2017/10/25
2017/10/20
カフェハリダース
今週やっと長い間食べたいと思い続けてきたカフェハリダースのミールスを食べることが出来た。
逗子海岸のカフェAMAREで毎週木曜日に提供されるカフェハリダースのミールスは、シバナンダアシュラム仕込みの本格南インドベジタリアン料理。
美味いと言う多くの口コミ情報を聞いていたが、週1のみの営業なのでタイミングを合わせるのが難しかった。
味は口コミ情報どおり美味しく、ダル・サンバル・ポリヤルなどどれも感心する味つけで、中でも手作りのショウガのアチャールと青唐辛子のアチャールはど真ん中だった。
不思議なことにベンガルスタイルや北インドの料理は最早マイホームテイストになっていて、南インド料理を食べると何故か無性にインドへ行きたくなってしまう。
2017/10/16
発声と声
腫瘍と放射線治療の影響か反回神経が受けたダメージが回復せず、声がなかなか元に戻らない。
手術で切った痕の痛みもかなり癒えてきて、徐々に普通の身体に戻りつつある中で声だけが足踏みしている。
声に異常を感じ始めたのが去年の11月頃だったので長くこの状態が続いていて、電話で話すのが難しいのがとても不便だ。
治らない可能性もあると聞いているが、時々地声に近い声が出る時もあるので割と気楽に構えている。
声帯に有効なトリートメントをすれば少しは早く治癒するかもしれないが、声を積極的に使う仕事ではないので日にち薬に任せている。
今は座って楽器を構える姿勢がやっと身体に馴染んできたことが何より嬉しい。
まだまだ100%の力を楽器に伝えることは難しいが、随分と無駄な力が抜けてきたので安堵している。
久しぶりに練習を始めた時は楽器が超不機嫌でどうなることかと途方に暮れてしまったが、最近やっと快く受け入れてくれるようになってきてホッとしている。
少しずつ失われた身体のバランスを取り戻し、想いを音に託して言葉より饒舌に伝えられるようになるまで調整していきたい。
2017/10/13
なかなか太れない
退院後から頑張って食べ続けているがなかなか太れない。
入院中にベスト体重から16kg落ちてしまい、退院時には11kg減だったところから今はやっと8kg減まで戻している。
退院時はまだかなり浮腫みもあったので取り戻した体重は数字以上だと思うが、体力・筋力と共にやはりもどかしさを感じるスピードだ。
血液検査をしてみるまではわからなが、数値でもかなり改善されたような実感はあるが、相変わらずガリガリでサイズの合う手持ちの洋服が無くて困っている。
ヨギならば現状維持でベストなのだろうが、楽器を弾くにはこれでは足りない。
きっとどこかに分岐点があって、ある時期を過ぎると急激に太りだすのだろう。
その辺りは慎重に見極めていかないと後で大変なことになってしまいそうなので、なんとか程よいところに落ち着きたいと思っている。
今はしばし食べても太れないという贅沢な悩みの中にある。
2017/10/11
現状
肝心のリハビリの状況はと言うと、まだまだ課題は山積みだ。
日常生活を送るにはさほど問題はないが、楽器を弾こうとすると強張った筋肉や微妙に残る浮腫み感はかなり気になっている。
とりあえずゆっくり動かしながら強張りをほぐしている。
長期の入院中あまり動かせていなかった関節や、使われなかった筋肉が現在の違和感を生んでいるようで、バランスも取り戻していかなければと思う。
練習しながら少しずつリレーが繋がるように感覚が戻っていくのを実感しながら弾いている。
身体の変化が次第に音に現れてくるのも注意深くチェックしながら身体と対話。
こうした日々に戻れたことに改めて感謝し、忘れそうになっていた感覚を一つ一つ取り戻していく。
2017/10/06
2017/10/03
イメージトレーニング
小腸が分断されていた3か月間に最も気になっていたことは、再建手術で小腸を繋いだ後で切断した部分から下の消化器が正常に機能するかどうかだった。
外科の主治医の先生は質問した時にニコッと笑って問題ないと言われたが、私にとっては俄かに信じ難いことで不安に感じていた。
そして術後2か月経った今、信じられない程の胃腸の調子良さに自分でも驚いている。
最初は違和感や膨満感を感じていたがそれも次第になくなっていった。
入院中は病室でもWifiを使えたので、最初はお笑い系の動画を観ようとP.C.を持ち込んだのだが、すぐに食べ物系の動画ばかりを観るようになった。
笑うことによって免疫力が上がるとはいうものの、落語や漫才を聞きながら笑いを堪えると手術の傷痕が痛んだ。
四人部屋の病室内では皆イヤホンを使うので、消灯後の暗い病室でテレビを観ている人の笑い声があちこちから聞こえてくるのは、ちょっと異様な光景だった。
食べられない日々に食事の動画は目の毒かもしれないが、色々な国のユーチューバー達が各国の料理を食べまくる動画は、目の毒以上に強制的に休ませている小腸・大腸を充分に刺激してくれた。
そしてその状況を目撃した看護師さんは、私のベッドの一角が病棟で一番シュールな空間だと言われた。
しかしいよいよ小腸の再建手術を受ける頃には、私がどんな食べ物の動画を観ているのか楽しみに見に来られた。
その頃私は大食いユーチューバーの動画や、それまで食事の度に自分で撮っていた食べ物の写真のスライドショーもよく観ていた。
それはもうイメージトレーニングのようなもので、食べられない状況にあるフラストレーションを感じることさえなかった。
今はしばし食べたいものを食べられる幸せに浸る毎日を送っている。
2017/10/02
登録:
投稿 (Atom)