津軽民謡を代表する「じょんから節」。
勝手なイメージでは、冬に風雪吹きすさぶ中で聴くのが最も似合う。
雪というのは北インド音楽的にはやっかいなテーマだ。
しかし曲を基に即興演奏を展開させる津軽の三味線演奏は、日本の伝統音楽の中では最も北インド音楽の表現に重なる。
唄われている短3度を含む変形5音陽音階は北インドではDhaniというRagになるが、じょんから節では高音域で2度が唄われるので音階的にはPalasriになる。
Palasriは 上行 1 短3 4 5 短7 1 のストレート5音階、下行 1 短7 5 4 短3 2 1 のストレート6音階の音階構成。
Palasriの2度は下りで触る音なので性格は変わるが、じょんから節では2度は最高音でそこから短3度へ上がることはないので、Palasriの旋法をこわしてはいない。
Palasriは午後のRag、なのでこの曲は北インド的には13:00~16:00聴くのが望ましい。
蛇足だが三味線とSitarは絃の並びが違い、最も高い音の絃が三味線では基音、Sitarでは4度に調律するので、実際に三味線を弾いている手はSitarでのMalkaunsと同じ手ということになる。
勝手なイメージでは、冬に風雪吹きすさぶ中で聴くのが最も似合う。
雪というのは北インド音楽的にはやっかいなテーマだ。
しかし曲を基に即興演奏を展開させる津軽の三味線演奏は、日本の伝統音楽の中では最も北インド音楽の表現に重なる。
唄われている短3度を含む変形5音陽音階は北インドではDhaniというRagになるが、じょんから節では高音域で2度が唄われるので音階的にはPalasriになる。
Palasriは 上行 1 短3 4 5 短7 1 のストレート5音階、下行 1 短7 5 4 短3 2 1 のストレート6音階の音階構成。
Palasriの2度は下りで触る音なので性格は変わるが、じょんから節では2度は最高音でそこから短3度へ上がることはないので、Palasriの旋法をこわしてはいない。
Palasriは午後のRag、なのでこの曲は北インド的には13:00~16:00聴くのが望ましい。
蛇足だが三味線とSitarは絃の並びが違い、最も高い音の絃が三味線では基音、Sitarでは4度に調律するので、実際に三味線を弾いている手はSitarでのMalkaunsと同じ手ということになる。