2013/06/13

Malhar日和

Monsoon Rag Nightを控えて連日練習日和なお天気で助かっている。
雨季のラーガにもいろいろあって雨の降りかたのバリエーションでも、思い浮かぶラーガが変わってきたり、雨雲を見ただけでもムードが感じとれるラーガもある。
少なくとも秋晴れのような日には思い浮かべるのが困難なラーガ達。

こういう季節感もラーガ音楽の楽しい一面だ。

別にお天気に関係なく練習は出来るが今回はラッキーだ。

普段ライブの日にはどうか晴れて欲しいと願うものだが、雨季がテーマならちょっとニュアンスが微妙に変わってくる。

お客様が会場入りを済ませると雨が降りだし、演奏中降り続いた雨も終演と同時にやみ、帰りには遠雷が聞こえている。

・・・考えるべきではない。

インド音楽をかじれば誰でも知っている有名な伝説。
ミヤン・ターンセンがRag Deepakを唄って起こした炎を、娘のサラスワティーがRag Meghを唄い雨雲をよび雨を降らせて炎を消したという伝説。
いろいろ違った言い伝えや尾鰭端鰭ついていたりするが、伝説トップ3に入るだろう。

なのでRag Meghはちゃんと弾けていないから雨が降らなかったんだと揶揄されたり、雨模様なので弾いたら雨があがってしまって形なしになったり危険をはらんでいる。

そろそろラーガを決めないと・・・。

いずれにしても明日はTyphoon Rag Nightになりそうもなくて何よりだ?