日本ヴェータンタ協会のシュリ・ラーマクリシュナ・デーヴァの生誕祭で弾きます。
以前はよく弾かせていただいていましたが、しばらく日程の調整がつかなかったり、最近は病気をしたりと、今回久しぶりの参加です。
数多くの聖人を輩出しているインドですが、シュリ・ラーマクリシュナ・デーヴァは特に多くのベンガル人から信仰され、コルカタ近郊のベルーにその本部があります。
私も一度ベルーを訪れたことがありますが、その場所特有の平安な雰囲気に感銘を受けました。
そしてそこで1人の男があげた、祈りとも詠唱ともとれる声に、とても感動したことが思い出されます。
私はその時あまりに心をうたれたので、彼に「今の唄は何だったのですか?」と訊いたところ、彼は無言で私の胸を二度三度強くノックした。
無言だったのは言葉を話せなかったのか?
それとも言葉は無用というメッセージだったのか?
そして私の胸をノックした彼の手はハンセン病によって指が失われていた。
あれはインドで体験したことの中でも特に印象に残った出来事だった。
以前はよく弾かせていただいていましたが、しばらく日程の調整がつかなかったり、最近は病気をしたりと、今回久しぶりの参加です。
数多くの聖人を輩出しているインドですが、シュリ・ラーマクリシュナ・デーヴァは特に多くのベンガル人から信仰され、コルカタ近郊のベルーにその本部があります。
私も一度ベルーを訪れたことがありますが、その場所特有の平安な雰囲気に感銘を受けました。
そしてそこで1人の男があげた、祈りとも詠唱ともとれる声に、とても感動したことが思い出されます。
私はその時あまりに心をうたれたので、彼に「今の唄は何だったのですか?」と訊いたところ、彼は無言で私の胸を二度三度強くノックした。
無言だったのは言葉を話せなかったのか?
それとも言葉は無用というメッセージだったのか?
そして私の胸をノックした彼の手はハンセン病によって指が失われていた。
あれはインドで体験したことの中でも特に印象に残った出来事だった。