2012/02/09

ささ

ローカルリカーと呼ばれる民間醸造?のお酒で200人以上の死者が出たというニュースが新聞に出ていた。
こういう残念な事故は時々起こる。
戦後の日本でメチルアルコールで事故がよくあったと聞くが、友達も絶対に手を出すなと言っている。
こういう極端な事故ではないが、インド音楽の世界でも多くの変え難い才能がお酒で命を落としている。
まだインドには禁酒の州もあるが、現在は飲酒人口はうなぎ登り、美味しいお酒も手に入る。
ただ今だに酒屋さんの多くは鉄格子越しに商売している。
昔のバーは極端に暗く、隠れて飲んでいる雰囲気が濃密に漂っていた。
インド音楽界のゴシップもお酒に関するものが多い。
口コミの国インドのゴシップの特徴はとにかく話しが大きくなる。
週に1回お酒を飲んでいると噂の音楽家のA氏の話しが伝わっていくとしよう。
多分3人目あたりでは毎日飲んでいるだろうし、5人目ではスコッチ1本が朝ごはんになっている。
10人目にはほとんどもう死んでいる。
少しオーバーだったか?いや。
しかし朝から飲んでいると評判の音楽家があんな凄い演奏が出来るだろうか?いや出来るはずがないと言うと。
「そこさ問題は、彼らはモンスターなんだ。」
ここまで来るともう付き合いきれない。