2020/03/03

外来 22回目のキートルーダ投与

今回はインドという超不確定要素が絡んでくるので余談は許されない7週間。





いつものように都市部などでは常にマスクは欠かせない。




折しもコロナウイルス流行の影響で、東アジア人顔をした私が咳き込もうものならば、衆目を集めてしまう。




国内線移動の際には、空港で信じがたいことにヨーロッパ人のマスク姿まで見かけた。





そんなうっかり風邪もひけない妙な緊張感の中、例によって何かに感染して熱を出してしまった。






デリーでのコンサートの日にまさかマスクをして会場入りするのはどうかと思い、2日間マスクなしで動いたせいだと思う。





いつもだいたい埃を吸い込んで、そこから何かに感染するようだ。





ステロイドをしばらくやめてから来たので大丈夫かと、ちょっと気を抜いてしまったのかもしれない。





大事には至らなかったが、もしも病院にかかるようなことになったら、考えただけでもややこしいことになる。





ツアー中だったので高熱の中で演奏する日もあったが、咳などの症状は出ていなかったのでまだましだった。





かつて大気汚染がそれほど深刻ではなかった頃、「咳は薬を飲めば1週間で治る。もしも薬を飲まなければ7日で治る。」と言われ笑った。





今となっては実に長閑な環境に包まれていた頃の笑い話だ。






今回ツアー中の発熱で抗アレルギー剤を飲み忘れていた間に、手足の発疹が激しくなり気がついた時には皮膚が黒ずみアニマルプリント柄のようになってしまった。





ただ面白いことに酷い炎症の時は痒みは感じず、治りつつある今また痒みがぶり返してきた。





今回は抗アレルギー剤を再開すると割と早く効いたので、体力的には以前よりもかなり回復してきているように思う。





また例によって味覚も飛んで軽く絶望感に苛まれたが、今回は回復も早く味覚・嗅覚共に1週間程で元に戻った。





2年前と似た状況ではあるものの、身体の方は確実に変化してきている。





長期滞在していた頃も、最初に何かに感染して高熱を出すが、その後はフィットして快適に過ごしていた。







外来では次節柄コロナウィルスの話題もあがり、ごく初歩的な質問などしながら、どちらかと言うとインドでの日常の話題が続いた。







キートルーダも回を重ねていくうちに、身体の回復も手伝ってか副作用も次第に薄れてきている。