2012/06/29

適当

先日マトン好きという友達に、今まで食べたラムやマトンの料理で一番美味しかったのは?と聞かれて困った。
順番などつけられないからだ。

デリーのカリムで食べたタンドリーラーンか?コルカタのシラーズのマトン・レザラか?遠野の食肉センター?のジンギスカンか?・・・・・、キリが無い。

ただ家庭料理のマトンは時々強烈な印象を残すことがある。

チョウドリー家からお嫁に行ったトゥキトゥキが、遊びに来て作り食べさせてくれたマトンには感動した。

「このレシピ教えて!」
とすかさず聞いたが、
「レシピなんてないよ、普通に作っただけよ。」
と言われた。

使った材料はいたってシンプルで、香辛料も最小限。

逆にトゥキトゥキからは
「普段作っている料理の調味料の量を言える?」
と聞かれ妙に納得してしまった。

弟のニルーは自分が選んできた肉が美味しいのだと言わんばかり。
たしかにその日によって違う山羊なので毎回同じ味の肉ではないが、彼が選んでくる後ろ足のモモからロースにかけての肉はいつもクオリティが高い。

カリムのチキンムグライのように、ならではでかつ洗練されたレシピもあるが、家庭料理の奥深さも計り知れないものがある。
インド版お母さんのカレー!
多分日本の10倍のバリエーション。

ベンガルの家庭であっさりと仕上げるマトンは、ずっと飽きずにツボにハマり続けている。

トゥキトゥキとは彼女が大学院生の頃から兄妹付き合いだが、今は子育て中。
なのでシンチャン(クレヨンしんちゃん)やドレモン(ドラえもん)はヒンディー語板を知っている。

しんのすけのヒンディー語のセリフはとてもツボにはまってしまう。


結局、一番美味しかった料理は決められず、

今度ハラルショップで山羊肉を買っておくねということになった。
いろいろ噂を聞いているハラルショップの山羊肉を試してみたい。

そして羊肉が手に入ったので当たり前の作り方で作った。

練習・・・・