2019/09/30

GENGHIS KHANだったんだ。

個人的に海外で困ることの一つが、中国人の名前の発音が通じないこと。




始皇帝にしても毛沢東にしても漢字の日本読みで覚えているので、海外ではほぼ通じない。





ヨーロッパ人の名前も時々怪しいが、なんとか通じる?




ヨーロッパ人の名前のスペルは、発音が想像出来る範囲なのかもしれないが、それでもアメリカ人が伝統料理店のマクダーナルを、マクドナルドと気づくくらいのプロセスは必要かもしれない。






やはり漢字の日本読みのフィルターが最初にかかってしまうのが、つまずくポイントなのかもしれない。







インド史に微妙に絡む成吉思汗だが、最初はジンギスカンで後にチンギス・ハーンと教えられた。




多分ジンギスカンという名前の料理がある事を知った頃だと思う。




何故か日本の学問の世界ではKHANはハーンと発音するのが、また話をややこしくさせている。



が しかし、京都っぽい。





ドイツのジンギスカンを歌った、ジンギスカンはDSCHINGHIS KHANだった。





インドのムガール王朝の血脈なのでインドでも時々話にのぼるが、ジンギスカンもチンギス・ハーンも発音が違って今まで通じなかった。





KHANはカタカナにならず漢字で汗と訳されるので、インドの音楽家も自動翻訳では アミール汗などと訳されるが、Ustadがサイヤ人と訳されるのは未だに意味がわからない。





サイヤ人のアミール汗が・・・、などと自動翻訳されるので、笑ってしまう。





アミール汗なのか?アミール汗なのか?







前のドイツ代表のキーパーはカーンだったが、スペルはKAHNだった。





それでも自動翻訳ではオリバー汗になるのだろうか?







成吉思汗!





台北の街で正解に遭遇か?



GENGHIS KHAN!




ゲエンギス・カーン?




ギンギス・カーン?






でもそれも良いが、今は 蒙古烤肉 という漢字の方に魅かれている。

2019/09/29

10月20日 KOLKATA ROLL 高槻 STUDIO73

KOLKATA ROLL 今年の3rd Meeting。






今回出演されるフラメンコピアニストの安藤紀子さんは、ジャズピア二スト出身でフラメンコピアノに転向した経歴の持ち主。





フラメンコピアノの独特な世界、そしてまた他の引き出しも持つ安藤紀子さんが、KOLKATA ROLLとどう絡むのかとても楽しみなライブです。







そしてもう1人篠笛の森美和子さんにも加わっていただきます。






昨年森美和子さんが参加されている邦楽ユニット やしょめ に、ゲスト出演させていただき、その音と音楽性に魅了されました。






当初出演予定していましたフルートの久家菜々子さんは出演出来なくなりました。







今回はゲストの顔ぶれもさることながら、新しい試みの多いライブです。









昨今の機材や機能の進歩はシタールの為になされてきたのではないかと思えるほど、音質のバランスや相性も良く、装置しやすい機材や様々な新機能が増えてきました。






多くの助言や協力を得られたおかげで楽しみな環境になりました。






基本は同じ構造のアコースティックとエレキですが、弾き味は全く別物の印象で、フレーズのアイデアや発想が変わるのでとても楽しみです。







アコースティック楽器ならではの音色と余韻をお楽しみください。
















皆さまのご来場をお待ちしております。

2019/09/28

嗜好の変化

先日Macのバッテリーが充電不能になってリペアサービスに持ち込んだ。




結局SMCリセットで問題は簡単に解決したが、その時にたまたま保存してあった写真のスライドショーに気づいた。




入院中に編集して見ていた食べ物写真集だ。





腸閉塞で小腸が切り離された時に、再建手術までの間のイメージトレーニングで見ていた写真達。




全部見るのに1時間半くらいかかるスライドショーだが、それを懐かしく見ている途中でふと気づいた。





食べ物の嗜好が明らかに変わっている。






意識して食生活の改善をしているわけではない。




再建手術後の退院をしてからは、食べたかったものを貪り食う状態に近かったが、その後は冷静に食べたいものを食べてきたつもりだ。




いずれにしても失われた体力を回復させるための食事なので、食事療法的なことはあまり考えなかった。





糖質制限は自然に任せたが、胃腸の調子も手伝ってか炭水化物はあまり欲しなくなっていた。




ただ食後のデザートは何故か欲するようになっている。





がん患者にとっては立派に危険な糖類だ。





この変化はきっとがん細胞が減ってしまった糖質に危機感を感じ、脳に働きかけて糖分を摂るよう命令を出させているのではないかと思った。





そう感じるほど自分には不可解な変化だ。





たしかに酒も飲まず炭水化物も減って、糖質は驚くほど減っているのだろう。




先日がん友から興味深い話を聞いた。




腸内のカンジタ菌が糖質を要求して脳に働きかけるという情報だ。






身体のことはまだまだ解らないことだらけだ。







今度退院後に食べたものの写真のスライドを作ってみようかと思ったが、そんなものいったい何時見るんだ。

2019/09/14

9月16日 旭川 ヨガ・アーカーシャ

札幌に続いて1年ぶりに旭川でのライブです。





暑さを満喫した今年、ひと足先に秋を迎えている北海道へ渡るのはとても楽しみです!






昨年はライブ後に新しい味覚との出会いもあり、さすが北海道の食は奥深いと改めて感心しました。






皆さまのご来場をお待ちしております!





北インド古典楽器 シタール&タブラ 
平和に満ちた旋律をお届けします!

2019年9月16日(祝月)
会場:14;30 開演:15:00
料金:2500円 当日3000円 ※当日現金払い
定員:13名
場所:ヨガ アーカーシャ
予約/問合せ:asahikawa.yoga.akasha@gmail.comまたは09048281689 (アーカーシャ)まで

2019/09/12

9月15日 札幌 レッドベリースタジオ

9月のライブは札幌から。




レッドベリースタジオは6月以来2度目の出演です。





毎回とても楽しみな札幌でのライブと、それに伴う滞在です。







また皆さまとお会い出来るのを楽しみにしております!

2019/09/10

10月14日 森のインド音楽会 横須賀

家からとても近い場所にインド音楽の演奏家・舞踊家が集結します。





こんなことがあるなんて長生きするもんだと感じた企画。





インド楽器も含むアジアの雑貨などを輸入し、ネット販売をしている老舗のティラキタさんプレゼンツ「森のインド音楽会」。





タイトルどおり野外でのライブステージです。







10月とは言え寒くなることも予想されます。






皆さま暖かい格好でお出かけください。







ご来場お待ちしております。

2019/09/09

9月29日 PIANO FLAMENCO at 吉祥寺 M.J Smile

祝 リベンジ‼️





4月に計画していたものの、骨折により企画変更になってしまったPIANO FLAMENCOでしたが、めでたく安藤紀子さんが復帰されました。




すでにソロライブでの演奏はされましたが、ついにフラメンコでも復活されます。





やむなくライブをキャンセルせざるを得ない経験をした者としては、安藤さんのお気持ちはよく理解できます。





またM.J Smileの心地よい響きの空間に、共に戻れることをとても嬉しく楽しみに思っています。





今回はバイレのジャマキートさんと3人でのライブ。






新たな試みもたくさんありま。







どうぞお楽しみにお運びください!

2019/09/07

トラウマからの脱却

今年6月になるまで2年以上飲むことが出来なかった牛乳を飲めるようになった。




飲めなくなる以前もそれほど頻繁に飲んでいたわけではない。






キートルーダを投与し始めてから、ステージ4まで成長していたリンパの癌が急速に縮小し、それにともない腸閉塞を発症して入院。




10日以上何も食べられない状態だったが、治療によって少しずつ食べられる状態に戻ってきた。





病院で出される食事は思った以上に美味しく、特に食事に添えられた牛乳が美味しくて驚いた。




茨城県産の牛乳で今でもあの味は忘れられない。




入院前に激しい下痢と嘔吐があったのと、牛乳を舐めるだけでも胃腸は反応していたので我慢していた。





約1週間の入院・加療でずいぶん症状も緩和された頃に、牛乳を飲みたい欲求に抗いきれず1パック飲み干してしまった。







悪魔が囁いたのか?天使の誘惑か?





あの時の牛乳の味は忘れられない。





・・・






しかしそれから間もなく激しい痛みが始まった。






入院するまでも大変な苦しみを味わっていたが、その痛みは想像を絶したと表現したらいいのだろうか?






ただベッドの上をのたうち回るしかなかった。







結局小腸が破裂して緊急手術を受けることになった。








後日談になるが、手術前の家族への説明の際に外科チームの副主治医の先生から、「このケースでは8割は手術中に亡くなられます。もし成功した場合も、この患者さんの病気の状態は非常に悪いので、覚悟されていた方がいいです。」と告げられたらしい。







あれから2年以上の時間が過ぎ飲んだ牛乳。




まだあの時の牛乳の味を彷彿とさせるものとは出会っていない。




色々な所を訪れるたびに地酒ならぬ地牛乳を飲んでいる。





やはり茨城県へ行くべきだろうか?






でもはたしてあの牛乳に出会えるだろうか?






6月以来美味しい地牛乳を求めて流離う日々は続いている。






・・・








また入院すれば飲めるのはわかっている。











またそれは別の話

2019/09/04

16回目のキートルーダ投与

4週半ぶりの外来に築地へ。




副作用が楽になったのでケモ直後も何も問題なくなってきたが、ライブをかなり減らす方向でブッキングの調整に入った。




矛盾しているようだが、元気な間にやるべきことを優先しようと思っている。





復帰後はそれなりに無理の無いように調整してきたつもりだが、それでも全力で準備してもまだ準備が足りないようにも感じていた。





体調的には良好で、相変わらず胃腸への副作用は無くなり、手術後の違和感も感じられなくなり、台湾の夜市の食べ物も大丈夫だったので、今度はインドのストリートフードやストリートスナックの番だななどと思っている。





あとはリハビリの遅れている足腰の筋力の回復が課題だ。




楽器や道具を持って公共交通機関での移動もしなくなったが、まあこれは今後もすることはないだろう。







キートルーダの点滴中に看護師さんからの問診があるが、初めて担当された看護師さんは、治療歴を見て大抵驚かれる。






今だに外来に来てそのまま入院させられるのではないかというイメージが頭をよぎる。








最近どんでん返しのない平穏な日々が続いている。












平穏な日々、決して退屈ではない。

2019/09/03

唐獅子牡丹

台湾舞踏ツアーから戻って、長野県須坂市でインド舞踊公演。





台湾の道鏡寺院もカラフルだったが、日本の仏教寺院もなかなかのもの。





唐獅子牡丹の欄間が凄い仕事だ。






須坂は少し肌寒さを感じるほどの陽気で、暑かった台湾からの移動後はずっと鳥肌が立っている。






それでもかなり久しぶりに感じる涼しさにホッとしている。







ずっとインド音楽まみれのリラックスした時間。

2019/09/02

海鮮も

最終日の台北に帰る道でせっかく海辺を通るのだからと、スタッフのはからいで太平洋に面した漁港に立ち寄って海鮮料理をたべた。





色々美味しかったが、マトウダイの煮物は初めての味覚だった。






甘く煮た梅の実が加えられ独特の風味の仕上がりだった。





火の通し加減も絶妙でマトウダイの身がしっとり上品に仕上がっていた。






もう一つ不明な実も入っていたが訊くのを忘れてしまった。






日本でも鰯を梅干しを入れて煮る調理があるが、このあっさりとした味つけに甘い梅の風味は是非試してみたい。






今回も台湾の食文化に脱帽しまくる日々だった。





この食に対する飽くなき貪欲さは、是非とも真似させていただきたい。