2012/02/22

懐かしい風景


シュンドロボンの農村風景はどこか懐かしさを感じさせるものだった。
 日本の農村にも通じる建物の配置やデザインもあった。
大家族の農家の家には、
弥生時代の遺跡の復元で表現された家を連想させるような雰囲気のものもあった。

 観光で身軽に動いていたら写真を撮りまくっていたかも知れない。


川を渡った島から先は全て無人島で、
マングローブの森のデルタ地帯がベンガル湾まで約60キロ続く。
 野生動物は多様で虎やワニは漁師達を襲うこともある。
蜂蜜を探すハニーハンターや魚やエビを捕る漁師達は、
リスクを承知で危険なエリアへ踏み込むという。
また川で隔てられているだけなので、
虎は人の住む島へ渡ることもあるという。

お土産でいただいた美味しい蜂蜜は、
半ば厳粛な思いで持ち帰った。



どんな小さな池でも魚がライズしている。
生命の豊かさを感じる。
 あのおたまじゃくしが大量に泳ぐ春(というか夏)2月を思い起こすと、
遙かな距離だなとあらためて思う。



カデイス?かとカメラで狙うが灯りが暗くて撮るのが難しかった。
この月面のような壁を撮りたかったわけではない。