2019/08/31

庭に珈琲

厳しい暑さにはめげるが、暑いなりの恩恵もあるのだ。





庭で珈琲が育つなんて素敵。





この辺りはコーヒーベルトの北限らしい。




3000m級の山々を数多く有する台湾は、お茶にもコーヒーにもかなりのポテンシャルを秘めている。






つい3ヵ月前まではNGだったが、カフェインは私が今唯一楽しめる嗜好品。






それだけでも相当楽しめている。







今日初めて珈琲の果肉を食べてみた。







不思議な甘み。

終わってしまった

振り返ってみればあっという間の1週間だった。




5回の公演で秦かのこさんの踊りが私の身体の中を駆け抜けていった。






今回は初めて台湾の東海岸を訪れ、光復のような田舎に滞在することが出来た。




台北のような都会もエキサイティングで楽しいが、田舎の雰囲気はまた格別なものがある。




得難い経験をたくさんさせてもらい、たくさんの気持ちをいただくことが出来た。





日本から集ったチームと、久しぶりに再会した台湾のスタッフ。






それぞれが一点に集中して作り上げた舞台は、今は静かな意識となって次にまたエネルギーを注ぎ込まれるのを待つ。

2019/08/28

舞踏公演の後はいつもとてつもなく厳しい修行を終えた感覚を味わう。




今回は舞踏公演にツアーが重なり、海外も加わったのでかなり濃密だ。





まだ1週間しか経っていないのが全く信じられないが、もう今日で終わってしまうのかと思うと淋しくてならない。




とても複雑な心境を抱えて仕込みをしている。





今回台北は以前も公演した元ハンセン病の隔離施設だった楽生院、宣蘭は素敵なカフェ、そして今夜は野外公演と毎回違ったシチュエーションで、アンプはそれぞれ現地調達。




その試行錯誤もとてもやりがいがあった。





今日は春に癌で亡くなられた友人に贈る、秦さんの思い入れの詰まったパフォーマンスになる。






しばし静かな心で時を過ごす。

フレンチトースト?

今回の滞在の中で最も田舎に来たのに、朝食メニューにフレンチトーストがあった。




面白がってたのんでみるとカラフルな飾り砂糖がかけられていた。





光復風フレンチトーストとコーヒーの朝食。






ちょっとキッチュ。

千穐楽‼️

本日の会場は花蓮縣の光復。






日本の田舎の風景によく似ている。







どこかの半島の端の方の景色かな?

2019/08/27

胡椒餅と韮餅

明日の朝食も凄いよと言われたそのメニューは餅シリーズだった。




それが6種類も並び唸ってしまった。




どう考えても朝っぱらからそんなに食べられない。





胡椒餅、胡椒韮餅、韮餅と3種類食べたところでお腹いっぱいでギブアップ。






3つ共今まで食べた中のベストだったので、他の3つがとても心残りだった。







やはり確かな人の口コミは間違いない。

スタジオで

明日の千穐楽は野外公演。




花蓮まで移動してスタジオで機材選び。





なんと持ち帰りたくなるようなフェンダーのビンテージアンプがあった。






ノイズも無くこれは使える、というか是非是非使いたい。






あまりにご機嫌で小一時間試し弾きさせてもらった。

2019/08/26

E氏のまかない

ブルースギタリストのE氏が自ら尖閣諸島付近まで釣りに行き、獲ってきたイカを使って調理してくれたまかないのビーフン。




イカも絶品だが調理も絶品。





こんな一品を作れたらきっとポイントが上がるだろうなと思う。





味つけは極限まで薄味だが、香味をしっかりとうつしてあり、素材の味をしっかり支えている。




ニラとネギがいい仕事をしている。




宣蘭はネギが名産ということで、今朝の小籠湯包にもどっさり入っていた。






こちらのネギは花芽の部分でインドで食べているものと一緒だ。





ねっとりとした独特の食感と甘みがたまらない。

小籠湯包

連日の暖かいと言うよりも灼熱の歓迎に、胸もお腹もいっぱいに張りつめている。





勘と鼻を利かせて入ったお店でも相当美味しいのに、ジモティに連れ回されてハズレる訳がない。




昨日から宣蘭で食べているお店はわざわざ宣蘭まで食べに来る価値のある所だ。






おそるべし台湾の食。






「明日の朝食も凄いよ」とスタッフがニヤリと微笑んだ。







私も凄い熱烈パフォーマンスでお返しするしかない。

移動日の寄り道

いい自然農法の茶園があると言うことで、スタッフに案内してもらった。




有機肥料もやらない自然農法をここ10数年続けているということで、クオリティの高い美味しいお茶をたくさんテイスティングさせてもらった。




最初の台湾ツアー以来台湾のお茶のファンになって、いろいろ試してきたがここはかなりポイントが高かった。




お茶の好みもはっきりしているので、たくさんのお茶の中から好みのお茶にたどり着くのに時間はかからなかった。





しかし今回は機材で荷物がいっぱいなので大人買い出来ずとても残念。






時間が許されるならば茶畑まで行きたかった。

2019/08/24

麻辣鍋

昨夜初日の舞台を終えスタッフの案内で麻辣鍋を食べに行った。




麻辣火鍋は日本でも食べられるようになったが、肝心の鴨の血の豆腐が入っていない。




前回も一緒だった日本からのスタッフY氏共々、これが13年越しの今回最大の楽しみだった。





案内してくれた現地スタッフは鴨の血豆腐こそが、麻辣鍋の核心だといい何度もおかわりのオーダーをしてくれた。





麻辣鍋を初めて食べたのも最初の台北公演の時で、それ以来日本でも店を探しては食べに行っていたが、やはりひと味違うと感じていた。






これこそ求めていた風味。






記憶の奥底にあった感覚が見事に甦った。

2019/08/23

おかげさまで Sold Out !

今回の「琉球狐 舞踏 Haberu」台湾ツアーは、最終日の花蓮公演以外はSold Outになりました。





花蓮は野外公演なので立ち見になってしまいますが、まだご入場可能だそうです。






熱烈歓迎‼️

Dream come truth

初日の夜食を夜市で調達。




インドのストリートフードと共に、入院中の娯楽で見ていた台湾夜市のyoutube。





夢が現実に。






感慨にふけったなんてなまやさしい表現では伝わらないだろう。




病室のベットでも充分楽しみながら観ていたが、空気や匂いや環境音が加わると全く別次元だ。




全てが味わいに醍醐味を乗せてくれる。





鴨の下水湯・・・








絶品‼️

2019/08/22

台北初日

午後台北入りし、今日は仕込みの予定だったがアンプが届かず、暑さの中 割とのんびりと過ごした。




それでも今回の踊りを見せてもらい、色々とプランを練っていたらあっという間に夜になった。




13年ぶりに訪れた台北は驚くほどの様変わりで、空港から会場までの道のりでかなり面喰らった。




明日から2日間公演するハンセン病の療養施設も、大部分が取り壊されて地下鉄のターミナル駅に姿を変えていて、13年前の会場だったホールは跡形も無くなっている。




かつて訪れた街はどう変貌しているのだろうか?

2019/08/08

かなり驚いたこと

美味しいお茶を飲みたい、美味しい出汁をひきたいと、京都のお気に入りの湧き水を汲んできた。





水の味や硬さの違いについては感じていたが、実際に比べるチャンスがなかったので、どのように、どのくらい違うのかわからないまま、腑に落ちない状態が続いていた。




いつも買っていた昆布と鰹節を買いに行き出汁をひいても、記憶の出汁の味にならず、ただただおかしいと首をひねるばかり、腕が落ちたと思うばかりだった。





もし腸閉塞手術後の3カ月間の点滴と水だけの日々、ミネラルウォーターの利き水が出来た頃ならば、この味の違いをクリアに説明出来たと思う。




それから2年の間に、今年の春までの味覚が飛んでいた14ヵ月を経て今があるので、かなり大真面目にこういう酔狂なことをしようと思った。





実際に比べてみたらもうまるで違うので驚くばかり。





神奈川に戻って20年足らずの間に慣れた分量の昆布と鰹節を使うと、昆布や鰹節の風味や旨みがドッカーンと口の中ではじけた。






緑茶も紅茶も烏龍茶もコーヒーも、ハイビジョンから4Kに変わったみたいになった。





一番驚いたのは米の炊き上がりで、引っ越しの時に衝撃でも加わって調子が悪くなったかなと思った炊飯器だったが、それはとんでもない誤解で、硬く芯が残ったのは水が変わったせいだというのが今になってわかった。






こういう違いを楽しんで、水を使い分けられるようになったらかなり面白いと思う。

2019/08/07

琉球弧 舞踏 Haberu 台湾ツアー 魂之結

情報が前後する直近のお知らせになりますが、秦かのこ さんの舞踏公演 台湾ツアーです。




秦かのこさんとは25年以上前からのおつきあいで、大阪・北海道・フランス・台湾と各地で共演してきました。




昨年の北海道舞踏フェスティバルでもご一緒しましたが、演目の中で直接絡むことがなかったので、前回の台湾公演以来久しぶりの共演になります。




久しぶりの台湾ですが、毎回公演での刺激的な時間と共に、味覚の醍醐味も存分に楽しませてもらっています。





今回も新たな美味との遭遇にもかなり期待しています。

2019/08/05

カレーリーフ










ベランダで育てているカレーリーフのプランター。




昨年春に苗をいただいいて食べながら育てているが、今年の春に実が付いてとても楽しみにしていた。




しかし春のツアーで1ヶ月半家を空けていた時にすっかり枯れてしまった。





葉も実も全て枯れブランターに割り箸が刺さったような姿になってしまったが、諦めずに2週間水を毎日やり続け、またその後家を空けたが帰って見ると葉が生い茂っていた。





それも全部新しい食べごろの葉で香りも爽やか。





諦めずに良かった。






それにしても強い植物なんだな。







2019/08/04

9月1日 スワスティカ 長野県須坂公演

私としてはとても珍しいインド舞踊の公演への参加です。




オディッシーダンスはかつてカルカッタで、Sanjukta Panigrahi女史の公演に何度も通うほど好きな舞踊でした。




その師匠のKelucharan Mohapatra氏の公演も何度も観ましたが、私には少し高尚すぎました。




踊りとしてはとてつもない境地に達しているのは舞台に登場した瞬間にわかるのですが、そのルックスと表現している世界の解離にとてもシュールな気持ちになってしまいました。







今回の公演は単なるオディッシーダンスのアイテムの公演ではなく、重厚なストーリーの物語の中で、象徴的なオディッシーダンスは見ものです。





もちろん私達音楽パートは聴きものです。





これ以上はネタバレになってしまうので、興味のある方は是非長野県須坂までお運びください!






お待ちしております。

2019/08/02

外来 15回目のキートルーダ投与

前回のスキップ以来、5週間ぶりの外来。




7月からライブをセーブして、山積みされた仕事を崩し始め、更に終活も再開した。




この勢いに乗って病気で中断していた断捨離も終わらせたいな。




まあ精神的なものが大きいが、ここ数年でかなり身軽になった気がする。






今回京都で時間を作ってカジュアルな茶会に参加させてもらったり、福井の気になっていた場所を巡ったりいい傾向だ。





また友人の強い勧めもあり毎朝の瞑想も始めた。




今までも日々の中で空なる意識や、座禅などで無の境地というものを意識したことはあったが、今回は習慣化しそうな気がしている。





今回は血液検査もいい値が並び、前回CTに写った気になる影もなく14週間ぶりにキートルーダを投与した。





あとは体力の回復と体幹の筋力かな?




今日築地から銀座辺りを歩いてみたが、3年前のことを考えると不思議な感覚にとらわれた。





病棟から見える築地市場跡の変わりようといい勝負をするかもしれない。