。




今までに発見された中では世界最古の人の痕跡に挙げられる土器などを含めて、一同に会した展覧会だったので早くから行こうと思っていたが結局最終週になってしまった。




会場には大勢が詰めかけ鑑賞には厳しい条件だったが、陳列されている作品群の迫力に集中力が刺激され全く気にならなかった。




かつて「あなたは前世では縄文土器を作っていた。」と言い切られたことがあり、前世や来世など信じたり考えたことの無い私でもさすがに気になっていた。




それは置いておくことにして実際に目の当たりにした縄文時代の作品群は、強烈なオーラを放ちながら実に饒舌に語りかけてくる。




今までいくつかの縄文土器を見てきたことはあったが、これ程の量の土器や土偶などが一同に会するとその迫力にも拍車がかかる。




ありったけの想像力を駆使して語りかけられる縄文語を理解しようと試みるが、きっと情報量の半分も受け止めることは出来ていないと思う。




土器が煮炊きに使われていたならば表面にはもっと焼け跡が残っているはずなので、やはり水瓶か水鏡に使われていたのではないかと想像する。




最近はあまり見られなくなったが、インドで飲み水は須恵器の壺に入れられていて、それはとても理にかなった貯蔵法だったし今回もそうした水瓶に似た展示品もあった。




そしてやはり火焔土器のようなものは象徴的に飾られていたか、水鏡としてやはり月などを映すのに使われていたように思えてならない。




盃に月を映したり、京都で送り火を映して飲んだりする行為は今でも行われている。




それは例えば一年間の無病息災を願ったりする呪術的又は信仰的行為で緩やかに受け継がれてきたのかもしれない。






長期に渡り各地で同じような形状の土器が作られてきたのに、ある時期を境に全く作られなくなるというのはとても不思議なことで、何かが起こったことは容易に想像出来るが、その変わり身の鮮やかさは現代にも通じる日本らしさなのかもしれない。






いずれにしてもこの国は時代を遡れば遡るほど傾いていくのがよくわかる展覧会だった。









2018/08/21

7度目のキートルーダの投与とその後




長引いていた胃腸炎の副作用からもほぼ解放された。




ステロイドの錠剤を減らしていっても特に変わらないので随分楽になった。





そしてステロイドを減らすと顔の浮腫みも引いてきて、自分らしい顔に戻ってきた。




今回胃腸の調子が悪かった2ヶ月間は実に長く感じられた。




なので今体調が元に戻ろうとしていることにちょっと戸惑うほどだ。




血液検査の結果は回を重ねる度に良くなり今はほぼ正常値になっていて、レントゲンにも何も写らない。




6月に札幌で心膜炎になった時に、心臓と心膜の間に溜まった水からがん細胞が見つかったということで、キートルーダの投与を再開したが、このがん細胞については心膜炎が再発しない限り検証は出来ない。




外来の際に「せめて2cmくらいまでがん細胞が成長しないとレントゲンでもCTでも確認出来ません。」と主治医の先生は言うが、成長されては困る本末転倒な状況。




見えなくて結構ですというか、もっと素直に喜ぶべきことなのかもしれないごが、病気と向き合ってから今までに起こった数々のことを考えると、そう簡単に心が揺れることはない。





ただ間違いなくキートルーダは効いている。




本当に幸運なことに私のがんには驚くほど効果ごあがっていることが実感出来る。




今の唯一の悩みと言えば目が霞むことくらいだ。




この副作用はぶどう膜炎と言うらしい。




しかし当分の間ごく近所以外に車を運転することもないので問題はない。





この2年足らずの間にあまりにも色々なことを経験してきたせいか、軽々しく使えなくなってしまった言葉が沢山ある。





そしてそれと同時に思っているのは、このような経験が出来て本当に良かったと不思議な気持ちで実感している。




病気になってみなければ現在のような心境、感じ方、思い方には到底至れなかったと思う。







言い換えれば病気になるまで気づくことが出来なかったということなので、あまり褒められた話ではないが、この宝物は大切に持ち続けたいと思う。

















2018/08/17

築地へ




外来診療とキートルーダを受けに築地へやってきた。




まだお盆休みなのか道路も病院もすいていたので、検査後受診まで時間に余裕があり築地の場外市場を散歩した。




放射線治療に通っていた時にも散歩したことはあったが、体力的にギリギリで市場のパワーに圧倒されるばかりだったのに比べ、久しぶりに訪れた今日の印象はまったく異なりとても楽しく歩くことができた。




市場は楽しい!




先月後半からライブを休んでいてほぼ自宅で食事をするようになったので、食材や調味料などを把握できているせいもあるかもしれない。




出来れば時間の合間ではなく心ゆくまで見て歩きたいと思った。






今は毎日手をかけられるので冷蔵庫からぬか床を出して目を覚まさせ、面倒を見ていたら漬かり具合が驚くほど良くなった。




この機会にぬかを足したり塩加減を調整してみたり、ぬか床の面白さを知る日々を過ごしている。





やはりいろいろな意味でリラックス出来ているせいもあってか胃腸炎も改善され落ち着いている。




ただ摂っているステロイド剤の量が多いので様子を見ながら減らしていかないといけないようだ。




キートルーダの副作用を抑えるステロイドの副作用。






痛し痒しとはこういう時に使う言葉なのか?









2018/08/09

記念日?




昨年4月の腸閉塞の緊急手術で小腸が分断されて、それから3ヵ月間点滴の栄養で生きていた期間のことは今でも鮮明に記憶しているが、再建手術で小腸が繋がった時のある種の爽快感は決して忘れることは出来ない。




その再建手術から今日で1年が経過した。





今はもうあたりまえの様に食事を楽しめるようになったが、ふと身体のことに意識が向いたり食物そのものに想いがおよぶことがある。




自然とこれまで以上にいい加減なものは口にしなくなっている。





そして点滴生活の低栄養状態から通常生活に戻って一年、大きな変化は爪や髪などの末端に栄養が行き届いてきた実感が感じられること。




爪も割れなくなってきたし、痛みまくっていた髪も戻ってきた。




逆に髪の毛は天然パーマのクセの出方が激しくなってきて、これは自分でもかなり笑えている。





今日は普通に戻れた記念日だ。









2018/08/07

キートルーダの副作用について




これまでの治療でも顕著だった胃腸炎は相変わらずで、食後の膨満感や下痢などはもう慣れたものになっている。




ただ下痢に関しては良いのか?悪いのか?インド生活の中でかなり強烈な下痢を何度も経験してきたので、それほどこたえないし気分もへこまない。





動き回っている時は気も使うのでそれなりに疲れるが、今は治療に専念しているので日常生活はほぼ普段通り送れている。




最近特に気になりだしたのは目の霞みで、特に乱視がかなり進んだような霞み方をする。




読書や運転はほどほどにしなければ後でドッと疲れる。




こうした症状はこれまでも出ていた症状で、時間が経過すると共にしだいに緩和されてきたのでそれほど心配はしていない。




あとは若干の浮腫みも出てきたが、まだ気になるレベルではない。




来週の投与でどう変化していくのか?




今までも3回連続して投与したことはないので、また次の投与で様子を見ることになると思う。




一応今回は3回まで投与出来るだけのスケジュールは確保してあるのだが、身体に聞いてみないことにはなんとも言えないか?










2018/07/25

キートルーダの治療再開




ライブ活動を一時休止してキートルーダの投与を再開した。




春3月に再開したものの2回投与した後3カ月スキップしていたので、3カ月ぶり通算6度目の投与になる。




6月の緊急入院以降先週まで体調を注視しながら動いてきた中で、心配される症状は特になかった。




一応今回の外来診療での検査結果は気になったが、レントゲンの結果も血液検査の結果のどちらも良好だった。




ただ緊急入院した際に心臓と心膜の間に溜まって、抜いた体液の組織検査でがん細胞が見られたので、キートルーダを再開することになった。






キートルーダは「免疫チェックポイント阻害剤」という種類の抗がん剤。




簡単に言うと免疫に攻撃されないように通常細胞のふりをしているがん細胞から、通常細胞の仮面を取り去って免疫に攻撃を促す薬らしい。




この薬が劇的に効いたおかげで私は奇跡的に今でも生き長らえていられるのだと思う。




がんが発覚した時は既にステージ4で、このままならばあと半年で・・という状況だった。




多くの先輩や友人をがんで失ってきた中で、常に漏れ聞いてきた噂は抗がん剤の有効性への疑問とその危険性の情報で、私の意識はそういった情報で膨らんでいた。




抗がん剤を避けた治療を始めてから約3カ月、通常治療の放射線治療の他にも、高濃度ビタミン治療やぬか風呂の温熱療法などを試みていたものの、みるみる衰弱していく身体と圧倒的に進む病状に、抗がん剤治療を受け入れる決断に至った。




発覚以来私も様々な情報を検索して見聞き読み込んできたが、私にとってはそうした抗がん剤情報は少なくとも半分はガセネタだった。




結果的に治療の効果があったかなかったかによって判断されるので、結果は患者の数だけあるといっても間違いではないので、断定的な情報はそもそも疑わしい。







最初にキートルーダを投与した昨年2月頃は、CRP(炎症反応)が高く10メートル歩くだけで疲れ果てるような体調の上、嚥下困難でストローを使って注意深く飲み込まないと水も誤嚥するような状況だった。




投与前に副作用などの説明や注意事項の説明を受けてから治療は始まった。




通常キートルーダは3週間おきに投与されるが、これから3回目という時に腸閉塞になってしまった。




小腸の周りのリンパ節の腫瘍がキートルーダによって小さくなる過程で小腸を巻き込み塞いでしまったのだった。




検査結果ではたった2回のキートルーダの投与で、がん細胞は劇的に小さくなってがんによる危機は脱したのだが、副作用の胃腸炎と肺炎の症状は現れ、特に胃腸炎は腸閉塞と相まって激しい嘔吐と下痢の症状に悩まされた。




そして間もなく3回目の投与の予定日が迫る頃に、腸閉塞が深刻な状況になり緊急入院をすることになった。




結局腸閉塞は緊急手術するまでに至ったが、その頃にはがんの影響による嚥下困難などの症状はかなり緩和されていた。




ただ腸閉塞や胃腸炎の症状が激しく、嚥下困難が緩和している事を実感している場合ではなかった。







昨年の入院中にも1度キートルーダを投与したが、やはり胃腸炎には悩まされた。




今年の2月にインドでシャワーを浴びている時に、左腋の下にしこりがあることに気づき、帰国後の3月からまたキートルーダの投与を再開した。




ただ思い返せばこの腋の下のしこりに気づく前に、昨年末に左肩に強烈な違和感を感じ、五十肩だと勝手に思い込んでいた。





そしてその違和感はしこりが消えると徐々に消えていった。






キートルーダを投与するとやはり副作用の胃腸炎は相変わらずだった。




個人差もあると思うし、私は腸閉塞の手術で十数センチ腸が短くなったせいもあるのか、横になると下痢の症状が現れる。




なので夜ゆっくりと休めず、1時間おきに目が覚めてトイレへ通う。




それさえなければ普通に日常の生活を送りながら治療を続けられるのだが、なかなかそういう訳にもいかない。




仕方なくライブやツアーの予定はかためてブッキングして、その間はキートルーダの投与はスキップしている。




胃腸炎と肺炎以外の副作用と思われる症状に嗅覚障害があり、約5ヵ月前から始まったが最近かなり緩和されてきた。




主治医の先生によると嗅覚障害の例は、私以外にも一例だけ聞いたことがあるらしい。




今回キートルーダの投与の時に看護師さんの問診の中で、何故3カ月スキップしたのか?という質問に、下痢がひどくなって仕事に差し支える程だったのでと答えた。





「それじゃあやはり食欲は?」との問いに。




「それは問題なくしっかり食べています。」と答えると。





看護師さんは3秒程絶句していた。













2018/07/08

7月20日 吉祥寺 M.J.Smile



7月20日は5月にPIANO FLAMENCOでお世話になった、吉祥寺の M.J.SMILE で古典を弾きます。




そしてそれ以降9月までライブは夏休みをとらせていただきます。




先日の外来での検査結果も良く、また失われた嗅覚も戻って来て色々な美味を感じられるようになり回復を実感していますが、やはりキートルーダによる治療は継続すべきということなので、夏は治療に専念したいと思います。





7月20日は吉祥寺 M.J.S mile でお待ちしています。













2018/06/29

7月15日 京都 KOLKATA ROLL




7月15日の京都 モダンタイムス でのライブは、一昨年ドタキャンしてしまったライブのやり直しになります。。




当初の病状から考えて、こうしてやり直すチャンスに恵まれたことに改めて感謝しながら、バンドの新たな方向性を貪欲に模索したいと考えています。




今回はゲストにバーンスリーのgumiさんと、フルートの久家菜々子さん、今大活躍のお二人をお迎えしてお送りいたします。




竹製のインドフルートと金属製のフルートの2つが加わった楽曲は今から楽しみです。





バンドの東京公演などまだやり直しライブの目処が立っていないものもある中、今月は札幌で新たに公演をドタキャンしなければならない事態になりました。




これからはもう少し慎重に闘病しろと言う友人達からの助言にもよく耳を傾けていこうと思い、今後のブッキングについても改めることにしました。




今後来年にかけては今までに決定したものやお約束したもの、既に継続中のプロジェクトや案件以外は、新たにお受けしないことにしました。





今のところ治療の経過は良好ですが副作用や合併症などにも注意が必要な中なので、気がつくと過密なスケジュールを過ごしていると言うような事態は避けたいと思います。





ご理解のほどどうぞよろしくお願いいたします。






先ずは関西の皆さま、7月15日モダンタイムスにて皆さまのお越しをお待ちしています!











2018/06/11

退院




人生初の救急車に乗せられ病院へ搬送されて、一週間足らず治療を受けてなんとか退院出来た。




先月末から若干の体調の不調を感じでいたが。それがあっという間に坂道を転がり落ちてしまった。




今回は初めての症状で循環器内科の先生に治療してもらった。




胸や身体を押さえつけられるような息苦しさを感じていたので心筋梗塞かと疑ったが、心臓の周りに水が800ccほど溜まってしまい心臓を圧迫したということだった。




生まれて初めて救急患者になってみて、救急隊員の無駄のない的確な判断と行動にはうすらぐ意識の中でもとても驚かされた。




そして救急病院での的確な原因究明と処置には他人事のように感心した。




いろいろな血管から採血されたり、心臓の周りに溜まった水を抜く針を刺されたりあれよあれよと言う間に治療処置された。




一旦落ち着くとさっきまでの苦しみは一体何だったのだ?、と思えるほどスッキリした。




この数日の容態の変化は忘れられない。





次回このような症状を感じたらすぐに気づくかもしれない。
















2018/06/05

久々の響き




札幌で緊急入院しています。




もう二度とドタキャンはしないぞと思ってきましたが、虚しくも今週末のライブをキャンセルせざるを得ない状況になりました。




状況としては心臓の周りに水が溜まってしまい、心臓を圧迫している状態でした。




今はその水を抜いているところです。





ご迷惑とご心配をおかけし申し訳ありません。








2018/05/27

6月16日 札幌 くう フラメンコ




6月16日の くう では15日とはまた違ったセットでのライブになります。



踊りの音楽はジャンルによっては大好物ですが、フラメンコは紛れもないかなりの大好物だと今回取り組んでみてわかりました。





フラメンコはインドから西へ旅をして、ヨーロッパへ到達した人々によって創られたと言われていますが、北インドの音楽に似ている部分と似ていない部分が実に興味深く感じられます。





それはインドから東へ旅をして伝わった、日本の音楽から感じ取れるインドに似ています。





今この機会にフラメンコに取り組めたことに深い感謝を感じています!




ご来場を心よりお待ちしております!











2018/05/22

その後の経過




今日は外来診療の日。




先月の時点では今日もキートルーダの化学療法を予定していたが、副作用の胃腸炎の影響が激しいので、中旬に主治医の先生に電話を入れて、今日CT撮影をしてその結果を見て判断するようお願いした。





春先に見つかった左腋の下のピンポン玉大のしこりは、先月と先々月2回のキートルーダの投与で見事に無くなった。




キートルーダで消えたということはやはり腫瘍だったということだ。




改めてよく効いていることの驚きと、やはり思い出されるのは去年の事。





自分でも過ごしてきた時間が、今でも信じがたい経験の連続だったと思い返される。





過去の記憶を不意に蘇らせるFacebookは開くのが躊躇される。











今気になっていることは、失われた嗅覚がまだ半分くらいしか戻っていないことだ。





そのせいで味覚が半減してしまっているのも残念。




面白いことは良い匂いは感じられるが、悪い匂いが感じられない。




また化学調味料が使われていそうなものは一切味がしないが、自然なもの例えば昆布や鰹節でひいた出汁はしっかり味がする。




不思議




ただ腐っているような臭さを感じられないと危険だなと思ったりするが、日本で暮らしている際にはあまり問題ないかもしれない。







結局CTの映像に左腋の下を含めて腫瘍らしきものは写っておらず、今日の化学療法はスキップされた。





これでしばらく副作用から解放されて安眠できる。






とりあえずロスタイム延長のホイッスルが聞こえた気がした外来診療だった。









6月15日 札幌 KRAPS HALL フラメンコ




この1ヶ月余りの間取り組んできたフラメンコの楽曲。




パコ・デ・ルシアの大ファンだったが今まで全く手を出せなかったジャンルに、舞踊家ジャマキート氏が招いてくれた。




一昨年のタンゴに続きシタールでやるか?というシリーズは、やはり北海道での公演になりました。






インド的なリズム分割と、ヨーロッパの教会旋法がメロディーのルーツと思われるこの音楽は、北インド音楽のように文化の衝突によって興ったものと感じられます。





そうした検証を楽しみながら、新しい音楽を自分の脳に書き込むことの苦悶との狭間で、この1ヶ月余りを暮らしてきました。





今回の公演は皆さまにきっと楽しんでいただけるものと思っています。





ご来場を心よりお待ちしております!













2018/05/21

6月10日 札幌 レッドベリースタジオ



6月10日は札幌のホームグランドと言えるレッドベリースタジオでの古典ライブです。




1月以来5カ月ぶりの演奏になりますが、札幌でのこの5カ月の変化はとても大きいので訪れるのがとても楽しみです。




北海道はどの季節も楽器がご機嫌に鳴ってくれますが、初夏の爽やかな空気の中で演奏出来るのは期待が膨らみます。





札幌の皆さままたお会い出来るのを楽しみにしています!






どうぞよろしくお願いいたします。
















6月9日 旭川 ヨガ・アーカーシャ



久しぶりに旭川で弾きます。




ヨガスタジオでの演奏はあまり機会がありませんが、ヨガをされている方達の全身で音を受けとめられるような聴かれ方は独特で、弾きながら伝わり方を楽しめます。




こうしてまた旭川の皆さまと繋がれることをとても嬉しく楽しみにしています。











2018/05/16

6月2日 小樽 北海道舞踏フェスティバル



http://sapporo-butoh.com/



6月2日は小樽での舞踏公演に参加します。




公演で音楽を担当するようになってから約25年、今でも定期的に共演を繰り返してきました。





ただ公演という形は久しぶりです。





北海道舞踏フェスティバルの舞台。





今からとても楽しみにしています!









2018/05/15

5月27日 吉祥寺 フラメンコ




月末27日は吉祥寺M.J.Smileでフラメンコのライブです。





かつて大好きだったパコ・デ・ルシアの来日公演に通って聴き続けてきましたが、まさか自分がフラメンコのレパートリーを弾くことは想像していませんでした。




シタールのKeyではない楽曲ばかりの上、楽曲ごとにKeyが変わるので、頭の体操千本ノックの日々が続いています。




しかしインドに通じるエキゾチックな音階とメロディが、インドとは違ったリズム感と呼吸で唄われるのはとても刺激的です。





この刺激的な日々はしばらく続きます。





2018/05/05

5月13日 平塚




http://kenjiinoue.com/live/yawatayama/live2018-5-13





平塚市の八幡山の洋館にて古典を演奏します。




初夏の午後、インドの午後のRaagをお楽しみください!










2018/04/23

万正寺イベント





昨日の万正寺イベントの楽士たち。




私以外は皆それぞれ和の名手たちで、聞きなれない新鮮な用語が飛び交い私には通訳が必要。





舞踏も日本で生まれたコンテンポラリーダンスだ。




お寺の景色がとてもよく似合っている。








三味線 重森三果さん

笛 滝本ひろ子さん

太鼓 祝丸(安田典幸)




次回の万正寺イベントは、10月14日 15時スタートです!









2018/04/19

4月22日



25年来のおつきあいになる舞踏家の栗太郎さん。




北方舞踏派を経て古舞族アルタイ時代の初共演からご一緒している。




踊り好きの私にとっても栗太郎さんの舞踏の音楽は中でも特殊な位置にある。





独特な踊りのスタイルと、振り付けと音楽の微妙な関係。




今でもわくわくしながら準備をしている。





毎年ご一緒する万正寺イベントも、やはり昨年春にキャンセルしてしまい今回やり直し公演。





考えてみれば昨年の今頃は悪夢のように体調が展開していった。





昨年のことは出来れば記憶を辿りたくない日々だが、迷惑をかけてしまったお客さまや主催者・スタッフ、そして共演者に無事の報告はまだ終わらない。





今年は栗太郎さんの小樽での公演でも共演する予定で、それも今からとても楽しみにしている。







2018/04/04

4月8日





4月8日は浦和の延命寺さんでの花祭りで弾かせていただきます。




これも昨年体調不良でドタキャンしてしまったにもかかわらず、今年もまたお誘いいただいたものです。



このように再度仕切り直す時間を持てたことは感謝以外の何ものでもありません。





当日は春のRaagをとのリクエスト。




桜はもう葉桜になっているかもしれませんが、続々と続く花の気配の中、とっておきの春のRaagを演奏させていただきます。





皆さまのご参加を心よりお待ちしております。











2018/04/03

KOLKATA ROLL 2018 Spring Tour 2nd Stage





春のツアー後半は


18日福山 MOCO & SONGS
19日高松 ツルカメ食堂
20日倉敷 Penny Lane 



瀬戸内をツアーします!




皆さまにお会い出来るのを楽しみにしております。




ご来場お待ちしています!











2018/04/01

4月7日




昨年12月に引き続きシンガー&ソングライター末森英機さんプロデュースによるインド古典音楽のライブです。





考えてみると都内では今年初のライブになります。




今後も体調を観ながら徐々に演奏の機会を増やしていけたらと思っていますが、先ずは少ない中のこの機会にお越しいただけたらと思います。




皆さまのお越しを心よりお待ちしております。












2018/03/28

今月2度目の外来






いつも病院に着いてみると検査が増えていたりして、ゆっくりと食事の時間がとれず院内で食事を済ませることが多い中、今日は予定どおりレントゲン撮影だけだったので、外来診療まで時間があり待望の築地市場飯にありつけると思ったが、今日は築地市場のお店の多くが休みだった。




なので今日はちょっと遠出をしてナイルで昼食。




そして病院に戻り外来診療後にキートルーダを投与。




8ヶ月ぶり通算4回目。




体力も回復し近々に長期海外出張もないので絶好のタイミング。




昨年秋頃からそろそろキートルーダをと先生に言ってきたが、副作用のことも考えて慎重にタイミングを推し量っての今回。




キートルーダは通常細胞のふりをしているがん細胞を、またしても見つけだしてくれるのだろうか?





隠れんぼのようだ。










2018/03/18

Nouvel Indo

















毎回リピートしてしまう店も多々ある中、やはり新規開拓も怠れない最近のインド。




時間も胃袋も常に不足気味だが、またヤバい店を知ってしまった。




エルブジで有名になった化学変化を使った技術なども積極的に取り入れ、インドの伝統料理から新たに産まれたレシピと独自のスタイルのお店。





驚きの味に唸って思わず通ってしまった。





今のインドの状況を考えれば当然と言える進化かもしれない。














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