2011/07/02

Sitar(シタール)について ミズラーブ編




ミズラーブは弦をはじく爪
右手の人差し指につける

インド 各地で様々なものが作られるが
基本は一緒
装着部がダブルになっている物もある

写真は私が使用している物で
札幌の友人が作ってくれている

Jhala や Dirdiri で歪んだり外れない工夫をしてもらっている

太さや形状など
いろいろわがままを聞いてもらっている


結合部分をずれにくい構造にしてもらったら
その結合部にストレスがかかるようで
1年余りでその場所が切れる

はじいている先端部も削れて細くなっているので
いずれにしても消耗するお道具

出来上がったものに刺繍糸でカバーを作り
木工ボンドを薄めて糸に染みこませている

うまく調整できるとずれにくくなる
音色も若干変わる


弦を直接はじくものなので
音色や弾き心地を直接左右する
ピアノ線などが主材料で
材質によっていろいろ変わってくる

はじく面にヤスリをかけると感じは変わるが
弾いているうちに馴染んでくる



インドでミズラーブを欲しいと言うと
昭和のビスケットケースいっぱいのミズラーブを出され
どっさり大小様々な中から選ぶので
ひと仕事になる