2020/03/24

外来 23回目のキートルーダ投与

世界的にかなり難しい問題に直面して考えさせられることも多い中、個人的には基本的な注意点を反復する日々を過ごしている。






多くの人々が亡くなっている現実と、強い感染力があることは、とても悲しく恐ろしい現実だ。





また感染しても軽い症状であったり、無症状のケースもあったりと、トリッキーな性格はかなり不気味に感じる。






知らずに保菌しウィルスをばら撒くような状態はなんとしても避けたい。











前回の外来から3週間、この間に目に見える変化があった。





手術後に出来た床ずれの痕跡がきれいに治ったことだ。





床ずれが出来たのは最初の緊急手術後で、当時はかなりの量の痛み止めを使っていたので、何の痛みも感じなかったが、退院後に痛み止めが減っていくにしたがって痛みを感じるようになった。





まあ当初は他に痛むところが多すぎて床ずれにまで気が回らなかったのかもしれない。




床ずれが痛むようになった頃には、自分で寝返りをうてるようになっていたので、酷く悩まされることもなかった。





やがて時間の経過と共に痛みも感じなくなっていったが痕跡だけは長く残っていた。





3年近くかかったことになるが、痕跡はずっと残るのかと半ば諦めていたので嬉しい。







病気のことは置いて、身体任せの養生もそろそろ出口が見えてきたように思う。




まだまだ完全復活などとは言えないものの、日常生活にはなんとか戻ってこられた。








今回の外来では年4回ほど撮っているCTスキャンの検査もあった。








診察室に呼ばれると先生はちょっと悩んでいる様子で、どういうことか訊いてみると、肺炎の影が気になるということ。




先生によるとキートルーダの副作用で起こる肺炎の影と、コロナの肺炎の影はほとんど見分けがつかないくらい似ているらしい。




しかし去年10月のCT画像にも、その前の6月のCT画像にも同様の肺炎の影が見えるのと、過去にも現在にも目立った肺炎の症状が現れていないので、今日もケモを受けることになった。





私自身が今までと同じ状態でも、取り巻く環境が大きく変わっているので慎重に判断された。










とにかく少しでも早く有効な薬が開発されることと、ウィルス自身が急速に変異・進化していかないことを願うばかりだ。