2012/07/29
2012/07/28
2012/07/25
時
時間は不思議なものだと思う。
一定の長さなのに実際に感じる長さは必ずしも一定ではない。
もし昼と夜の長さが常に一定ならば時間の感じかたも変わるのだろうか?
日の出や日の入りを基準にRagを選ぶので今はサマータイム。
Ragとそうした時間は密接で、夜に朝のRagを聴くのはとても居心地が悪いものだ。
レパートリーが乏しかった頃に、夜公演の2曲目に朝のRagを弾いてしまった時もあったが、今考えるとなんて傲慢なことをしていたのだと反省している。
また時間帯を逆行して弾くこともない。
北インド音楽を勉強し始めた頃は、なんて奇妙な約束事だと思っていた。
多くのRagを習っていっても、実際に通常の夕方から夜のコンサートなどで弾けるRagはその4分の1程度だ。
なので通常とは違う時間帯の演奏の時はとても新鮮に感じる。
奇妙と思われる約束事が奇妙と思わなくなってきた頃、Ragのメロディから様々な時間帯の景色や情感が感じられるようになる。
長い時間をかけて育まれてきた伝統の面白さと頑固さに染まっていくことの心地良さかもしれない。
一定の長さなのに実際に感じる長さは必ずしも一定ではない。
もし昼と夜の長さが常に一定ならば時間の感じかたも変わるのだろうか?
日の出や日の入りを基準にRagを選ぶので今はサマータイム。
Ragとそうした時間は密接で、夜に朝のRagを聴くのはとても居心地が悪いものだ。
レパートリーが乏しかった頃に、夜公演の2曲目に朝のRagを弾いてしまった時もあったが、今考えるとなんて傲慢なことをしていたのだと反省している。
また時間帯を逆行して弾くこともない。
北インド音楽を勉強し始めた頃は、なんて奇妙な約束事だと思っていた。
多くのRagを習っていっても、実際に通常の夕方から夜のコンサートなどで弾けるRagはその4分の1程度だ。
なので通常とは違う時間帯の演奏の時はとても新鮮に感じる。
奇妙と思われる約束事が奇妙と思わなくなってきた頃、Ragのメロディから様々な時間帯の景色や情感が感じられるようになる。
長い時間をかけて育まれてきた伝統の面白さと頑固さに染まっていくことの心地良さかもしれない。
2012/07/22
2012/07/19
モシモシ
インドの人々が日本語の単語を覚えるきっかけは、
かつてはコルカタの街で「サヨナラ」とよく声をかけられた。
映画の挿入歌の歌詞に「さよなら」が使われていたらしい。
最初の頃はいちいちつきあっていたが、
それもだんだん疲れてくる。
ただ「サヨナラ」と声をかけられるのは都合良かった。
声を掛けられても簡単にやりすごせたし、
こちらも「さよなら」と手を振りとりつく島を与えないですむ。
「サヨナラ」という言葉はかなり流行ったのか、
あれはかなりツボにはまった。
ここ数年は「モシモシ」と声をかけられる。
これはかなり厄介だ。
「もしもし」と声を掛けられると無条件で振り返
すると屈託のない笑顔とともに会話に持ち込まれてしまう。
フレンドリーで嬉しくもあるが、続くと多少ウザい。
なので「モシモシ」には「なんですか~?」と返す。
だいたいここでたじろいでくれるが、
「ヒロシマ・ナガサキ」
広島と長崎はインド人にとって日本で最も有名な都市であり、
唯一知っている日本語?でもある。
「どこから来たの?」
「逗子だよ。」
「そこはヒロシマからどの位離れているの?」
「日本の首都はヒロシマ・ナガサキから遠いのか?」
「広島と長崎だって離れているよ。」
・・・・・・・・・
と会話が続いてしまう。
インド人にとって広島と長崎は日本の地理の基準にもなっているのだ。
もっと強者は
「モシモシ ヒロシマナガサキ?」
迂闊にも反応してしまい
「私はヒロシマナガサキという名前ではない!」
「そんなの知ってるよ。」
と落語のようになってしまう。
「変に言葉が繋がっているんだ。」
などと言うと話が長くなって日本語講座になってしまう。
枕が長くなってしまった。
ところで
インドの国会では広島の日8月6日と、
これはインドの独立以来毎年欠かさず行われている。
人類史上最も卑怯な兵器が使われた日を
忘れてはいけないという
昭和天皇が崩御した時もインドは3日間喪に服しマーケットなど全
その後、しばらくの間 街で通りすがりの人からお悔やみを言われ続けた。

ショナルプールの家の近所の子供が
最近「なんですか〜?」と声をかけてくるのには少々参っている。
2012/07/18
2012/07/17
2012/07/16
2012/07/15
2012/07/14
20120728 宇宙の湖まつり
7月28日に山中湖畔でのイベントに出演します。
かつて山中湖は宇宙の湖(うづのみ)と呼ばれていたそうです。
なかなかいい響き
イベントの詳細は下記URLにて随時アップされていくそうです。
皆様のご来場お待ちしています!
http://yamanakako.info/event/uzunomi.php
かつて山中湖は宇宙の湖(うづのみ)と呼ばれていたそうです。
なかなかいい響き
イベントの詳細は下記URLにて随時アップされていくそうです。
皆様のご来場お待ちしています!
http://yamanakako.info/event/
2012/07/11
2012/07/10
2012/07/08
2012/07/07
2012/07/05
煮魚定食
逗子の新道亭での昼食ではやはり煮魚を選ぶ。
煮魚の味もさることながら付け合わせもとても美味しい。
いつも感心しながら食べているが、5月にインド旅行をしてきた主人がベグンバジャを作ってくれた。
ベグンバジャはインドでは毎日食べているナスのフライだ。
素揚げにしたものとベスン(豆粉)で衣を付けたものの2種類の調理法があるが、ターメリックと塩をまぶした素揚げのタイプだった。
インドの素揚げタイプのベグンバジャは低温で揚げるせいか、マスタードオイルをたっぷり吸ったものだが、出されたのはカラッと揚がったそれは見事なベグンバジャだった。
和食の天ぷらの技術が使われた揚げ方なのか、目から鱗が落ちる新次元のベグンバジャだった。
揚げものも奥深いものだ。
この日の煮魚は大好物のアイナメ。
日本に生まれて良かったと実感する献立だ。
煮魚の味もさることながら付け合わせもとても美味しい。
いつも感心しながら食べているが、5月にインド旅行をしてきた主人がベグンバジャを作ってくれた。
ベグンバジャはインドでは毎日食べているナスのフライだ。
素揚げにしたものとベスン(豆粉)で衣を付けたものの2種類の調理法があるが、ターメリックと塩をまぶした素揚げのタイプだった。
インドの素揚げタイプのベグンバジャは低温で揚げるせいか、マスタードオイルをたっぷり吸ったものだが、出されたのはカラッと揚がったそれは見事なベグンバジャだった。
和食の天ぷらの技術が使われた揚げ方なのか、目から鱗が落ちる新次元のベグンバジャだった。
揚げものも奥深いものだ。
この日の煮魚は大好物のアイナメ。
日本に生まれて良かったと実感する献立だ。
再演
音や金時さんでのライブでは伴奏者のブッキングもお任せしているが、7月1日のライブでは女性タブラ奏者の石田詩織さんとご一緒した。
以前からイベントなどで何度かご一緒しているが、今回は音金さんからの推薦だった。
体力的なハンデもありインドでも数える程しかいない女性奏者だが、日本でもここ数年何人か活躍されている。
石田詩織さんとは3年ぶり?の共演だったが、そのめざましい成長に驚かされた。
もともと伴奏の際に持ち前の勘の鋭さを発揮していたが、音色一つ一つのクオリティも表現力も格段に進歩していた。
女性タブラ奏者もここまできたか?と頼もしく感じられたライブだった。
とてもいい感じだったので10月に音金さんで再演することになった。
以前からイベントなどで何度かご一緒しているが、今回は音金さんからの推薦だった。
体力的なハンデもありインドでも数える程しかいない女性奏者だが、日本でもここ数年何人か活躍されている。
石田詩織さんとは3年ぶり?の共演だったが、そのめざましい成長に驚かされた。
もともと伴奏の際に持ち前の勘の鋭さを発揮していたが、音色一つ一つのクオリティも表現力も格段に進歩していた。
女性タブラ奏者もここまできたか?と頼もしく感じられたライブだった。
とてもいい感じだったので10月に音金さんで再演することになった。
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