2020/03/30

4月19日 舞踏 万正寺 宝塚 上佐曽利

年2回の恒例野外イベント、宝塚市上佐曽利での 万正寺「くりたろう ダンス公演」のお知らせです。





昨今の自粛要請の条項には全く当てはまらないスタイルでの公演なので、外出禁止命令が下されない限り開催されるとのことです。




自家用車でのご来場も可能です。




と言うよりも山里なので公共交通機関でのご来場をご希望の方は、直接お問い合わせください。






普段から引きこもり気味なのにライブやイベントの中止が相次ぎ、かなりコミュニケーション不足を感じていたので、これはとても楽しみです。





同じ音楽でも現在はスタジオワークばかりで煮詰まっていました。





しかし自分自身が感染しているかもしれない疑心暗鬼を生じたまま、閉鎖空間でのパフォーマンスはやはり躊躇してしまいます。






先月の時点ではこれほど急速に歴史的な伝染病に発展するとは想像していませんでした。





今はただ皆さまの安寧と平安を祈るばかりです。

2020/03/24

外来 23回目のキートルーダ投与

世界的にかなり難しい問題に直面して考えさせられることも多い中、個人的には基本的な注意点を反復する日々を過ごしている。






多くの人々が亡くなっている現実と、強い感染力があることは、とても悲しく恐ろしい現実だ。





また感染しても軽い症状であったり、無症状のケースもあったりと、トリッキーな性格はかなり不気味に感じる。






知らずに保菌しウィルスをばら撒くような状態はなんとしても避けたい。











前回の外来から3週間、この間に目に見える変化があった。





手術後に出来た床ずれの痕跡がきれいに治ったことだ。





床ずれが出来たのは最初の緊急手術後で、当時はかなりの量の痛み止めを使っていたので、何の痛みも感じなかったが、退院後に痛み止めが減っていくにしたがって痛みを感じるようになった。





まあ当初は他に痛むところが多すぎて床ずれにまで気が回らなかったのかもしれない。




床ずれが痛むようになった頃には、自分で寝返りをうてるようになっていたので、酷く悩まされることもなかった。





やがて時間の経過と共に痛みも感じなくなっていったが痕跡だけは長く残っていた。





3年近くかかったことになるが、痕跡はずっと残るのかと半ば諦めていたので嬉しい。







病気のことは置いて、身体任せの養生もそろそろ出口が見えてきたように思う。




まだまだ完全復活などとは言えないものの、日常生活にはなんとか戻ってこられた。








今回の外来では年4回ほど撮っているCTスキャンの検査もあった。








診察室に呼ばれると先生はちょっと悩んでいる様子で、どういうことか訊いてみると、肺炎の影が気になるということ。




先生によるとキートルーダの副作用で起こる肺炎の影と、コロナの肺炎の影はほとんど見分けがつかないくらい似ているらしい。




しかし去年10月のCT画像にも、その前の6月のCT画像にも同様の肺炎の影が見えるのと、過去にも現在にも目立った肺炎の症状が現れていないので、今日もケモを受けることになった。





私自身が今までと同じ状態でも、取り巻く環境が大きく変わっているので慎重に判断された。










とにかく少しでも早く有効な薬が開発されることと、ウィルス自身が急速に変異・進化していかないことを願うばかりだ。

2020/03/03

外来 22回目のキートルーダ投与

今回はインドという超不確定要素が絡んでくるので余談は許されない7週間。





いつものように都市部などでは常にマスクは欠かせない。




折しもコロナウイルス流行の影響で、東アジア人顔をした私が咳き込もうものならば、衆目を集めてしまう。




国内線移動の際には、空港で信じがたいことにヨーロッパ人のマスク姿まで見かけた。





そんなうっかり風邪もひけない妙な緊張感の中、例によって何かに感染して熱を出してしまった。






デリーでのコンサートの日にまさかマスクをして会場入りするのはどうかと思い、2日間マスクなしで動いたせいだと思う。





いつもだいたい埃を吸い込んで、そこから何かに感染するようだ。





ステロイドをしばらくやめてから来たので大丈夫かと、ちょっと気を抜いてしまったのかもしれない。





大事には至らなかったが、もしも病院にかかるようなことになったら、考えただけでもややこしいことになる。





ツアー中だったので高熱の中で演奏する日もあったが、咳などの症状は出ていなかったのでまだましだった。





かつて大気汚染がそれほど深刻ではなかった頃、「咳は薬を飲めば1週間で治る。もしも薬を飲まなければ7日で治る。」と言われ笑った。





今となっては実に長閑な環境に包まれていた頃の笑い話だ。






今回ツアー中の発熱で抗アレルギー剤を飲み忘れていた間に、手足の発疹が激しくなり気がついた時には皮膚が黒ずみアニマルプリント柄のようになってしまった。





ただ面白いことに酷い炎症の時は痒みは感じず、治りつつある今また痒みがぶり返してきた。





今回は抗アレルギー剤を再開すると割と早く効いたので、体力的には以前よりもかなり回復してきているように思う。





また例によって味覚も飛んで軽く絶望感に苛まれたが、今回は回復も早く味覚・嗅覚共に1週間程で元に戻った。





2年前と似た状況ではあるものの、身体の方は確実に変化してきている。





長期滞在していた頃も、最初に何かに感染して高熱を出すが、その後はフィットして快適に過ごしていた。







外来では次節柄コロナウィルスの話題もあがり、ごく初歩的な質問などしながら、どちらかと言うとインドでの日常の話題が続いた。







キートルーダも回を重ねていくうちに、身体の回復も手伝ってか副作用も次第に薄れてきている。