2019/12/26

Sasanka Banerjee氏の訃報





1986年に京都で出会って以来、最も長い付き合いになったインド人。

彼によって私は師と出会うことが出来た。

彼のおかげで私はベンガルの文化に直に触れることが出来、そこに暮らす人々の生活に受け入れられるチャンスを得ることが出来た。

そのような経験はその後の私の生き方に大きな影響と愉しみを与えてくれた。






修練に修練を重ねていく日々の中で、彼は師と共に私の中に眠っていた感覚をひとつひとつ呼び起こし、それらを丁寧に育む手助けをしてくれた。

そうして目覚めた感覚に、彼はRaagの絶対的な価値観の指標を示してくれた。

彼の多くのAll India Radioやコンサートでのパフォーマンスの内、私は数えるほどしか聴けていないのが今となっては残念で仕方ない

彼の深い考察に基づいたRaag解釈と、極めて独創的なバンデッシュのコンポジション、そして何よりも巨大なカンバスに描くような世界観を感じさせる、美しい表現をもはや聴くことが出来なくなったことが悲しい。

彼はSenia Maihar流派のPandit Ajay Sinha Royスクールの伝統を体現し、さらに普遍的なものに昇華させることが出来る稀有な才能を持っていた。

先月中旬に体調を崩して入院したとの知らせを受けて祈り続けたが、残念なことに12月2日朝に彼は息を引き取った。

それ以来何も手につかない状態が続き、彼と縁のあった多くの人達にお伝え出来ずにいた。

このブログを通じて彼が愛した日本の友へお知らせすることをお許しください。







彼は師であり 最良の友でありました。

2019/12/11

外来 20回目のキートルーダ投与

この3週間はステロイドフリーで過ごした。




服用していたのは抗アレルギー剤のザイザル5mgを1日1錠。




かなり注意深く身体と対話しながら判断し、1日半錠に減らして処方されたプレドニゾロンも結局飲まなかった。





この間の胃腸炎や痒みなどの症状は前の3週間とあまり変わらなかった。




逆に変わったことは外見では顔のむくみが引いた。




そして精神的にもすっきりしたように思われる。





心までむくんでいたような感じだ。





今考えてみると服用していた間は、常に妙な倦怠感の中に居た。




筋肉も練習やリハビリで戻そうとしていくそばから失われていくような感覚もあり、筋力を戻すのにイメージしていた倍の時間と労力を使った気がしている。




そのような焦りが妙な倦怠感に加わって、なんともやる気のない精神状態が続いていたのが見事に解消された。




改めてステロイドは作用も副作用も大きな薬だということがわかった。








先日家から比較的近い山岳渓流の管理釣り場へ行ってみたが、春よりはかなりましになったものの、まだまだ体幹の筋肉が衰えていて遡行はかなり困難だった。




アスファルトの道を20km普通に歩けるようになっても、岩だらけの渓流は立っていることさえ難しかった。




身体のバランスをとるのに苦労している最中に魚が掛かると、慌てふためいて醜態をさらすことになる。





もともと腰痛になるのを回避するために始めた渓流釣りで、そのおかげで今まで腰痛にも悩まされず、ギックリ腰にもなったことがない。







私自身の体力回復の目安は楽器の重さの感じ方で、一昨年の退院後に楽器を持った時にとても重たく感じ驚いたところから始まっている。






それから徐々にではあるが少しずつ楽器の重さは軽く感じられるようになってきている。






楽器を持った感覚は身体に染み込むように残っているので、日々微妙に変わっていく中で以前の感覚と比べている。

2019/11/20

外来 19回目のキートルーダ投与

前回投与からの3週間は痒みにあまり悩まされなかった代わりに、胃腸の違和感は少し長引いた。




微妙な違いだが毎回少しずつ副作用が違っている。





目下のところ飲み続けてきたステロイド錠をやめていく方向を模索している。




昨年ステロイドを止めようとした時に、心膜炎になってしまったトラウマがあるが、主治医の先生からそれについての因果関係は無いと言われたので、これまで5mgのプレドニゾロン錠を1日に1錠だったものを、今回半錠の処方に変えてもらった。




これまでステロイドは筋肉増強の為のドーピング薬のイメージだったが、病院では逆に筋肉が落ちると説明されていたので訊いてみると、同じステロイドでも全く違うものらしい。




抗がん剤で起こる炎症を抑える為に処方されているステロイドだが、アレルギー症状にも有効な為、惰性的に飲み続けていたので一旦リセットしてみようと思う。





痒みは痛みと同様に集中力が削がれるので仕事でも日常でも具合が悪いが、キートルーダの副作用なのか単なるアレルギー症状なのか知りたいところだ。





もしも痒みや湿疹が単なるアレルギー症状ということならば脱ステロイドしたい。






今回薬局で出されたプレドニゾロンは、5mgの小さな錠剤が綺麗に半分に割られ個別包装されていた。






それまで寄り付きもしなかった病院に通うようになって36ヶ月。





この世の中の未知の領域での驚くことの連続は、自分の身体に起こった様々なことと共に、時間の感覚をかなり麻痺させているように感じる。

2019/11/01

11月21日 古典 西荻窪 音や金時

前回の音金リベンジライブでは喋り過ぎた記憶ばかりが印象に残っている。





今回はどうしようか。






音金さんの近くはよく通っていたが、シルクロードは久しぶりだ。







11月21日 西荻窪 シルクロードの音や金時さんでご来場お待ちしています!

2019/10/29

外来 18回目のキートルーダ投与

前回投与から5週目。




先月の投与後3日間はやはり身体は怠く胃腸も張ったが、以後は痒み以外に目立った違和感は感じられなかった。




日常ではほぼ普通の体調と言えるようになってきた。




痒みは足から始まり、次第に上に上がってきて現在は顔と目の痒みに悩まされている。




痒み自体はそれ程深刻な症状ではないものの、集中力が著しく削がれる。




これは演奏の時に非常に具合が悪い。






キートルーダを投与している第1世代なので、まだまだ未知のことがあると思うが、一旦元に戻ろうとしている。




このような状況になったことは驚きだ。




体幹も含めて筋力も戻り、通常の歩行ならば何の問題もなくなってきた。





相変わらずジョギングをしている人はとても眩しく見えるが、発病前にもジョギングなんてしたこともなかったので目標にはしていない。




また、ラーメンライスを食べる人も今では眩しいが、かつては左門飯が普通だったことを思い出す。





今は意識した食事療法はしていないが、不思議に自然に嗜好が変わってきている。








最近キートルーダのことや病気のことを相談をされることが増えたので、このブログに発病以来の闘病について書いたことを、「キートルーダ日記」というLabelにまとめた。





何かのお役に立てれば幸いです。





キートルーダのこと以外にも「何が生と死を分けたか?」などよく訊かれるが、特別な健康法や特別な信仰も無かった。




病気のことを勉強?していく中で、参考にさせてもらった闘病記や治療法もあるが、自分も含めて千差万別な症状や症例の病気なので、結局は自分自身に委ねられた判断に尽きる。








私は極めてニュートラルな意識と冷静な心で、次々に起こることに対して判断することを心がけていた。

2019/10/21

10月27日 栗太郎 舞踏 上佐曽利 万正寺

恒例の 栗太郎舞踏 秋の公演 at 万正寺





舞踏は難しそうという固定観念を見事にぶち壊してくれた栗太郎さん。




もう25年以上のお付き合いになるが、毎回わくわくする舞台。





宝塚市の山奥の上佐曽利にも馴染んで、多くの方々が観に来られる。




野点の席では手作りの生菓子がふるまわれるが、これだけでも訪れる価値がある。





車が無いと訪れにくい場所ですが、バスでのアクセスも可能です。






不思議な秋祭りへのご参加お待ちしております!

2019/10/19

平均律は刺激的

長年STUDIO73でライブしてきたが、今回はじめてライブにグロトリアン登場。





リハーサルでピアノの豊かな響きを実感。




平均律の響きがとても刺激的に感じられた。





この響き加減の違いは新しい。






明日はKOLKATA ROLL年内最後のライブです。





どうかお聴き逃しの無いよう、ご来場をお待ちしています。

2019/10/15

10月17日 On Air 「ばんばひろふみ Rock'na 夜咄」FM COCOLO

10月17日24時からFM COCOLOで放送の、ばんばひろふみさんの「Rock na 夜咄」にゲスト出演します。

ばんばひろふみさんとは1988年、私のインドでの最初のコンサートで、タンプーラを弾いていただいたという懐かしい思い出があります。

8月のKOLKATA ROLLの京都ライブにお越しくださり、番組にお誘いいただきました。

10月20日 高槻 STUDIO73 ライブのお話、ゲストの音源のご紹介や最近聴いている音楽のことなど。

関西地方の皆さま、またアプリ等で視聴可能な方は是非お楽しみください。

2019/10/12

キートルーダ投与に至るまでのこと

残り時間は6カ月




ツアー中に病院へ行き検査し出た結果だった。




それは治療をしてもというニュアンスだったが、そうした重大な事実の感慨にふける暇もなく、それから短い間に多くの判断が迫られた。





まずは治療するのか?しないのか?


もし治療する場合 それは



標準治療なのか?

先端治療なのか?

民間伝承治療なのか?

東洋医学なのか?





緩和ケアという選択肢?




調べていくとキリがない。






予定していたライブスケジュールはどうするのか?





CT撮影から結果を聞くまでの間にいろいろなことが想起されたが、ツアー中にいろいろ考えていたので、とりあえず最低限の考えはまとまっていた。




それに首の腫れがひかないと分かった時点で、自分でも尋常ではないと思っていたので、それなりに時間をかけて覚悟も出来ていた。





しかし、その時はあと半年しか生きられないという程の症状は感じていなかった。







ただ自分が病気と知るまでの私は、最も希望的な観測をもとに行動していたので、体調不良は更年期障害のせいだと思い込んでいた。





しかし病気と知らされ余命を知らされてからは、私は何事も絶望的観測をもとに判断するように変わっていった。






自分にはもう半年(180日)しか時間がないと思ってからは、その絶望的観測をしながらも、様々な事態を笑って受け入れられない限り、残りの半年が自分らしくいられないと思ったからだ。





それよりも死という自分最大のイベントを、しっかり受け止め楽しもうと考えた。






死の際にいったい何が起こるのか?





そしてとにかく残された時間は体力の続く限りめいっぱい楽しむことにしようとも思った。





さて告知の場面に戻るが、いろいろシュミレーションしていたとはいえ、現実の治療についてテキパキと決めなくてはならなかった。




まずは治療することを選択し、標準治療を選んだ。









それに治療しながら解ってくることもあるかと思い、すぐに標準治療を始めることにした。




以前肺癌を患い治療し寛解した叔母がいて、その叔母が通っていたのが国立がんセンター中央病院だったので、医師に紹介状を書いてもらった。




ライブスケジュールはキャンセルすることにした。




それまで自分の都合でライブをキャンセルしたことがなかったことと、キャンセルの理由をお知らせしなければならないことで悩んだが、一応治療に専念する方向で落ち着いた。




後から考えれば年内一杯は出来たんじゃないかなどと思ったが、初めての経験なので予想が出来なかった。




がんセンターには出勤前に病院に寄って放射線治療を受けてから仕事へ行くような猛者も大勢居たので、自分が軟弱に思えた。







最初に受けた10日間の放射線治療の間は、目に見えた体調変化は感じられなかった。






最初の1カ月(30日)は、もしかして自分は例外で、放射線治療が劇的に効いているのではと、性懲りもなく希望的な勘違いをしたくなるほど自覚症状は現れなかった。





しかしPet CTにはよく反応して、がん細胞は首・胸・お腹のリンパに集まっており、私の淡い期待は脆くも崩れ去った。




年が明けて2カ月目に入ると背中が痛むようになり、それからすぐに仰向けに寝ることが出来なくなった。




この頃は友人などからたくさん寄せられた情報から、自分にも出来そうな民間療法や伝承療法にも取り組んでいた。





痛みは病巣そのものが痛むという感じではなく、病巣の回りが張って強い鈍痛がする感じだ。




張って痛む感じは肩こりの痛みにも近いが、迷いがないと言うか確信的な痛みだった。






3カ月目になってくると急激に病状は悪化してCRPが上がり、14日間の放射線治療に自宅から通うだけの体力はなくなっていた。





それは放射線治療によって、がん細胞が刺激されて活動が活発なったか?治療によって体力を奪われたのか?と思うような変化だった。






CRPは血液検査でわかる炎症反応と言われる値で、基準値を上回ると疲労感が増していくき、他の値に比べて自覚しやすい。





この頃は様々な情報から抗がん剤治療への疑問を感じたり、兄弟弟子が抗がん剤投与からあっという間に亡くなったりしていたので、化学療法は避けたいと主治医にリクエストしていた。





また同時に治療しないという選択肢はなかったのかと改めて考えてもいた。





しかし治療しても治療しなくても、同じようにつらいだろうからと治療は続けた。





抗がん剤は身体への負担ばかりで効かない、という情報はネット上でもよく読んでいたが、自分自身でそれを比べることが出来ないので、結局選択肢は治療を試みるのか?試みないのか?ということだった。






ただ化学療法の可否に関わらず、余命6カ月という医師の見立てはかなり正確だと感じ、この時点で自己診断では6カ月後の5月までは持たないだろうと実感していた。





体力がみるみる失われていくのはとても悲観的なことだが、実際に身体の言っていることを聞くのに必死で、悲観している余裕はなかった。





ただ受け入れて出来うる最大限のことをする。





そしてなんでもいいから何か笑えることを探す。






普通は尊い







通院を始めた時は病院まで新橋駅から歩いて通っていたのに、わずか80日を過ぎた頃には、10メートル置きに休み、常に座って休める場所を探しながら歩くようになっていた。






この頃は自分が消えた後で無価値になるものが残らないよう、断捨離したり片付けたりするのも激しい疲労が伴うようになっていた。






2回目の放射線治療は病院近くのホテルに泊まったが、数百メートルの距離を1時間近くかけて歩いていたので、もう少し離れたホテルにしてタクシーで通えたら楽かもしれないと思う日々だった。






嚥下が困難になってきてからは、暖かい麺類が唯一食べやすいものだった。




多分前傾して食べる姿勢が嚥下しやすさにつながっていたのだと思う。






あとは雑穀のシリアルバーのようなものがかろうじて食べられた。








誤嚥性肺炎になるとあっけないことになると聞いていたので、飲み物も注意深く飲むようになっていた。







2回目の放射線治療の後半は色々な意味で限界を感じていたのと、放射線科の先生からも化学療法を強く勧められ、放射線治療が終わったところで主治医に抗がん剤の投与をお願いした。






この時点で残り時間は半分になっているはずだった。






主治医に抗がん剤投与について訊くと、2種類候補があってその一つが前の週に認可になったばかりの、キートルーダという薬だった。






最初の外来で採った組織の遺伝子を調べて適合すれば使えるということだった。






2種類の抗がん剤の患者向け冊子を持ち帰って、それぞれの注意事項や副作用についての説明を読みながら、断捨離しきれそうもないもののことを考えていた。






オプジーボのことは見聞きしており、主治医からキートルーダも同じタイプの抗がん剤であることを聞き、もし使えれば助かるかもしれないという気持ちにもなれた。






しかしこの時期にはかなり弱ってしまっていたので、実際に失われた体力を取り戻せるイメージは全く沸かなかった。




問題は副作用に耐えうるかどうか?




ただ自分の残り時間に、新しい治療を試せる最後のチャンスとも感じていた。







検査の結果キートルーダが適合し、告知から109日目の3月14日が第1回目の投与の日になった。

2019/10/01

17回目のキートルーダ投与

先日は珍しくきっちり3週間空けてのキートルーダ投与の日だった。




今回も血液・X線共に異常はなく順調な回復途上にあるということだ。





体力もほぼ普通に戻ったように感じている。





この3週間は長距離の移動が2回あったものの、スケジュール的には余裕がある動き方が出来ていた。






やはりキートルーダ投与から数日の間は、胃腸の張りの違和感は今でも残っている。




今春に胃腸炎の副作用が好転してからは、違和感も投与2日後がピークで、1週間以内には緩和されていく状況だ。




もう1つの大きな副作用の肺炎の方も大丈夫なようで、6月にスキップした時以来はX線画像も問題ないようだ。





皮膚炎・痒みのみはまだ残っている。




でもこれは病気になる前からあった傾向なので、副作用だけとは判断し難い。




今のわかりやすい目標はステロイドからの解放で、これはゆっくり取り組む必要がありそうだ。





身体が慣れてきたというのもあるが、今は深刻な副作用のない日々が続いている。

2019/09/30

GENGHIS KHANだったんだ。

個人的に海外で困ることの一つが、中国人の名前の発音が通じないこと。




始皇帝にしても毛沢東にしても漢字の日本読みで覚えているので、海外ではほぼ通じない。





ヨーロッパ人の名前も時々怪しいが、なんとか通じる?




ヨーロッパ人の名前のスペルは、発音が想像出来る範囲なのかもしれないが、それでもアメリカ人が伝統料理店のマクダーナルを、マクドナルドと気づくくらいのプロセスは必要かもしれない。






やはり漢字の日本読みのフィルターが最初にかかってしまうのが、つまずくポイントなのかもしれない。







インド史に微妙に絡む成吉思汗だが、最初はジンギスカンで後にチンギス・ハーンと教えられた。




多分ジンギスカンという名前の料理がある事を知った頃だと思う。




何故か日本の学問の世界ではKHANはハーンと発音するのが、また話をややこしくさせている。



が しかし、京都っぽい。





ドイツのジンギスカンを歌った、ジンギスカンはDSCHINGHIS KHANだった。





インドのムガール王朝の血脈なのでインドでも時々話にのぼるが、ジンギスカンもチンギス・ハーンも発音が違って今まで通じなかった。





KHANはカタカナにならず漢字で汗と訳されるので、インドの音楽家も自動翻訳では アミール汗などと訳されるが、Ustadがサイヤ人と訳されるのは未だに意味がわからない。





サイヤ人のアミール汗が・・・、などと自動翻訳されるので、笑ってしまう。





アミール汗なのか?アミール汗なのか?







前のドイツ代表のキーパーはカーンだったが、スペルはKAHNだった。





それでも自動翻訳ではオリバー汗になるのだろうか?







成吉思汗!





台北の街で正解に遭遇か?



GENGHIS KHAN!




ゲエンギス・カーン?




ギンギス・カーン?






でもそれも良いが、今は 蒙古烤肉 という漢字の方に魅かれている。

2019/09/29

10月20日 KOLKATA ROLL 高槻 STUDIO73

KOLKATA ROLL 今年の3rd Meeting。






今回出演されるフラメンコピアニストの安藤紀子さんは、ジャズピア二スト出身でフラメンコピアノに転向した経歴の持ち主。





フラメンコピアノの独特な世界、そしてまた他の引き出しも持つ安藤紀子さんが、KOLKATA ROLLとどう絡むのかとても楽しみなライブです。







そしてもう1人篠笛の森美和子さんにも加わっていただきます。






昨年森美和子さんが参加されている邦楽ユニット やしょめ に、ゲスト出演させていただき、その音と音楽性に魅了されました。






当初出演予定していましたフルートの久家菜々子さんは出演出来なくなりました。







今回はゲストの顔ぶれもさることながら、新しい試みの多いライブです。









昨今の機材や機能の進歩はシタールの為になされてきたのではないかと思えるほど、音質のバランスや相性も良く、装置しやすい機材や様々な新機能が増えてきました。






多くの助言や協力を得られたおかげで楽しみな環境になりました。






基本は同じ構造のアコースティックとエレキですが、弾き味は全く別物の印象で、フレーズのアイデアや発想が変わるのでとても楽しみです。







アコースティック楽器ならではの音色と余韻をお楽しみください。
















皆さまのご来場をお待ちしております。

2019/09/28

嗜好の変化

先日Macのバッテリーが充電不能になってリペアサービスに持ち込んだ。




結局SMCリセットで問題は簡単に解決したが、その時にたまたま保存してあった写真のスライドショーに気づいた。




入院中に編集して見ていた食べ物写真集だ。





腸閉塞で小腸が切り離された時に、再建手術までの間のイメージトレーニングで見ていた写真達。




全部見るのに1時間半くらいかかるスライドショーだが、それを懐かしく見ている途中でふと気づいた。





食べ物の嗜好が明らかに変わっている。






意識して食生活の改善をしているわけではない。




再建手術後の退院をしてからは、食べたかったものを貪り食う状態に近かったが、その後は冷静に食べたいものを食べてきたつもりだ。




いずれにしても失われた体力を回復させるための食事なので、食事療法的なことはあまり考えなかった。





糖質制限は自然に任せたが、胃腸の調子も手伝ってか炭水化物はあまり欲しなくなっていた。




ただ食後のデザートは何故か欲するようになっている。





がん患者にとっては立派に危険な糖類だ。





この変化はきっとがん細胞が減ってしまった糖質に危機感を感じ、脳に働きかけて糖分を摂るよう命令を出させているのではないかと思った。





そう感じるほど自分には不可解な変化だ。





たしかに酒も飲まず炭水化物も減って、糖質は驚くほど減っているのだろう。




先日がん友から興味深い話を聞いた。




腸内のカンジタ菌が糖質を要求して脳に働きかけるという情報だ。






身体のことはまだまだ解らないことだらけだ。







今度退院後に食べたものの写真のスライドを作ってみようかと思ったが、そんなものいったい何時見るんだ。

2019/09/14

9月16日 旭川 ヨガ・アーカーシャ

札幌に続いて1年ぶりに旭川でのライブです。





暑さを満喫した今年、ひと足先に秋を迎えている北海道へ渡るのはとても楽しみです!






昨年はライブ後に新しい味覚との出会いもあり、さすが北海道の食は奥深いと改めて感心しました。






皆さまのご来場をお待ちしております!





北インド古典楽器 シタール&タブラ 
平和に満ちた旋律をお届けします!

2019年9月16日(祝月)
会場:14;30 開演:15:00
料金:2500円 当日3000円 ※当日現金払い
定員:13名
場所:ヨガ アーカーシャ
予約/問合せ:asahikawa.yoga.akasha@gmail.comまたは09048281689 (アーカーシャ)まで

2019/09/12

9月15日 札幌 レッドベリースタジオ

9月のライブは札幌から。




レッドベリースタジオは6月以来2度目の出演です。





毎回とても楽しみな札幌でのライブと、それに伴う滞在です。







また皆さまとお会い出来るのを楽しみにしております!

2019/09/10

10月14日 森のインド音楽会 横須賀

家からとても近い場所にインド音楽の演奏家・舞踊家が集結します。





こんなことがあるなんて長生きするもんだと感じた企画。





インド楽器も含むアジアの雑貨などを輸入し、ネット販売をしている老舗のティラキタさんプレゼンツ「森のインド音楽会」。





タイトルどおり野外でのライブステージです。







10月とは言え寒くなることも予想されます。






皆さま暖かい格好でお出かけください。







ご来場お待ちしております。

2019/09/09

9月29日 PIANO FLAMENCO at 吉祥寺 M.J Smile

祝 リベンジ‼️





4月に計画していたものの、骨折により企画変更になってしまったPIANO FLAMENCOでしたが、めでたく安藤紀子さんが復帰されました。




すでにソロライブでの演奏はされましたが、ついにフラメンコでも復活されます。





やむなくライブをキャンセルせざるを得ない経験をした者としては、安藤さんのお気持ちはよく理解できます。





またM.J Smileの心地よい響きの空間に、共に戻れることをとても嬉しく楽しみに思っています。





今回はバイレのジャマキートさんと3人でのライブ。






新たな試みもたくさんありま。







どうぞお楽しみにお運びください!

2019/09/07

トラウマからの脱却

今年6月になるまで2年以上飲むことが出来なかった牛乳を飲めるようになった。




飲めなくなる以前もそれほど頻繁に飲んでいたわけではない。






キートルーダを投与し始めてから、ステージ4まで成長していたリンパの癌が急速に縮小し、それにともない腸閉塞を発症して入院。




10日以上何も食べられない状態だったが、治療によって少しずつ食べられる状態に戻ってきた。





病院で出される食事は思った以上に美味しく、特に食事に添えられた牛乳が美味しくて驚いた。




茨城県産の牛乳で今でもあの味は忘れられない。




入院前に激しい下痢と嘔吐があったのと、牛乳を舐めるだけでも胃腸は反応していたので我慢していた。





約1週間の入院・加療でずいぶん症状も緩和された頃に、牛乳を飲みたい欲求に抗いきれず1パック飲み干してしまった。







悪魔が囁いたのか?天使の誘惑か?





あの時の牛乳の味は忘れられない。





・・・






しかしそれから間もなく激しい痛みが始まった。






入院するまでも大変な苦しみを味わっていたが、その痛みは想像を絶したと表現したらいいのだろうか?






ただベッドの上をのたうち回るしかなかった。







結局小腸が破裂して緊急手術を受けることになった。








後日談になるが、手術前の家族への説明の際に外科チームの副主治医の先生から、「このケースでは8割は手術中に亡くなられます。もし成功した場合も、この患者さんの病気の状態は非常に悪いので、覚悟されていた方がいいです。」と告げられたらしい。







あれから2年以上の時間が過ぎ飲んだ牛乳。




まだあの時の牛乳の味を彷彿とさせるものとは出会っていない。




色々な所を訪れるたびに地酒ならぬ地牛乳を飲んでいる。





やはり茨城県へ行くべきだろうか?






でもはたしてあの牛乳に出会えるだろうか?






6月以来美味しい地牛乳を求めて流離う日々は続いている。






・・・








また入院すれば飲めるのはわかっている。











またそれは別の話

2019/09/04

16回目のキートルーダ投与

4週半ぶりの外来に築地へ。




副作用が楽になったのでケモ直後も何も問題なくなってきたが、ライブをかなり減らす方向でブッキングの調整に入った。




矛盾しているようだが、元気な間にやるべきことを優先しようと思っている。





復帰後はそれなりに無理の無いように調整してきたつもりだが、それでも全力で準備してもまだ準備が足りないようにも感じていた。





体調的には良好で、相変わらず胃腸への副作用は無くなり、手術後の違和感も感じられなくなり、台湾の夜市の食べ物も大丈夫だったので、今度はインドのストリートフードやストリートスナックの番だななどと思っている。





あとはリハビリの遅れている足腰の筋力の回復が課題だ。




楽器や道具を持って公共交通機関での移動もしなくなったが、まあこれは今後もすることはないだろう。







キートルーダの点滴中に看護師さんからの問診があるが、初めて担当された看護師さんは、治療歴を見て大抵驚かれる。






今だに外来に来てそのまま入院させられるのではないかというイメージが頭をよぎる。








最近どんでん返しのない平穏な日々が続いている。












平穏な日々、決して退屈ではない。

2019/09/03

唐獅子牡丹

台湾舞踏ツアーから戻って、長野県須坂市でインド舞踊公演。





台湾の道鏡寺院もカラフルだったが、日本の仏教寺院もなかなかのもの。





唐獅子牡丹の欄間が凄い仕事だ。






須坂は少し肌寒さを感じるほどの陽気で、暑かった台湾からの移動後はずっと鳥肌が立っている。






それでもかなり久しぶりに感じる涼しさにホッとしている。







ずっとインド音楽まみれのリラックスした時間。

2019/09/02

海鮮も

最終日の台北に帰る道でせっかく海辺を通るのだからと、スタッフのはからいで太平洋に面した漁港に立ち寄って海鮮料理をたべた。





色々美味しかったが、マトウダイの煮物は初めての味覚だった。






甘く煮た梅の実が加えられ独特の風味の仕上がりだった。





火の通し加減も絶妙でマトウダイの身がしっとり上品に仕上がっていた。






もう一つ不明な実も入っていたが訊くのを忘れてしまった。






日本でも鰯を梅干しを入れて煮る調理があるが、このあっさりとした味つけに甘い梅の風味は是非試してみたい。






今回も台湾の食文化に脱帽しまくる日々だった。





この食に対する飽くなき貪欲さは、是非とも真似させていただきたい。

2019/08/31

庭に珈琲

厳しい暑さにはめげるが、暑いなりの恩恵もあるのだ。





庭で珈琲が育つなんて素敵。





この辺りはコーヒーベルトの北限らしい。




3000m級の山々を数多く有する台湾は、お茶にもコーヒーにもかなりのポテンシャルを秘めている。






つい3ヵ月前まではNGだったが、カフェインは私が今唯一楽しめる嗜好品。






それだけでも相当楽しめている。







今日初めて珈琲の果肉を食べてみた。







不思議な甘み。

終わってしまった

振り返ってみればあっという間の1週間だった。




5回の公演で秦かのこさんの踊りが私の身体の中を駆け抜けていった。






今回は初めて台湾の東海岸を訪れ、光復のような田舎に滞在することが出来た。




台北のような都会もエキサイティングで楽しいが、田舎の雰囲気はまた格別なものがある。




得難い経験をたくさんさせてもらい、たくさんの気持ちをいただくことが出来た。





日本から集ったチームと、久しぶりに再会した台湾のスタッフ。






それぞれが一点に集中して作り上げた舞台は、今は静かな意識となって次にまたエネルギーを注ぎ込まれるのを待つ。

2019/08/28

舞踏公演の後はいつもとてつもなく厳しい修行を終えた感覚を味わう。




今回は舞踏公演にツアーが重なり、海外も加わったのでかなり濃密だ。





まだ1週間しか経っていないのが全く信じられないが、もう今日で終わってしまうのかと思うと淋しくてならない。




とても複雑な心境を抱えて仕込みをしている。





今回台北は以前も公演した元ハンセン病の隔離施設だった楽生院、宣蘭は素敵なカフェ、そして今夜は野外公演と毎回違ったシチュエーションで、アンプはそれぞれ現地調達。




その試行錯誤もとてもやりがいがあった。





今日は春に癌で亡くなられた友人に贈る、秦さんの思い入れの詰まったパフォーマンスになる。






しばし静かな心で時を過ごす。

フレンチトースト?

今回の滞在の中で最も田舎に来たのに、朝食メニューにフレンチトーストがあった。




面白がってたのんでみるとカラフルな飾り砂糖がかけられていた。





光復風フレンチトーストとコーヒーの朝食。






ちょっとキッチュ。

千穐楽‼️

本日の会場は花蓮縣の光復。






日本の田舎の風景によく似ている。







どこかの半島の端の方の景色かな?

2019/08/27

胡椒餅と韮餅

明日の朝食も凄いよと言われたそのメニューは餅シリーズだった。




それが6種類も並び唸ってしまった。




どう考えても朝っぱらからそんなに食べられない。





胡椒餅、胡椒韮餅、韮餅と3種類食べたところでお腹いっぱいでギブアップ。






3つ共今まで食べた中のベストだったので、他の3つがとても心残りだった。







やはり確かな人の口コミは間違いない。

スタジオで

明日の千穐楽は野外公演。




花蓮まで移動してスタジオで機材選び。





なんと持ち帰りたくなるようなフェンダーのビンテージアンプがあった。






ノイズも無くこれは使える、というか是非是非使いたい。






あまりにご機嫌で小一時間試し弾きさせてもらった。

2019/08/26

E氏のまかない

ブルースギタリストのE氏が自ら尖閣諸島付近まで釣りに行き、獲ってきたイカを使って調理してくれたまかないのビーフン。




イカも絶品だが調理も絶品。





こんな一品を作れたらきっとポイントが上がるだろうなと思う。





味つけは極限まで薄味だが、香味をしっかりとうつしてあり、素材の味をしっかり支えている。




ニラとネギがいい仕事をしている。




宣蘭はネギが名産ということで、今朝の小籠湯包にもどっさり入っていた。






こちらのネギは花芽の部分でインドで食べているものと一緒だ。





ねっとりとした独特の食感と甘みがたまらない。

小籠湯包

連日の暖かいと言うよりも灼熱の歓迎に、胸もお腹もいっぱいに張りつめている。





勘と鼻を利かせて入ったお店でも相当美味しいのに、ジモティに連れ回されてハズレる訳がない。




昨日から宣蘭で食べているお店はわざわざ宣蘭まで食べに来る価値のある所だ。






おそるべし台湾の食。






「明日の朝食も凄いよ」とスタッフがニヤリと微笑んだ。







私も凄い熱烈パフォーマンスでお返しするしかない。

移動日の寄り道

いい自然農法の茶園があると言うことで、スタッフに案内してもらった。




有機肥料もやらない自然農法をここ10数年続けているということで、クオリティの高い美味しいお茶をたくさんテイスティングさせてもらった。




最初の台湾ツアー以来台湾のお茶のファンになって、いろいろ試してきたがここはかなりポイントが高かった。




お茶の好みもはっきりしているので、たくさんのお茶の中から好みのお茶にたどり着くのに時間はかからなかった。





しかし今回は機材で荷物がいっぱいなので大人買い出来ずとても残念。






時間が許されるならば茶畑まで行きたかった。

2019/08/24

麻辣鍋

昨夜初日の舞台を終えスタッフの案内で麻辣鍋を食べに行った。




麻辣火鍋は日本でも食べられるようになったが、肝心の鴨の血の豆腐が入っていない。




前回も一緒だった日本からのスタッフY氏共々、これが13年越しの今回最大の楽しみだった。





案内してくれた現地スタッフは鴨の血豆腐こそが、麻辣鍋の核心だといい何度もおかわりのオーダーをしてくれた。





麻辣鍋を初めて食べたのも最初の台北公演の時で、それ以来日本でも店を探しては食べに行っていたが、やはりひと味違うと感じていた。






これこそ求めていた風味。






記憶の奥底にあった感覚が見事に甦った。

2019/08/23

おかげさまで Sold Out !

今回の「琉球狐 舞踏 Haberu」台湾ツアーは、最終日の花蓮公演以外はSold Outになりました。





花蓮は野外公演なので立ち見になってしまいますが、まだご入場可能だそうです。






熱烈歓迎‼️

Dream come truth

初日の夜食を夜市で調達。




インドのストリートフードと共に、入院中の娯楽で見ていた台湾夜市のyoutube。





夢が現実に。






感慨にふけったなんてなまやさしい表現では伝わらないだろう。




病室のベットでも充分楽しみながら観ていたが、空気や匂いや環境音が加わると全く別次元だ。




全てが味わいに醍醐味を乗せてくれる。





鴨の下水湯・・・








絶品‼️

2019/08/22

台北初日

午後台北入りし、今日は仕込みの予定だったがアンプが届かず、暑さの中 割とのんびりと過ごした。




それでも今回の踊りを見せてもらい、色々とプランを練っていたらあっという間に夜になった。




13年ぶりに訪れた台北は驚くほどの様変わりで、空港から会場までの道のりでかなり面喰らった。




明日から2日間公演するハンセン病の療養施設も、大部分が取り壊されて地下鉄のターミナル駅に姿を変えていて、13年前の会場だったホールは跡形も無くなっている。




かつて訪れた街はどう変貌しているのだろうか?

2019/08/08

かなり驚いたこと

美味しいお茶を飲みたい、美味しい出汁をひきたいと、京都のお気に入りの湧き水を汲んできた。





水の味や硬さの違いについては感じていたが、実際に比べるチャンスがなかったので、どのように、どのくらい違うのかわからないまま、腑に落ちない状態が続いていた。




いつも買っていた昆布と鰹節を買いに行き出汁をひいても、記憶の出汁の味にならず、ただただおかしいと首をひねるばかり、腕が落ちたと思うばかりだった。





もし腸閉塞手術後の3カ月間の点滴と水だけの日々、ミネラルウォーターの利き水が出来た頃ならば、この味の違いをクリアに説明出来たと思う。




それから2年の間に、今年の春までの味覚が飛んでいた14ヵ月を経て今があるので、かなり大真面目にこういう酔狂なことをしようと思った。





実際に比べてみたらもうまるで違うので驚くばかり。





神奈川に戻って20年足らずの間に慣れた分量の昆布と鰹節を使うと、昆布や鰹節の風味や旨みがドッカーンと口の中ではじけた。






緑茶も紅茶も烏龍茶もコーヒーも、ハイビジョンから4Kに変わったみたいになった。





一番驚いたのは米の炊き上がりで、引っ越しの時に衝撃でも加わって調子が悪くなったかなと思った炊飯器だったが、それはとんでもない誤解で、硬く芯が残ったのは水が変わったせいだというのが今になってわかった。






こういう違いを楽しんで、水を使い分けられるようになったらかなり面白いと思う。

2019/08/07

琉球弧 舞踏 Haberu 台湾ツアー 魂之結

情報が前後する直近のお知らせになりますが、秦かのこ さんの舞踏公演 台湾ツアーです。




秦かのこさんとは25年以上前からのおつきあいで、大阪・北海道・フランス・台湾と各地で共演してきました。




昨年の北海道舞踏フェスティバルでもご一緒しましたが、演目の中で直接絡むことがなかったので、前回の台湾公演以来久しぶりの共演になります。




久しぶりの台湾ですが、毎回公演での刺激的な時間と共に、味覚の醍醐味も存分に楽しませてもらっています。





今回も新たな美味との遭遇にもかなり期待しています。

2019/08/05

カレーリーフ










ベランダで育てているカレーリーフのプランター。




昨年春に苗をいただいいて食べながら育てているが、今年の春に実が付いてとても楽しみにしていた。




しかし春のツアーで1ヶ月半家を空けていた時にすっかり枯れてしまった。





葉も実も全て枯れブランターに割り箸が刺さったような姿になってしまったが、諦めずに2週間水を毎日やり続け、またその後家を空けたが帰って見ると葉が生い茂っていた。





それも全部新しい食べごろの葉で香りも爽やか。





諦めずに良かった。






それにしても強い植物なんだな。







2019/08/04

9月1日 スワスティカ 長野県須坂公演

私としてはとても珍しいインド舞踊の公演への参加です。




オディッシーダンスはかつてカルカッタで、Sanjukta Panigrahi女史の公演に何度も通うほど好きな舞踊でした。




その師匠のKelucharan Mohapatra氏の公演も何度も観ましたが、私には少し高尚すぎました。




踊りとしてはとてつもない境地に達しているのは舞台に登場した瞬間にわかるのですが、そのルックスと表現している世界の解離にとてもシュールな気持ちになってしまいました。







今回の公演は単なるオディッシーダンスのアイテムの公演ではなく、重厚なストーリーの物語の中で、象徴的なオディッシーダンスは見ものです。





もちろん私達音楽パートは聴きものです。





これ以上はネタバレになってしまうので、興味のある方は是非長野県須坂までお運びください!






お待ちしております。

2019/08/02

外来 15回目のキートルーダ投与

前回のスキップ以来、5週間ぶりの外来。




7月からライブをセーブして、山積みされた仕事を崩し始め、更に終活も再開した。




この勢いに乗って病気で中断していた断捨離も終わらせたいな。




まあ精神的なものが大きいが、ここ数年でかなり身軽になった気がする。






今回京都で時間を作ってカジュアルな茶会に参加させてもらったり、福井の気になっていた場所を巡ったりいい傾向だ。





また友人の強い勧めもあり毎朝の瞑想も始めた。




今までも日々の中で空なる意識や、座禅などで無の境地というものを意識したことはあったが、今回は習慣化しそうな気がしている。





今回は血液検査もいい値が並び、前回CTに写った気になる影もなく14週間ぶりにキートルーダを投与した。





あとは体力の回復と体幹の筋力かな?




今日築地から銀座辺りを歩いてみたが、3年前のことを考えると不思議な感覚にとらわれた。





病棟から見える築地市場跡の変わりようといい勝負をするかもしれない。

2019/07/25

8月21日 KOLKATA ROLL Live 2019 晩夏 at 京都 Modern Times

長かった雨の季節も終わろうとしていますが、台風も気になる暑い日々続く予感。



湿度の高い暑い日々はコルカタを思い出します。




KOLKATA ROLL 次回のライブは五山の送り火の後に計画しました。





どうか暑さに負けず健やかな日々をお過ごしくださり、満を持して盛り上がりましょう!





皆さまのお元気な笑顔とお会い出来るのを今から楽しみにしています。

2019/07/05

7月26日 法然院 京都

北インド古典音楽



井上憲司/Sitar
Glen Kniebeiss/Tabla




法然院「善気山念佛会」奉納演奏


会場:法然院






2019/06/29

外来 キートルーダ・スキップ

9週間ぶりの外来診療。




3週間に1度の間隔で投与してきたキートルーダだが、今回はスケジュールの都合で長い間隔が空いた。





前回の外来後ステロイドを止められないかと試してみたが、5月前半に札幌で風邪をひき、処方薬を飲んでもすっきりと完治せず、ステロイドを飲むことによって治ったので、結局それ以来ステロイドを再開し飲み続けてきた。





それ以降は炎症も安定してきたが、痒み・蕁麻疹は完全に抑えることは出来ていない。





体力の回復と共に副作用も和らいできて、今は痒みだけが残っているように感じているが、やはりまだ微妙にステロイドの抗炎症作用に助けられているようだ。





ツアー中はとりあえずシャワーを浴びる時に考え得るリンパの場所を触ってみて、異常がないか自分で出来るチェックは怠らずに演奏活動を続けてきた。





体重も若干ながら増えている。





3週間ごとのキートルーダもさることながら、血液検査とレントゲンやCTなどのX線の検査から離れる不安もあったが、自覚している体調が良好だったので、音楽に集中出来た9週間だった。






特にこの期間中に味覚と嗅覚が完全に戻ったことは特に嬉しい変化だ。






あえて強い味のものを避けて淡い味付けの食事を心がけてきたが、最初は全く味を感じない状態から徐々に戻っていく感覚を楽しめた。





あとは渓流を歩けるだけの筋力が戻ったら、ほとんど健康体に戻ったような印象さえ感じているが・・・。





今年前半はオファーされた仕事は出来るだけ受けて活動してきたが、後半はなるべく予定をセーブし、全体的にバランス良い体力作りをしていこうと思ってスケジューリングしている。





必要上の都合で楽器を弾く為の筋力作りばかりを優先してきたので、今はちょっと全身のバランスが良くないように感じている。





そして今日の検査結果。





血液検査はもう健康体の数値が並んだ。





しかしCTの画像では肺とリンパに影が映っていた。




ただその影がガン細胞のものとも、キートルーダによる肺炎のものとも違っているらしく、かなり主治医の先生を悩ませた。





結果9週間ぶりのキートルーダ投与はスキップされた。







微妙な成り行き

2019/06/09

7月3日

春先からのツアーが長く続くので、夏は休もうと思っていたのですが、いくつかライブを受けてしまったので、夏の間は休み休み演奏しようと思います。





音や金時さんにはかつては毎月のように出演していましたが、今回はなんと3年ぶりの出演です。





ご心配をおかけしてきた皆さんへのご挨拶回りも、少しずつ進んできました。









久しぶりの都内での古典です。





お誘い合わせの上でのご来場を心よりお待ちしております!

2019/06/08

北インド音楽 ツアー







6月21〜23日、デリーから来日する タブラ奏者 Tansen Shrivastava さんと西日本を巡ります。



KOLKATA ROOLをはじめジャンルを跨いでの長期遠征も、このツアーで一旦一段落します。




今回訪れる徳島も倉敷も高槻も、私にとっては活動初期から弾かせていただいているところなので、自分なりにも感慨深いツアーになりそうです。




Tansen Shrivastavaさんとは、2016年に三味線奏者のJack(寂空)さんの企画で共演以来久しぶりにご一緒します。






花の季節がすぎ、暑さと共に雨の季節も近づいてまいりました。






ツアー中に雨模様の日などあれば、雨の風情のRaagなども楽しみなスケジュールです。





皆さまのご来場を心よりお待ちしております。



















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2019/05/31

北海道ツアー

昨年の今頃にやはり札幌で緊急入院した苦い記憶もまだ新しい。






生まれて初めて乗った救急車から治療までの記憶が、まだ鮮明に残っていることに驚く。






酸欠状態が続いたためか前後の記憶はかなり不確かなのと対照的だ。






ツアー中に騒ぎを起こして大人気なかったと反省を踏まえての今回。






昨年の活動と今年の活動への思いは、かなり違ったものになっている。





昨年はなんとか弾けるまでの筋力・体力が戻ってきたので、入院・闘病中に考えたことを演ってみたいという一心だった。






体調的に今年はもっと踏み込めていて、普通の体調に戻ることをイメージしての日々の中だ。






奇跡的に得ているだろうこの時間に感謝しつつ。







「元気?」と訊かれて「元気!」と答えられる体調。





病気になって普通ということが奇跡的なことで、とても尊いことと思えるようになっている。






そして普通ってどんな状態だったのか想像しても、なかなかイメージ出来ていない現実もあった。








ただ昨年の一件以来かなり慎重に体調を見て動くようになり、なおかつ活動に耐えうると判断して動くようにしている。








昨年はあまり思うようではなかった札幌フラメンコ公演からスタート。







かなりリベンジに燃えています。

6月8日

6月8日は恒例のレッドベリースタジオで古典です。







夏至も近づく水無月の夕暮れ。







心地よい時間を過ごしにご来場ください。

6月5日

響宴3days ファイナルは美唄!




H氏の本拠地美唄でのライブは、なんと演奏に合わせて花火が打ち上がるらしいです。

6月4日

響宴2日目は札幌ライブです!

6月3日

2016年冬以来3年ぶりの 響宴 at しろくまカフェ。






その後2人は病気の治療期間を経験して久しぶりの北海道公演です。





前回3年前のしろくまカフェライブの際に、聴きに来られそのまま竹勇さんに弟子入りしてしまった、H氏の仕込みで今回の3日間が実現しました。

6月2日

1日に引き続き2日もジャマキートフラメンコ!




初夏のセビジャーナス祭り




わからない言葉ばかりが飛び交うフラメンコのリハーサルにも慣れてきました。





昨年と同じ、この時期の札幌で因縁のフラメンコです(笑)。






皆さまとお会い出来るのを楽しみにしています!