2018/05/22

その後の経過



今日は外来診療の日。




先月の時点では今日もキートルーダの化学療法を予定していたが、副作用の胃腸炎の影響が激しいので、中旬に主治医の先生に電話を入れて、今日CT撮影をしてその結果を見て判断するようお願いした。





春先に見つかった左腋の下のピンポン玉大のしこりは、先月と先々月2回のキートルーダの投与で見事に無くなった。




キートルーダで消えたということはやはり腫瘍だったということだ。




改めてよく効いていることの驚きと、やはり思い出されるのは去年の事。





自分でも過ごしてきた時間が、今でも信じがたい経験の連続だったと思い返される。





過去の記憶を不意に蘇らせるFacebookは開くのが躊躇される。











今気になっていることは、失われた嗅覚がまだ半分くらいしか戻っていないことだ。





そのせいで味覚が半減してしまっているのも残念。




面白いことは良い匂いは感じられるが、悪い匂いが感じられない。




また化学調味料が使われていそうなものは一切味がしないが、自然なもの例えば昆布や鰹節でひいた出汁はしっかり味がする。




不思議




ただ腐っているような臭さを感じられないと危険だなと思ったりするが、日本で暮らしている際にはあまり問題ないかもしれない。







結局CTの映像に左腋の下を含めて腫瘍らしきものは写っておらず、今日の化学療法はスキップされた。





これでしばらく副作用から解放されて安眠できる。






とりあえずロスタイム延長のホイッスルが聞こえた気がした外来診療だった。