2019/09/07

トラウマからの脱却

今年6月になるまで2年以上飲むことが出来なかった牛乳を飲めるようになった。




飲めなくなる以前もそれほど頻繁に飲んでいたわけではない。






キートルーダを投与し始めてから、ステージ4まで成長していたリンパの癌が急速に縮小し、それにともない腸閉塞を発症して入院。




10日以上何も食べられない状態だったが、治療によって少しずつ食べられる状態に戻ってきた。





病院で出される食事は思った以上に美味しく、特に食事に添えられた牛乳が美味しくて驚いた。




茨城県産の牛乳で今でもあの味は忘れられない。




入院前に激しい下痢と嘔吐があったのと、牛乳を舐めるだけでも胃腸は反応していたので我慢していた。





約1週間の入院・加療でずいぶん症状も緩和された頃に、牛乳を飲みたい欲求に抗いきれず1パック飲み干してしまった。







悪魔が囁いたのか?天使の誘惑か?





あの時の牛乳の味は忘れられない。





・・・






しかしそれから間もなく激しい痛みが始まった。






入院するまでも大変な苦しみを味わっていたが、その痛みは想像を絶したと表現したらいいのだろうか?






ただベッドの上をのたうち回るしかなかった。







結局小腸が破裂して緊急手術を受けることになった。








後日談になるが、手術前の家族への説明の際に外科チームの副主治医の先生から、「このケースでは8割は手術中に亡くなられます。もし成功した場合も、この患者さんの病気の状態は非常に悪いので、覚悟されていた方がいいです。」と告げられたらしい。







あれから2年以上の時間が過ぎ飲んだ牛乳。




まだあの時の牛乳の味を彷彿とさせるものとは出会っていない。




色々な所を訪れるたびに地酒ならぬ地牛乳を飲んでいる。





やはり茨城県へ行くべきだろうか?






でもはたしてあの牛乳に出会えるだろうか?






6月以来美味しい地牛乳を求めて流離う日々は続いている。






・・・








また入院すれば飲めるのはわかっている。











またそれは別の話

2019/09/04

16回目のキートルーダ投与

4週半ぶりの外来に築地へ。




副作用が楽になったのでケモ直後も何も問題なくなってきたが、ライブをかなり減らす方向でブッキングの調整に入った。




矛盾しているようだが、元気な間にやるべきことを優先しようと思っている。





復帰後はそれなりに無理の無いように調整してきたつもりだが、それでも全力で準備してもまだ準備が足りないようにも感じていた。





体調的には良好で、相変わらず胃腸への副作用は無くなり、手術後の違和感も感じられなくなり、台湾の夜市の食べ物も大丈夫だったので、今度はインドのストリートフードやストリートスナックの番だななどと思っている。





あとはリハビリの遅れている足腰の筋力の回復が課題だ。




楽器や道具を持って公共交通機関での移動もしなくなったが、まあこれは今後もすることはないだろう。







キートルーダの点滴中に看護師さんからの問診があるが、初めて担当された看護師さんは、治療歴を見て大抵驚かれる。






今だに外来に来てそのまま入院させられるのではないかというイメージが頭をよぎる。








最近どんでん返しのない平穏な日々が続いている。












平穏な日々、決して退屈ではない。

2019/09/03

唐獅子牡丹

台湾舞踏ツアーから戻って、長野県須坂市でインド舞踊公演。





台湾の道鏡寺院もカラフルだったが、日本の仏教寺院もなかなかのもの。





唐獅子牡丹の欄間が凄い仕事だ。






須坂は少し肌寒さを感じるほどの陽気で、暑かった台湾からの移動後はずっと鳥肌が立っている。






それでもかなり久しぶりに感じる涼しさにホッとしている。







ずっとインド音楽まみれのリラックスした時間。

2019/09/02

海鮮も

最終日の台北に帰る道でせっかく海辺を通るのだからと、スタッフのはからいで太平洋に面した漁港に立ち寄って海鮮料理をたべた。





色々美味しかったが、マトウダイの煮物は初めての味覚だった。






甘く煮た梅の実が加えられ独特の風味の仕上がりだった。





火の通し加減も絶妙でマトウダイの身がしっとり上品に仕上がっていた。






もう一つ不明な実も入っていたが訊くのを忘れてしまった。






日本でも鰯を梅干しを入れて煮る調理があるが、このあっさりとした味つけに甘い梅の風味は是非試してみたい。






今回も台湾の食文化に脱帽しまくる日々だった。





この食に対する飽くなき貪欲さは、是非とも真似させていただきたい。

2019/08/31

庭に珈琲

厳しい暑さにはめげるが、暑いなりの恩恵もあるのだ。





庭で珈琲が育つなんて素敵。





この辺りはコーヒーベルトの北限らしい。




3000m級の山々を数多く有する台湾は、お茶にもコーヒーにもかなりのポテンシャルを秘めている。






つい3ヵ月前まではNGだったが、カフェインは私が今唯一楽しめる嗜好品。






それだけでも相当楽しめている。







今日初めて珈琲の果肉を食べてみた。







不思議な甘み。

終わってしまった

振り返ってみればあっという間の1週間だった。




5回の公演で秦かのこさんの踊りが私の身体の中を駆け抜けていった。






今回は初めて台湾の東海岸を訪れ、光復のような田舎に滞在することが出来た。




台北のような都会もエキサイティングで楽しいが、田舎の雰囲気はまた格別なものがある。




得難い経験をたくさんさせてもらい、たくさんの気持ちをいただくことが出来た。





日本から集ったチームと、久しぶりに再会した台湾のスタッフ。






それぞれが一点に集中して作り上げた舞台は、今は静かな意識となって次にまたエネルギーを注ぎ込まれるのを待つ。

2019/08/28

舞踏公演の後はいつもとてつもなく厳しい修行を終えた感覚を味わう。




今回は舞踏公演にツアーが重なり、海外も加わったのでかなり濃密だ。





まだ1週間しか経っていないのが全く信じられないが、もう今日で終わってしまうのかと思うと淋しくてならない。




とても複雑な心境を抱えて仕込みをしている。





今回台北は以前も公演した元ハンセン病の隔離施設だった楽生院、宣蘭は素敵なカフェ、そして今夜は野外公演と毎回違ったシチュエーションで、アンプはそれぞれ現地調達。




その試行錯誤もとてもやりがいがあった。





今日は春に癌で亡くなられた友人に贈る、秦さんの思い入れの詰まったパフォーマンスになる。






しばし静かな心で時を過ごす。

フレンチトースト?

今回の滞在の中で最も田舎に来たのに、朝食メニューにフレンチトーストがあった。




面白がってたのんでみるとカラフルな飾り砂糖がかけられていた。





光復風フレンチトーストとコーヒーの朝食。






ちょっとキッチュ。

千穐楽‼️

本日の会場は花蓮縣の光復。






日本の田舎の風景によく似ている。







どこかの半島の端の方の景色かな?

2019/08/27

胡椒餅と韮餅

明日の朝食も凄いよと言われたそのメニューは餅シリーズだった。




それが6種類も並び唸ってしまった。




どう考えても朝っぱらからそんなに食べられない。





胡椒餅、胡椒韮餅、韮餅と3種類食べたところでお腹いっぱいでギブアップ。






3つ共今まで食べた中のベストだったので、他の3つがとても心残りだった。







やはり確かな人の口コミは間違いない。

スタジオで

明日の千穐楽は野外公演。




花蓮まで移動してスタジオで機材選び。





なんと持ち帰りたくなるようなフェンダーのビンテージアンプがあった。






ノイズも無くこれは使える、というか是非是非使いたい。






あまりにご機嫌で小一時間試し弾きさせてもらった。

2019/08/26

E氏のまかない

ブルースギタリストのE氏が自ら尖閣諸島付近まで釣りに行き、獲ってきたイカを使って調理してくれたまかないのビーフン。




イカも絶品だが調理も絶品。





こんな一品を作れたらきっとポイントが上がるだろうなと思う。





味つけは極限まで薄味だが、香味をしっかりとうつしてあり、素材の味をしっかり支えている。




ニラとネギがいい仕事をしている。




宣蘭はネギが名産ということで、今朝の小籠湯包にもどっさり入っていた。






こちらのネギは花芽の部分でインドで食べているものと一緒だ。





ねっとりとした独特の食感と甘みがたまらない。

小籠湯包

連日の暖かいと言うよりも灼熱の歓迎に、胸もお腹もいっぱいに張りつめている。





勘と鼻を利かせて入ったお店でも相当美味しいのに、ジモティに連れ回されてハズレる訳がない。




昨日から宣蘭で食べているお店はわざわざ宣蘭まで食べに来る価値のある所だ。






おそるべし台湾の食。






「明日の朝食も凄いよ」とスタッフがニヤリと微笑んだ。







私も凄い熱烈パフォーマンスでお返しするしかない。

移動日の寄り道

いい自然農法の茶園があると言うことで、スタッフに案内してもらった。




有機肥料もやらない自然農法をここ10数年続けているということで、クオリティの高い美味しいお茶をたくさんテイスティングさせてもらった。




最初の台湾ツアー以来台湾のお茶のファンになって、いろいろ試してきたがここはかなりポイントが高かった。




お茶の好みもはっきりしているので、たくさんのお茶の中から好みのお茶にたどり着くのに時間はかからなかった。





しかし今回は機材で荷物がいっぱいなので大人買い出来ずとても残念。






時間が許されるならば茶畑まで行きたかった。

2019/08/24

麻辣鍋

昨夜初日の舞台を終えスタッフの案内で麻辣鍋を食べに行った。




麻辣火鍋は日本でも食べられるようになったが、肝心の鴨の血の豆腐が入っていない。




前回も一緒だった日本からのスタッフY氏共々、これが13年越しの今回最大の楽しみだった。





案内してくれた現地スタッフは鴨の血豆腐こそが、麻辣鍋の核心だといい何度もおかわりのオーダーをしてくれた。





麻辣鍋を初めて食べたのも最初の台北公演の時で、それ以来日本でも店を探しては食べに行っていたが、やはりひと味違うと感じていた。






これこそ求めていた風味。






記憶の奥底にあった感覚が見事に甦った。

2019/08/23

おかげさまで Sold Out !

今回の「琉球狐 舞踏 Haberu」台湾ツアーは、最終日の花蓮公演以外はSold Outになりました。





花蓮は野外公演なので立ち見になってしまいますが、まだご入場可能だそうです。






熱烈歓迎‼️

Dream come truth

初日の夜食を夜市で調達。




インドのストリートフードと共に、入院中の娯楽で見ていた台湾夜市のyoutube。





夢が現実に。






感慨にふけったなんてなまやさしい表現では伝わらないだろう。




病室のベットでも充分楽しみながら観ていたが、空気や匂いや環境音が加わると全く別次元だ。




全てが味わいに醍醐味を乗せてくれる。





鴨の下水湯・・・








絶品‼️

2019/08/22

台北初日

午後台北入りし、今日は仕込みの予定だったがアンプが届かず、暑さの中 割とのんびりと過ごした。




それでも今回の踊りを見せてもらい、色々とプランを練っていたらあっという間に夜になった。




13年ぶりに訪れた台北は驚くほどの様変わりで、空港から会場までの道のりでかなり面喰らった。




明日から2日間公演するハンセン病の療養施設も、大部分が取り壊されて地下鉄のターミナル駅に姿を変えていて、13年前の会場だったホールは跡形も無くなっている。




かつて訪れた街はどう変貌しているのだろうか?

2019/08/08

かなり驚いたこと

美味しいお茶を飲みたい、美味しい出汁をひきたいと、京都のお気に入りの湧き水を汲んできた。





水の味や硬さの違いについては感じていたが、実際に比べるチャンスがなかったので、どのように、どのくらい違うのかわからないまま、腑に落ちない状態が続いていた。




いつも買っていた昆布と鰹節を買いに行き出汁をひいても、記憶の出汁の味にならず、ただただおかしいと首をひねるばかり、腕が落ちたと思うばかりだった。





もし腸閉塞手術後の3カ月間の点滴と水だけの日々、ミネラルウォーターの利き水が出来た頃ならば、この味の違いをクリアに説明出来たと思う。




それから2年の間に、今年の春までの味覚が飛んでいた14ヵ月を経て今があるので、かなり大真面目にこういう酔狂なことをしようと思った。





実際に比べてみたらもうまるで違うので驚くばかり。





神奈川に戻って20年足らずの間に慣れた分量の昆布と鰹節を使うと、昆布や鰹節の風味や旨みがドッカーンと口の中ではじけた。






緑茶も紅茶も烏龍茶もコーヒーも、ハイビジョンから4Kに変わったみたいになった。





一番驚いたのは米の炊き上がりで、引っ越しの時に衝撃でも加わって調子が悪くなったかなと思った炊飯器だったが、それはとんでもない誤解で、硬く芯が残ったのは水が変わったせいだというのが今になってわかった。






こういう違いを楽しんで、水を使い分けられるようになったらかなり面白いと思う。

2019/08/07

琉球弧 舞踏 Haberu 台湾ツアー 魂之結

情報が前後する直近のお知らせになりますが、秦かのこ さんの舞踏公演 台湾ツアーです。




秦かのこさんとは25年以上前からのおつきあいで、大阪・北海道・フランス・台湾と各地で共演してきました。




昨年の北海道舞踏フェスティバルでもご一緒しましたが、演目の中で直接絡むことがなかったので、前回の台湾公演以来久しぶりの共演になります。




久しぶりの台湾ですが、毎回公演での刺激的な時間と共に、味覚の醍醐味も存分に楽しませてもらっています。





今回も新たな美味との遭遇にもかなり期待しています。

2019/08/05

カレーリーフ










ベランダで育てているカレーリーフのプランター。




昨年春に苗をいただいいて食べながら育てているが、今年の春に実が付いてとても楽しみにしていた。




しかし春のツアーで1ヶ月半家を空けていた時にすっかり枯れてしまった。





葉も実も全て枯れブランターに割り箸が刺さったような姿になってしまったが、諦めずに2週間水を毎日やり続け、またその後家を空けたが帰って見ると葉が生い茂っていた。





それも全部新しい食べごろの葉で香りも爽やか。





諦めずに良かった。






それにしても強い植物なんだな。







2019/08/04

9月1日 スワスティカ 長野県須坂公演

私としてはとても珍しいインド舞踊の公演への参加です。




オディッシーダンスはかつてカルカッタで、Sanjukta Panigrahi女史の公演に何度も通うほど好きな舞踊でした。




その師匠のKelucharan Mohapatra氏の公演も何度も観ましたが、私には少し高尚すぎました。




踊りとしてはとてつもない境地に達しているのは舞台に登場した瞬間にわかるのですが、そのルックスと表現している世界の解離にとてもシュールな気持ちになってしまいました。







今回の公演は単なるオディッシーダンスのアイテムの公演ではなく、重厚なストーリーの物語の中で、象徴的なオディッシーダンスは見ものです。





もちろん私達音楽パートは聴きものです。





これ以上はネタバレになってしまうので、興味のある方は是非長野県須坂までお運びください!






お待ちしております。

2019/08/02

外来 15回目のキートルーダ投与

前回のスキップ以来、5週間ぶりの外来。




7月からライブをセーブして、山積みされた仕事を崩し始め、更に終活も再開した。




この勢いに乗って病気で中断していた断捨離も終わらせたいな。




まあ精神的なものが大きいが、ここ数年でかなり身軽になった気がする。






今回京都で時間を作ってカジュアルな茶会に参加させてもらったり、福井の気になっていた場所を巡ったりいい傾向だ。





また友人の強い勧めもあり毎朝の瞑想も始めた。




今までも日々の中で空なる意識や、座禅などで無の境地というものを意識したことはあったが、今回は習慣化しそうな気がしている。





今回は血液検査もいい値が並び、前回CTに写った気になる影もなく14週間ぶりにキートルーダを投与した。





あとは体力の回復と体幹の筋力かな?




今日築地から銀座辺りを歩いてみたが、3年前のことを考えると不思議な感覚にとらわれた。





病棟から見える築地市場跡の変わりようといい勝負をするかもしれない。

2019/07/25

8月21日 KOLKATA ROLL Live 2019 晩夏 at 京都 Modern Times

長かった雨の季節も終わろうとしていますが、台風も気になる暑い日々続く予感。



湿度の高い暑い日々はコルカタを思い出します。




KOLKATA ROLL 次回のライブは五山の送り火の後に計画しました。





どうか暑さに負けず健やかな日々をお過ごしくださり、満を持して盛り上がりましょう!





皆さまのお元気な笑顔とお会い出来るのを今から楽しみにしています。

2019/07/05

7月26日 法然院 京都

北インド古典音楽



井上憲司/Sitar
Glen Kniebeiss/Tabla




法然院「善気山念佛会」奉納演奏


会場:法然院






2019/06/29

外来 キートルーダ・スキップ

9週間ぶりの外来診療。




3週間に1度の間隔で投与してきたキートルーダだが、今回はスケジュールの都合で長い間隔が空いた。





前回の外来後ステロイドを止められないかと試してみたが、5月前半に札幌で風邪をひき、処方薬を飲んでもすっきりと完治せず、ステロイドを飲むことによって治ったので、結局それ以来ステロイドを再開し飲み続けてきた。





それ以降は炎症も安定してきたが、痒み・蕁麻疹は完全に抑えることは出来ていない。





体力の回復と共に副作用も和らいできて、今は痒みだけが残っているように感じているが、やはりまだ微妙にステロイドの抗炎症作用に助けられているようだ。





ツアー中はとりあえずシャワーを浴びる時に考え得るリンパの場所を触ってみて、異常がないか自分で出来るチェックは怠らずに演奏活動を続けてきた。





体重も若干ながら増えている。





3週間ごとのキートルーダもさることながら、血液検査とレントゲンやCTなどのX線の検査から離れる不安もあったが、自覚している体調が良好だったので、音楽に集中出来た9週間だった。






特にこの期間中に味覚と嗅覚が完全に戻ったことは特に嬉しい変化だ。






あえて強い味のものを避けて淡い味付けの食事を心がけてきたが、最初は全く味を感じない状態から徐々に戻っていく感覚を楽しめた。





あとは渓流を歩けるだけの筋力が戻ったら、ほとんど健康体に戻ったような印象さえ感じているが・・・。





今年前半はオファーされた仕事は出来るだけ受けて活動してきたが、後半はなるべく予定をセーブし、全体的にバランス良い体力作りをしていこうと思ってスケジューリングしている。





必要上の都合で楽器を弾く為の筋力作りばかりを優先してきたので、今はちょっと全身のバランスが良くないように感じている。





そして今日の検査結果。





血液検査はもう健康体の数値が並んだ。





しかしCTの画像では肺とリンパに影が映っていた。




ただその影がガン細胞のものとも、キートルーダによる肺炎のものとも違っているらしく、かなり主治医の先生を悩ませた。





結果9週間ぶりのキートルーダ投与はスキップされた。







微妙な成り行き

2019/06/09

7月3日

春先からのツアーが長く続くので、夏は休もうと思っていたのですが、いくつかライブを受けてしまったので、夏の間は休み休み演奏しようと思います。





音や金時さんにはかつては毎月のように出演していましたが、今回はなんと3年ぶりの出演です。





ご心配をおかけしてきた皆さんへのご挨拶回りも、少しずつ進んできました。









久しぶりの都内での古典です。





お誘い合わせの上でのご来場を心よりお待ちしております!

2019/06/08

北インド音楽 ツアー







6月21〜23日、デリーから来日する タブラ奏者 Tansen Shrivastava さんと西日本を巡ります。



KOLKATA ROOLをはじめジャンルを跨いでの長期遠征も、このツアーで一旦一段落します。




今回訪れる徳島も倉敷も高槻も、私にとっては活動初期から弾かせていただいているところなので、自分なりにも感慨深いツアーになりそうです。




Tansen Shrivastavaさんとは、2016年に三味線奏者のJack(寂空)さんの企画で共演以来久しぶりにご一緒します。






花の季節がすぎ、暑さと共に雨の季節も近づいてまいりました。






ツアー中に雨模様の日などあれば、雨の風情のRaagなども楽しみなスケジュールです。





皆さまのご来場を心よりお待ちしております。



















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2019/05/31

北海道ツアー

昨年の今頃にやはり札幌で緊急入院した苦い記憶もまだ新しい。






生まれて初めて乗った救急車から治療までの記憶が、まだ鮮明に残っていることに驚く。






酸欠状態が続いたためか前後の記憶はかなり不確かなのと対照的だ。






ツアー中に騒ぎを起こして大人気なかったと反省を踏まえての今回。






昨年の活動と今年の活動への思いは、かなり違ったものになっている。





昨年はなんとか弾けるまでの筋力・体力が戻ってきたので、入院・闘病中に考えたことを演ってみたいという一心だった。






体調的に今年はもっと踏み込めていて、普通の体調に戻ることをイメージしての日々の中だ。






奇跡的に得ているだろうこの時間に感謝しつつ。







「元気?」と訊かれて「元気!」と答えられる体調。





病気になって普通ということが奇跡的なことで、とても尊いことと思えるようになっている。






そして普通ってどんな状態だったのか想像しても、なかなかイメージ出来ていない現実もあった。








ただ昨年の一件以来かなり慎重に体調を見て動くようになり、なおかつ活動に耐えうると判断して動くようにしている。








昨年はあまり思うようではなかった札幌フラメンコ公演からスタート。







かなりリベンジに燃えています。

6月8日

6月8日は恒例のレッドベリースタジオで古典です。







夏至も近づく水無月の夕暮れ。







心地よい時間を過ごしにご来場ください。

6月5日

響宴3days ファイナルは美唄!




H氏の本拠地美唄でのライブは、なんと演奏に合わせて花火が打ち上がるらしいです。

6月4日

響宴2日目は札幌ライブです!

6月3日

2016年冬以来3年ぶりの 響宴 at しろくまカフェ。






その後2人は病気の治療期間を経験して久しぶりの北海道公演です。





前回3年前のしろくまカフェライブの際に、聴きに来られそのまま竹勇さんに弟子入りしてしまった、H氏の仕込みで今回の3日間が実現しました。

6月2日

1日に引き続き2日もジャマキートフラメンコ!




初夏のセビジャーナス祭り




わからない言葉ばかりが飛び交うフラメンコのリハーサルにも慣れてきました。





昨年と同じ、この時期の札幌で因縁のフラメンコです(笑)。






皆さまとお会い出来るのを楽しみにしています!

6月1日

以前古典でお世話になった チャンダマ さんに、ジャマキートフラメンコ インド〜スペイン フラメンコの記憶 で再演します。





ギター・琵琶・シタール、かなり面白い組み合わせです。







フラメンコ以外にベリーダンスもあり盛り沢山な内容。







前回いただいた美味しいお料理をまたいただけるのは楽しみです。

2019/05/21

KOLKATA ROOL 初夏

花の季節を追いかけた後は、KOLKATA ROOL 初夏!

最も動きやすい時期かもしれません。


皆さまのお越しを心よりお待ちしております!






5月23日 京都 モダンタイムス




5月26日 越前 Rag Time Classics




5月27日 福井 Bar Jake
Opening act Asobi-gokoro

2019/05/07

やっと

先月の外来の時に先生に相談して処方してもらった抗アレルギー錠。





これを飲みながらステロイド錠を飲むのをやめた。





これまで悩まされてきた副作用の胃腸炎はおさまったようで、ステロイド錠は必要無くなったようだ。





最終的に残っている副作用は蕁麻疹による?痒みだけになった。





これはステロイド錠を飲んでも残っていたので、抗アレルギー錠で充分だと思う。





極端なことを言えば抗アレルギー錠でさえ気休めのような気がしている。





結局ステロイドの軟膏を塗っていれば飲み薬はいらないかもしれない。





それよりはつぼ灸の方が今の状況には効果的に思えている。




やっとステロイド錠をやめることができた。






これまで朝にステロイド錠を飲んでいたが、抗アレルギー錠は眠気を誘うので夜に飲むことになっている。








習慣が変わったので飲み忘れてばかりいる。

2019/05/03

実がついた?

冬眠から目覚めたカレーリーフから花芽が出てきた。





見た感じではもう実になっているように見えるが、初めてのカレーの木なのでよくわかっていない。





いずれにせよあの美味しい実をまた食べられるかと思うと今からワクワクする。





去年はこのカレーリーフを使ってサンバル作りに励んだものの、これといったレシピにはたどり着けないうちに冬眠に入られてしまった。









今まで食べた最も印象に残っているサンバルは、コルカタのダラムタラーにあるカマラヴィラスのサンバルだった。





過去形なのは今では代替わりして店名もクリシュナヴィラスに変わり、勿論味もずいぶん変わってしまった。





あれから美味しいラッサムにはいくつか出会ったが、これというサンバルには出会えていない。






このサンバルさえあれば山のようなライスを2〜3回おかわりできる、といったようなあれに行き着けるだろうか?









先ずはこのカレーリーフのこれからの成長を見届けたいのだが・・・

2019/05/01

明日の公演

明日の公演は諸事情により中止になりました。

直接ご予約お問い合わせいただいた方々にはお知らせ出来ましたが、ご予定されていてご連絡いただいていなかった方々、誠に申し訳ありません。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。




2019/04/29

30年前のこと

インドと日本を半年おきに往復していた頃のこと。





カルカッタ滞在中に昭和天皇崩御のニュースが入った。





当時はインターネットもSNSもない時代。





手紙だって下手をすれば日本から3カ月位かかった。





そんな中でニュースはかなり早い時点で知らされた。






それも見ず知らずの人に道で声をかけられ、お悔やみの言葉と共に教えられた。





当時カルカッタの街では華僑以外の中国人や韓国人は皆無で、黄色人種は日本人くらいのものだったので、彼らからは分かりやすかったと思う。





それから何人に声をかけられただろうか。





こちらが戸惑うほどに大勢からお悔やみの言葉をかけられた。





それだけでも私にとっては驚きの連続だったが、更に私が驚かされたのは、それから3日間街は喪に服しマーケットがクローズになったことだ。





あれは全インドの休日だったのだろうか?





とにかくカルカッタの街の商店は全て閉まり、銀行も休み喪に服した。





普段喧騒に満ち満ちたカルカッタの街は静まり返り、それはとても信じられない光景だった。





日本の様子は全く分からなかったが、もしかしたら日本よりも真摯に喪に服しているのではないかと思えるほどだった。




それはこれまでの私とインドとの37年間の付き合いの中で最も驚いたことで、平成が終わる今、鮮明に思い出された。







インドという国の計り知れない側面を見せつけられた記憶。








あれから30年。








今ではコルカタの路上で誰も私を外国人扱いしてくれない。

2019/04/26

外来・13回目と思っていたが、14回目だったキートルーダ投与。

今回はスケジュールの都合で、前回から数えて5週間目の外来・キートルーダ投与だった。





前回から胃腸炎の副作用もなくなっている。





やはりあのきつかった副作用は、腸閉塞の手術の影響もあったように思える。





そりゃあ3カ月間飲まず食わずで点滴で栄誉補給をして、再建手術で約20cm小腸を切り取ったのだから普通であるはずがない。





やっと身体が短くなった腸に対応出来たのかもしれない。





そう考えると人の身体の対応力に驚かされる。





あとはキートルーダが効き続けてくれることを祈るばかりだ。






勝手知った病院になってしまったが、レストランの位置はちょうど入院していた病室と同じ方向にある。






入院中見ていた懐かしい景色だ。






東京港に出入りする船を眺めたり、レインボーブリッジを走る車を眺めたり、それはそれで楽しめた。






足音でその日の担当の看護師さんを聞き分けるのも楽しかった。






サンドイッチマンや中川家のYouTubeを見て、痛みを必死で堪えながら笑ったり、レシピ動画や爆食い動画を見ているところを看護師さんに見られ、この病棟の中でここだけとってもシュールですと言われた思い出。








急ピッチで更地になっていく築地市場を眺めると、つい昨日のことのように感じていたことが、遠い時間の彼方に吸い込まれていくような気がする。

2019/04/20

野点

身体の回復具合をはかるため、溪を歩くことができるか川へ行ってみた。





舗装道路を普通に歩けるようになり、駅の階段も登れるようになってきたので、そろそろ渓流に挑んでみたくなった。






かつてのように何キロも川を釣り登るのは、まだまだ先の目標だが、とりあえず溪を歩くことができるのか試してみたかった。






注意深く様子を見ながらの遡行。






岩だらけの渓流は舗装道路の比ではない。





久しぶりの渓流の景色と、流れの中から毛鉤に掛かったアマゴの美しい魚体に癒されながら、疲れを忘れて遡行した。






思った以上に釣りを満喫した後で、歩くことが出来なかった時のことを想定して用意した、お茶セットで茶を点てて一服。






忙中の休日。






お茶を飲みながら一瞬と永遠が同一のものと感じられる時間を過ごした。

2019/04/18

5月2日

ゴールデン フラメンコ ウイークの第2弾は、4月28日のメンバーに加えてギターの池川寿一さんが参加する。





池川さんはウクレレでフラメンコを弾く動画を、定期的にYouTubeにアップしている。





やはりフラメンコはインド音楽に比べて、日本に定着した歴史が古いので、様々な逸材やユニークな活動をするタレントが多い。





連休が楽しみでならない。






この機会に是非音楽リゾートにお越しください!

4月28日

昨年から始めた新しい試みが、レギュラーとして定着しつつある。




フラメンコはインドのラジャスタンからヨーロッパに流れていったロマ(ジプシー)の人々によって始められ、インドの影響を受けてよく似ているとも言われているが、いざ取り組んでみると似て非なるものだった。






たしかにうわべだけをなぞってみるのも可能だが、去年の活動を通じてもっと踏み込んでみたいと思うようになった。






今回のジャマキート フラメンコはバイレ(ダンス)のジャマキートさん、山本海さんに加えて、カンテ(ボーカル)の須田隆久さんは薩摩琵琶をも弾きこなすマルチプレーヤー。






先日のリハーサルでは改めて琵琶は親戚だなと感じた。






ジャマキートさんの粋でとても楽しみな企画です。

2019/04/08

最初の曲

生まれて初めてのシタールをゲットした晩、コルカタの宿泊先のお寺で、メロディーを思い出しながら弾いてみた曲がある。





今から37年も前の話になってしまった。






他にもシタールで弾けそうなメロディーは沢山あったが、この曲は当時映画でも使われ、その強烈な印象で、私の中ではとてもキャッチーなメロディーだった。






もちろんRaagなどは知らなかったが、弾けそうなメロディーは他にも沢山あった中で、しばらくはこの曲ばかり弾いていた。







もちろん自分で弾きながらも、なんでこの曲なんだろうと思っていた。








それ以降の年月の中、何度かこの曲をライブで取り上げてみようと、トライしたことがあったが、いつも家での練習に終わっていた。







そんな曲がライブの候補曲として共演者から届いた。







感慨深い思いでメロディーを弾き、楽曲を分解・精査してみて、今まで気づくことが出来なかった楽曲の深みに触れている。








本番が実に楽しみだ。

2019/04/05

眠っていた

秋から完全停止状態だったカレーリーフの若木。






それでも時々水をあげると反応するので様子を見ていたが、最近どうやら動き始めたようだ。






昨年、東京の路地で越冬したカレーリーフの苗をいただいて、うちのベランダで料理に使いながら育て、越冬できるか見守っていた。







多分南国育ちのカレーリーフにとっては、逗子でも凍える冬だったと思う。






コリアンダーの葉(パクチー)と一緒で、カレーリーフも生の葉を使いたい。







冷凍や乾燥させたものも買えるが、やはり香りが違う。







ドネパタ(パクチーのベンガルでの呼び名)はよくインドで笑い話にするが、それは日本とあまりにも値段の差が激しいからだ。







スーパーで売られているドネパタの値段の話をすると、たいていのベンガル人はこの世の最後の様な表情になる。

2019/04/04

麻婆豆腐

横浜中華街に帰化した友人によると、麻婆豆腐には店の数、調理人の数だけのレシピが存在するそうだ。





弾く者の数だけアプローチが存在する、北インドのRaag音楽に似ている。





麻婆豆腐の中にはレシピが定番化された、正宗麻婆豆腐や陳麻婆豆腐のような有名レシピも存在する。





あとは市販の麻婆豆腐の素を使ったり、レトルトのソース。





たしかに麻婆豆腐は豆板醬の種類や、唐辛子のバリエーションを考えただけでも、大変な種類になる。





激辛ブームのは別として、南米系の唐辛子を使った美味しいのもあるし。





生の青唐辛子を使った白麻婆豆腐もなかなかの絶品。





グルバイに訊いてみたら四川料理はインドでも人気だが、豆腐が一般的でないので麻婆豆腐は日本ほどの人気メニューではないようだ。





コルカタでもかつて中華街(チナバジャール)で気軽に豆腐料理も食べられたが、最近は行っていないのでどうなっているのだろう?





当時のケロシンストーブの中では特注サイズの大きさと、眼を見張る火力を巧みにあやつって作られた、豆腐の炒め物は絶品だった。











先日中華街で食べた麻婆豆腐フェアの白麻婆豆腐の辛みは、強めの一味唐辛子だった。





意外で楽しかった。

2019/04/03

Raagの分類

北インドのRaag音楽は、それらを取り巻く環境の、大きな変化を経ながら今日に至っている。





そのような中で良いものは貪欲に取り入れ、合理的にそれらを吸収していき、そしてそれらの影響は今でも残っている。





Raagの分類では今まで様々なシステムが考え出されたが、多くの変遷を繰り返してきた中、バトカンデ博士によって提唱された、Thaat(タート)のシステムによるRaagの分類法が現在の基準になっている。







タートとは10種類のRaag・音階を基本型として、Raagを分類しようとする考え方で、数少ない例外を除けばRaagはいずれかのThaatにあてはまる。







基準は定まっているものの、今まで巻き込み、巻き込まれた沢山の要素がある為に、この音楽には多くの可能性がある反面、この音楽の解説には膨大な脚註が必要になってくる。





しかし反面その実体は非常にシンプルかつ明瞭で、音の楽しみ方の要素に満ち溢れている。






Raagは理性と情緒、計算と詩情の間の絶妙なバランス感覚を備えた音楽家によって、命が吹き込まれる。

2019/04/01

情緒的なこと

Raagを聴くことによって心に喚起される情感をRasaと言って、それぞれのRaagはRasaの情感のいずれかを持っていると考えられている。





Raagの音階の数学的なアプローチもさることながら、このように観念的な要素であるRasaが、音楽の中に共存していることはとても興味深い。





また演奏されるべき時間帯とRaagとの関連性を、言葉を使って仕組みや法則を説明するのは困難だが、一旦そうした感覚は身についてしまうと、時間帯の異なるRaagを聴くと、違和感を感じるようになる。






また、情感が喚起されると言っても、Raagは決して標題性を持って演奏されるわけではない。





むしろRaagは絶対音楽に分類される音楽。







そしてRaag音楽は決して神秘の音楽でもなければ、数学的面白さだけを追求し目指している音楽でもない。








Raagは音楽的な面から見たら音階・旋法だが、時間帯やRasaなどのスパイスが加わえられることで、より豊かで詩的で豊潤な芸術へと押し上げられている。