2012/01/31

ムグライ又はムグライポロタ

ムグライはムガール風、それほどリッチという意味か?
最後にたっぷりの油で焼いて出来あがり。
まさにドッスンスナック、いや どちらかというとご飯。
がっつり濃厚で美味。
少なくともダイエットを口にする人間が食べていい物か判断もつくだろうが・・・。
今日はベジの日なので帳尻が合うか?

またたたむ

包むように上下をたたむ。
なんとなく完成が見えてくる。

具を乗せる

マトンの挽肉と細かくきざんだ野菜をマサラで味付けし、ドライカレー状になった具を乗せる。

たたむ

少々の穴は気にしない。
大理石の模様が透けて見えるようになったら左右をたたむ。

大理石

インドは大理石の産地なので価格も安い。
フロアや壁にはもちろんまな板にも使われている。
ロール屋さんにムグライがあったので注文する。
大理石のまな板の上でピザより大きく薄く生地をのばしていく。

インドリンゴ

子供の頃には日本でも食べられたインドリンゴ。
甘くてとてもジューシー。
産地のカシミールから運んでくるので割高だが時々食べたい。
これは日本ならば小粒より小さいサイズだが約30円。
懐かしい味がする。

違うこと

これはたくさん有りすぎてそれこそキリがない。
日常出会うことで明らかに違うことは、商店での買い物の時におつりの計算が足し算なこと。
これはヨーロッパでも感じたが、ここは数学エリートで有名なインドだ。
これもインドの振れ幅の大きさか?
322ルビーの代金に500ルビー紙幣で支払うと、まず8ルビー、次ぎに70ルビー・・と小さい端数から丸くしていく。
ここでうっかり帰ってしまうと後の祭りだ。
インドに慣れない頃は最初の端数を受け取ってその場を立ち去り、何度店主をほくそ笑ませたことか?

我が家のタクール

クレソン?の上に横たわっていたサラスワティーのタクールがやっと池に還っていった。
安堵する。
インドと日本で似ているものがある。
インドの新年ディワリや前後して行われるベンガルのドゥルガプージャは、灯りを屋上やベランダにたくさん並べて灯す。
日本のお盆の迎え火、送り火のように。
天界の河の神サラスワティーは日本では弁才天と呼ばれ、島や川の近く、池の小島に祀られている。
真言も「オン サラソバテイェイ ソワカ」だった。
挙げて行けばキリがないが、ベンガル語と日本語でも。
「しゃもじ」はベンガル語で「チャモジ」。
「ちょっと」は「チョト」。
チョトは少しや小さいという意味で、大きいは「ボロ」になる。
なので「偉大なアーティスト」は「ボロボロアーティスト」になる。

外装は

建物本体が出来上がったら今度は外装。
足場は竹で組まれる。
天然素材なので微妙にゆがんでいて新鮮だ。
外装の色やデザインは施主の好み次第。
最近の流行りの色はクリーム系の本体にアクセントを茶色系や赤系、または青系も使われる。
クリームにレモンイエローというのもあり綺麗。
それにしてもショナルプールはビルだらけになってきた。

レンガを積む

戸建てやこの程度のビルを建てる場合は大体この方法。
一応鉄筋コンクリートで柱を作り、壁はレンガを積んでいく。
日本から考えるとかなり細い柱だがここでは充分なようだ。
インドで地震に遭遇したらとにかく建物から飛び出すというのが鉄則だそうだ。
たしかに・・・・・。

2012/01/30

1日遅れで

近所の町内のサラスワティーのタクールは今日ガンガーへ。
環境への影響を考えタクール本体は泥、アクセサリーも自然に還りやすい素材を使っている。
今でも大きな町内のサラスワティーはバンドを従えてガンガーへ向かうのだろうか?
ガンガーに近づくとバンドの音楽はリズムを変え、最高潮を迎えタクールはガンガーに投じられる。

ダイエット

まずは歩かねばとショナルプール駅まで往復3km程早足で歩く。
しかしショナルプール駅のラッシー屋の誘惑に負けラッシーとヨーグルトを食べる。
レッスンも早足で行かねば。

穏やかな昼下がり

あと2週間余りになったので帰りの荷物のシュミレーションをしてみたらすでにいっぱい。
今回もスイーツは諦めか?
私の知る限りインド人は家に居るとたいてい昼食後に昼寝する。
そして夕食は夜10時頃でその後就寝する。
食事は野菜中心で日本で普段食べている10倍以上の野菜を食べているので健康的と思っていたらやはり太っていた。
昼寝こそしないもの就寝直前の夕食はきつい。
いつものように残りの日程でダイエットしなくては。
体型までインド人化する必要はないのだ。

平日

やっと静かな朝を迎えることが出来た。
池に密生している水草もそろそろ掃除の時期かもしれない。
だいたい3年に1度大掃除をしているので今年の雨季前か?
このブログを始めた当初は丁度掃除したてで魚のライズを楽しめた。
今、池の中心部に密生する巨大ホテイアオイは枯れ始めている。
今朝は生活音だけの静寂を楽しめた。
しかしインド人は音に対して寛容だ。

やはり

朝になって池を見てみると、昨日還されたサラスワティーのタクールは水草の上に横たわっている。
ホテイアオイとクレソンのような草の境目あたり。
不憫だ。

そしてガンガーへ

サラスワティーのタクールはガンガーへ還される。
我が家では目の前の池に還っていただいた。
ニルーと思いきり遠くへ投げたが、明日水草の上に乗っていたらどうしよう。
2日間のプージャは全てのスケジュールを終えたが音楽は続いている。
そればかりかMCの熱いトークが1時間以上続いている。
音楽かトークかどちらかにして欲しい。

2012/01/29

グプタ・スイーツ

常に斬新な挑戦者グプタ・スイーツ。
他を探しても見当たらないスイーツの数々。
うるさい人はグプタはベンガルスイーツではないと言うが美味しいのだからどちらでもいい。
ストロベリーションデッシュ美味。

チョップ屋さん

ショナルプールモールの揚げ物チョップ屋さん。
とてもおっとりした主人はちょっと珍しいたいぷ。
「どこから来たの?」と聞かれた。
昔は「どこの国から来た?」
「どこだと思う?」
「中国か日本」
「日本だ!」
という感じだったが、
今は
「どこだと思う?」
「ダージリン?マニプール?・・・・、じゃあシッキム?」
「ジャパニ(日本人)」
「まさか・・・まじ?」
みたいなやりとりになった。
ピーナッツ売りの少年は日本人と言ったら50パイサ負けてくれた。

ショナルプール駅

コルカタ中心街へ出かける足。
通勤時は超満員で開いたドアのスペースに鈴なりの人を引っ掛けて走っている。
ここは駅が割と近いので発着する電車の警笛が聞こえる。
電車の警笛の音がD♯の若干下なので、C♯で練習している最中警笛が鳴ると変なハモりになる。

プージャ終了

我が家のプージャは終了。
一泊されたサラスワティーは天界の家に帰られたとニルーは言っている。
お疲れさま。
外の4つ打ちは夜まで続きそう。

やはり2日目か

未明に止んだ4つ打ち再開。
これこそお祭り騒ぎ、みなさんお元気です。
多分インドのお祭りは超お祭りだとおもいます。
コルカタは春の気配を漂わせている。
2月に入ると一気に暑くなり、日本でいう夏日がやってくる。
超夏がくる前に帰ろう。

2012/01/28

夕方

プージャ祭日は終わったが明日は日曜日で連休。
祭日が2日間だった頃を思い出す。
聞こえてくる音はお祭り騒ぎの音楽。
全部イノキボンバイエ(ブンマイエ?)に聞こえてきている。
自分が弾いていると問題はない。

プラサッド

お供え物のお下がりをいただいてお祭り終了。
プージャは明日夜タクールをガンガーに還して終わる。

パエシ

お祭りやお祝いの時に必らず炊かれるミルク粥。
これもとても甘い。
仏陀が悟りをひらく前、苦行の末にスジャータから供えられたミルク粥を食べ、それが悟りのきっかけになったという。
もしそのミルク粥が現在に伝承されているとすれば間違いなくこれだ。
ミルクを煮詰めてから米と砂糖を入れ炊く。
米もこんなに甘く炊かれるとは思ってもいなかったと思う。

おぉっ焚き火

火を起こすのを手伝う。
私のはキャンプ仕込みだが得意かもしれない。
なんと燃料にギィーも使っている。
贅沢でリッチな火。

プシュパンジャリ

お花をタクールに3回マントラを唱えて捧げる。
今はどうやら一段落している様子。
マントラ発音超難しい。

経本?

式次第がどうなっているのか?よくわからないが静かに進行しているのかな?

始まった

ニルーがマントラを詠みはじめた。
プージャを執り行えるのはお父さん譲りだ。
私にはほとんどの言葉が意味不明だ。

ドーティに着替え

準備も最終段階か?
近所ではスタートしている家もある。

プージャの日は

人間はプージャが終わるまで何も食べないからあたしたち猫に食べ物が廻ってくるのはずっと先だね。

準備始まる

実況サラスワティープージャ。
今日も祭日、プージャの準備が始まった。
買ってきたタクールがセットされるとフルーツやポン菓子を丸めた団子状のものなどがお供えされた。

サラスワティープージャ

昨夜から遠くで大音量のヒンディーソングが、夜を徹して流されている。
何故か最近は4つ打ちのクラブビートばかりで退屈だ。
今はあちこちからいろいろな音楽が聞こえてくる。
それでもまだ救いは民謡やセミクラシカルも聞こえてくることだ。
これは今では大都市でコルカタ周辺だけかもしれない。
今やインドは4つ打ち天国、流行歌の欧米化は確実に進んでいる。
マサラの匂いはするものの若者の嗜好は完全に欧米を見ている。
時々ヒリヒリするメロディーが聞こえてくる頻度は日本よりも高い。
ここでも音楽はメトロノームにリズムを支配されようとしている。

今回糸巻を変えたせいだろうか?
ジュワリで楽器の音が変わった。
音圧は倍以上増し、音色も見違えるように深くなった。
糸巻は以前シシャムの色の濃い部分を使っていたが、今回の交換ではボロン氏にお任せした。
ただ重たくなるのは避けて欲しいとお願いした。
今回付いてきたのはシシャムの色の薄い部分。
柔らかさは気にならないし重くない。
何故これ程音が劇的に変わったのかとても不思議だ。

ゲット

クラスへ行こうと準備していたら綺麗な蛾を発見。
眺めていると気配が。
ティキティキが現れ目の前の至近距離で狩り成功。
おめでとう!ご馳走ゲット。

2012/01/27

その割に

今日の昼ご飯はナマズのカレーがメインだった。
小型のナマズは淡白で深い味わいがある。
ナスとジャガイモと一緒にターメリックなど最小限の香辛料で作られている。
ベンガルの料理は素材の味を生かす繊細な味付けをする。
今日は他にダルとジャガイモと苦瓜の素揚げの付け合わせがあった。
毎日カレーばかり食べでいるのに犬の歯は驚くほど白い。

カレー

日本的に言うと毎日カレーを食べでいる。
日本で最も多く質問されることだ。
インドで毎日何を食べているのか?
しかしそれはカレーであってカレーではない。
色々な種類の料理に分かれていて調理法も様々だ。
でもどうしても何かの料理に当てはめなくてはならないとしたらカレーだ。
味覚に関してはとにかく甘いと辛いの振れ幅が驚異的に大きく、繊細な味付けはその振れ幅の大きな部分で行われている。
日本ではペットにカレーをやらないのが常識だが、インドで彼らは人間の残りのカレーを食べでいる。

パークストリートで

CDのコルカタローカルリリースを求めてMUSIC WORLDへ。
コルカタの銀座はいつも通り多くの家族連れやカップルで賑わっていた。
友人はドーティ・パンジャビ・ネルーベストの出で立ちで今日のコルカタではかなり浮いており、ざっと見たところでは他には1名同じ格好の老人が居た。
日本で言うと羽織・袴の服装で古典音楽関係者は外出時はパジャマ・パンジャビで外出する。
私は演奏で動く時だけ着るが、普段コルカタを動く時は釣りに近い格好で動いている。
横断歩道を渡っている時に向こうから歩いてくるカップルの女性が彼氏に「あの人なんであんな格好しているのかな?」。
彼氏の方が友人を眺めて「あれはサレガマパだよ。」
私はすれ違いざまに大爆笑してしまった。
気づいたカップルに目で合図、ご名答!
渡り終えて友人に話しまた笑い崩れる。
たしかにうちらは毎日サレガマパだ。

2012/01/26

リハーサル

そろそろリハーサルスタート。
今日はニルーが我が家で行なうサラスワティープージャ用にタクールを買いに行った。
昨日ショナルプールで見かけたタクール、とても魅力的だった。
暗かったので写真ではキラキラ感が伝わらないが・・・。

共和国記念日

今日は祝日。
各所で国旗が掲げられていた。
楽器はほぼ完璧であとはコンサート前に微調整して完了。
帰る支度も考えなくては。

調整完了

楽器を受け取り帰り道。
いつもながら完璧な調整ぶりに感謝して家路を急いでいる。

サラスワティー・プージャ

ベンガル式発音だとショロショッティー・プージャ。
今年は今月28日土曜日がプージャ当日になる。
日本へ渡って七福神に仲間入りした弁才天がサラスワティー。
インドでは天界を流れる川の象徴でやはり芸術と学問の神様。
街ではお祭り用のタクール(粘土細工に着色したサラスワティーの像)が売られている。
これらは家庭用で町内会用のタクールは大きくて本格的だが何れもプージャの夜にガンガーに還される。
縁日の雰囲気が漂い始めた。

運がいいと

街角のチャイ屋さんで素焼きのデミタスでチャイを飲める。
究極の使い捨てかつ環境リサイクル時代の名残りだ。
プラスチックのカップの方が一般的になったが素焼きもまだまだ健在。
一杯2ルピーの満足。

22年間

使い続けたペグ「糸巻」が短くなってしまったので、やはり帰る前に交換することになった。
ここ2年位言われ続けてきたが、糸を巻ける部分が狭くなってしまい切羽詰まっていた。
しかしちょうど馴染んでいたので変えたくなかったがもう潮時と促がされ、それは再来週に改めて作業してもらう。
とりあえず今回は明日中に受け取れたら嬉しいと頼んでいる。
帰宅後譜面の整理などして過す。

2012/01/25

現在調整中

楽器のメンテナンス2日目。
Baron Ray氏の自宅兼工房を訪ねる。
ちょうどのジュワリの調整中だった。
ジュワリはもちろんバランスをピタリと整えてもらうと楽器は安定する。
いつも無理ばかり言って彼を困らせている。
彼がとってくれるバランスとチューンを最も信頼している。

エスプラネード

独特のデザインと色彩感覚で異彩を放つティプ・スルタン・マスジッド、コルカタ中心街のモスク。
ユニークな姿が景色にとてもよく溶け込んでいる。

Jawaharlal Nehru Road

が正式名だがガイドブックなどにはチョウリンギーなどと紹介されている。
地下鉄も地下を走り高架区間もあるコルカタの目抜き通りだ。
それだけにベンガル語のたどたどしかった頃はタクシーのドライバーとの駆け引きが難しい目的地だった。
ベンガル人風に言うとチョウロンギーは賑やかという意味だが、地元の人はこの道をダラムタラーと呼んでいる。
むしろそうタクシードライバーに言わないとローカルではないと見破られる。
エスプラネードのランドマークの建物の一つ、一階は各地のハンドクラフトなどのお店。
州政府のお店なので品質は確かだが値切れない。

トラム

コルカタのトラムもチンチン言いながら走っている。
最近新しいスタイルも見かけるので今後低床型も登場するかもしれない。
最も安い市民の足で路線は減りつつあるがまだまだ活躍している。
BBD BAG周辺はコルカタならではの風景。

夜のハンター

ティキティキと呼ばれているヤモリは灯りに集まる虫達を食べにやってくる。
目の前で繰り広げられる小さな野生の王国は練習中の楽しみ。
壁を縦横無尽に走り回れるバランスと獲物に突進する時の俊敏さは彼の大きな武器。
そして常にこちらの様子を窺う慎重さは忍者を思わせる。
たまに目が合うとじっと動かずお互いに観察し合うことになる。

これはアートか?

オレンジペコというキャッチーな名前になったOPという等級のお茶葉はとても美味しく割と手に入りやすい。
紙のサイコロ型のパックのオレンジペコはとてもいい香りだった。
ブルックボンドのカルカッタ支店でブルックボンドの紅茶を買うことも出来た。
最近はマスカテルという最高級の紅茶が日本でも人気だが、それは外国人しか買っていかないという。
ある店ではマスカテルだけでも3つのグレードに別れていた。
チャイ用にはインスタントコーヒー位の粒状のダストティーが使われこれも種類がある。
やはりチャイも他の地域よりコルカタは美味しいと思う。

2012/01/24

ダージリン紅茶

ラルバザール周辺には紅茶の問屋が並ぶ。
様々なグレードの紅茶を一同に並べている。
ここの店は昔からオーガニックの最高級紅茶を扱う老舗。
さて今年の味は?