2019/02/23

締めは

ベンガルの魚の中で何が一番好きか?と問われれば、そりゃあやっぱりパプダ・マーチですと答える。





ナマズの仲間だが横に幅広い形ではなくて、どちらかと言えば縦に薄いフラットフィッシュのような形。





白身の淡白な味で強いて言えばぐじ(甘鯛)に近いかな?





今回グルバイに食べたいもの何かある?と聞かれて真っ先に挙げたのがこのパプダ・マーチだ。





それを最終日にもってくるグルバイの粋な計らい。







今回もどれも美味しかった。







スパイスのことちょっと解った気がする。

パンケーキ?

いつものように「朝食だよ!」と呼ばれ、「今日は何?」と訊くと、「パンケーキ!」と返ってきた。





階下に降りていきながら私には2つの選択肢が想像できた。







一つはモイダ(小麦粉)を水と玉子で溶いて、フライパンで焼いて、仕上げにシュンドロボンのワイルドハニーをかけた甘いやつ。






そしてもう一つは例の青いのが入ったいつものやつだ。





そして予想どおりいつものやつだった。




パンケーキと言う名前にちょっとざわついたが、青唐辛子・タマネギが具で、チーズがかけられていた。





そう考えるとお好み焼きもパンケーキだったんだと、妙に納得しながら朝食を食べた。

ハーブティー

今回こちらに来る前まではカフェインフリーの日々を送っていたので、出発前にハーブティーを買って持参した。






暑い国に来るというのに、身体が暖まるブレンドを飲み続けたのが正解だったのか、今紅茶は飲めるようになってきた。





お茶を楽しむなんて夏以来かもしれない。




カフェインを抜いたアールグレイのティーバッグを、来る直前までは飲んでいた、やはり不思議な飲みものだった。





持参したハーブティーは今日丁度なくなりそうだ。




来る前にもしかしたらこちらでの食生活で、副作用も緩和されるかもという期待どおり、とても楽になった。






この食生活を日本でキープ出来るかは別として、ヒントはしっかりもらえた。







帰ってすぐの外来での血液検査など今から楽しみだ。

赤目カレー

帰り支度も始まった中、ついに赤目カレーの登場!





やはりスズキに一番近い味だが、カマスのような風味も加わっているように感じる。





味付けのベースはニンニク・しょうが・タマネギ・トマトで、カレーらしいスパイスと言えばターメリックを少々ととてもシンプル。





白身の魚の滋味を味わえるように味つけされていると思う。





ここでは4〜50cmくらいの大きさが食べ頃のようだ。







やはり美味しい!

2019/02/21

料理教室

うまくタイミングが合って今日はキチュリの作り方を習った。






豆と米と野菜の雑炊のようなもので、ベジメニューなのでプージャの時によく食べられる。





豆の組み合わせ方やスパイスの組み合わせ方は、やはり沢山のバリエーションがあった。





野菜の使い方もバリエーションに加わる。






そしてやはり最後のひとサジにギィーがものを言う。





ギィーの正しい製法は詳しくわからないが、澄ましバターを作って代用している。







やはり美味しいギィーはこちらに来ないと食べられない。







かつてパティアラ・ガラナの歌手、バデ・グラム・アリ・カーンサヒブは、ツアーをする際の団体メンバーの中にギィーを運ぶ係がいたそうだ。





パティアラを出発する際に大量のギィーを持参し、もちろん料理人付きのツアー御一行で、そのギィーがある間はツアーが続いたそうだ。





彼はパティアラのデシギィー(パティアラのギィー)以外は受け付けず、ギィーがなくなったら「わしは帰る。」と言ってツアーは終わったらしい。







そのギィーちょっと食べてみたい。

モウララ・マーチ

山本リンダの曲のような名前の魚。




池に棲む小魚でこれがとても美味しい。




身の印象は沖縄のスクガラス。




食感も味もワカサギのよう。




これを素揚げにして付け合わせにしたり、カレーにしたりいろいろ楽しめるお魚。





小魚なのにワカサギ・シシャモ系の脂ののりかたに近い。




そして割と辛めに仕上げている。




これはレシピもいたってシンプルで、日本でも再現出来るかもしれない。








ふとお正月のたづくりがベンガル人の味覚に合うか試してみたくなった。

KOLKATA スイーツ天国

甘さに対して超貪欲で直向きに追求しているかのようなインドのスイーツ。





甘さの限界点を探ろうとしているのか?





最初は甘さを遥かに通り越して、最早脳に痛みを覚えるほど強烈に感じたスイーツ。






コルカタの名店のスイーツは実に洗練された、気品さえ感じられる繊細な味わい。





ベンガルスイーツではないが、なんと丁度良い甘さ加減。





コルカタだからこそ実現した甘さ加減のような気もする。






甘さを感じないというローカルもいるが、私にはこれぐらいが丁度いいんです。






鬼甘い砂糖爆弾とは次元が違うし、いろいろな工夫がよく見てとれる。








最近日本も激辛ブームも定着し、インドもしっかり貢献しているが、更に激甘ブームが来た時のことを想像すると、ちょっと身震いする。








この為に出発前に歯のチェックもしてきた。








さあ、砂糖の海に飛び込む!

2019/02/20

KOLKATA 紅茶天国

KOLKATAはダージリンのお膝元、かつてこんなクオリティのお茶が、こんな値段で手に入るのか?と驚愕した街。






5・6年ぶりにこの店に立ち寄ったが、例によってなんで頑張って大きなスーツケースで来なかったのか?と後悔した。






馴染みだった店員さんがまだ1人働いていたので、それぞれの茶葉を少しずつ出してもらい、いろいろチェックして気に入った茶葉をテイスティングさせてもらい購入。






忘れていた香りと味が一気に蘇った。





他の店で買ったお茶とは何故か全く違った風味。





ここの店に限らずダージリンの紅茶だけは、他の紅茶と異なる独特の香りと味がするのが不思議だ。





お茶に詳しい方からインドの他の産地、アッサムやニルギリの紅茶はインド原産のお茶の木で、ダージリンの紅茶は中国原産の木をイギリス人が植樹したものと聞いている。





最近この店でもウーロン茶や緑茶も作っていて、しきりに試してみるか?と聞かれたが、美味しかったら荷物的に危険なのでテイスティングしなかった。





カフェインも少しずつ摂れるようになったので、しばらくは楽しめそうだ。

Nutrela

日本では大豆ミートとも呼ばれるニウトレラ。





高タンパクでベジタリアンにとってのタンパク源。





あえて大豆ミートなどと呼ばなくてもいいと思うが。






普茶料理の豆腐と海苔のうなぎ的に思えてしまう。





そして、そんなに食べたいならば食べちゃえばいいのになどと、不謹慎なことを思ってしまう。






ニウトレラはフェイクの肉ではなくて、オリジナルな食品だと思う。





カレーにするとかまぼこのような食感に感じられる。





世話になっているグルバイの家ではかつて火曜日がベジの日だった。






それが今ではベジの日が週3日に増えた。





願い事や誓いを立てる時に、自らの食習慣をその代償として、差し出す彼らの姿勢は本当に尊敬出来る。






私は今までそんなに真摯に願い事や誓いを立てたことがない。






ただ今回週3日に増えたベジの日。






4年後にはピュアベジタリアン家族になっちゃうんじゃあないの?




と訊くとグルバイはそれは無いと笑っている。

2019/02/19

まだ来たばかりだというのに

1週間馴染みのローカルで過ごし、身体も環境に完全にセットされたが、早くも帰る支度が始まってしまった。






今日は楽器のジュワリ調整をしてもらいに、職人のBarunさんの所へ行ってきた。





調整中に彼が弾く楽器の音が、私にとって自分の楽器の音を客観的に聴く唯一の機会だ。





弾いているポジションで聴こえる音と、楽器の正面、つまりお客さんの場所とでは聴こえる音が違う。





自分でジュワリをすると、どうしても弾いているポジションでの音作りになってしまう。





特に最も多用するBajの絃のジュワリの開き加減は、彼が弾いた音で判断する。





長年の付き合いで、彼の音と私の音との違いがわかるので、自ずと判断出来るようになった。





今回はブリッジ3個といつもより少ないが、バッチリ調整してもらった。







4本の太さと材質の異なるメロディ絃のバランスが気持ち良く整った。

ゴロムモシュラ(ガラムマサラ)

晩はエッグカレーだった。




玉子はアヒルの玉子で、鶏卵よりも大きく味も濃厚。





茹でてから一度素揚げにしてカレーソースに絡める。




素揚げにした方がソースに馴染みやすくなるので一手間加える。





スパイスはガラムマサラと生姜・ニンニク・トマトだった。





初めてこちらでの生活を始めた頃から好きだったメニュー。







のちにアヒルの玉子と知るまでは鶏卵だと思っていた。








親鶏のサイズにしてはえらい大きな玉子だなと思っていた。

青唐・タマネギ・トマト

今朝のトーストは、上にマスタードオイル風味のマッシュポテトが乗せられ胡椒がよく効いていた。





オムレツにはタマネギとトマト、今日は推定1本半とちょっと少なめの青唐辛子のオムレツ。




赤と緑と黄色が綺麗。





胡椒はやはり使う前にローストして挽くと香りが全然違う。







時々全く風味の異なる胡椒に遭遇することがある。





香りが独特で、古くなってブヨブヨになったソフトボールが放ってた匂い。






体育用具小屋で熟成されたかのような独特な香り。





あの香りの胡椒は何処へ行ったら手に入るのだろうか?

2019/02/18

花粉?症?

出発前の眼科の外来の時に、「花粉症などのアレルギーはありますか?」と訊かれ、「去年はステロイドを多く摂っていたので、忘れていましたが多分あります。」と答えたら処方してくれた目薬。




「症状が出る前から使うと良いですよ。」と言われ、日本を発つ前から使ってみたが、毎回この時期はマンゴーの花盛りで、かなり激しい痒みに襲われていたのに、不思議なことに全く痒みを感じない。






最初鼻水だけが反応した時は風邪をひいたか?と勘違いする程、目の痒みは皆無だ。





無防備なところへの最初の一撃が、1シーズンのアレルギー症状を決定づけてしまうのか?






しかし実際まだアレルギーチェックをしていないので、何に反応しているのかまだ知らない。






チェックしてみたいが、結果が楽しみでもあり怖くもあり。

WIFI

4〜5年前に買って以来、毎回何らかのSIM騒動を巻き起こしてくれているWIFIルーター。





こちらに居て言語の問題で最も面倒だと思うのは、日本でも横文字を使っていながら、日本だけしか使わない名称がややこしい。





例えば車の各パーツの名前なんて全く通じないし、これもポケットWIFIと呼んでいるのは多分日本だけだと思う。





これを求めた時、「WIFI」とか「WIFI ルーター」とか言っても全く通じず、店員さんに「これはね、モデムと言うんだよ」と言われた時は悔しかった。






あと中国語の日本読みもややこしくてしょうがない。






名前さえ通じないのだから話しにもならない。









毎回変化する接続状況。






今回の印象は、・・・遅い。






デリーではサクサクしていたのに、コルカタの地元ローカルでは、夜中以外は超スロー。





これじゃあISDNだ、と言ってもここで通じるわけもない。









まあ出来るだけ窓の近くに置いてある。

赤目

赤目と聞いたら大物師は黙っちゃいないだろう。





ベンガルでベトキと呼ばれているバラマンディは、日本で高知県の四万十川の汽水に棲息しているのは有名で、巨大な魚体に成長する赤目と呼ばれる肉食魚。





ベトキの風味を例えるならばスズキだろうか?





白身の淡白な肉質で、汽水の魚なので淡水魚独特の風味とは違う。





淡水魚みたいに小骨が多くないので食べやすくもある。





日本でベンガルの魚カレーを作るなら、やはりスズキ・タイなど白身の魚。




鮭も実は白身魚なのでカレーにして美味しいし、ヤマメやイワナもベンガル料理には合う。





アジ・サバ・サワラなどは自体の味が強いのでベンガル風よりも、海辺の街のレシピの方が合うように感じている。








こちらでは魚を呼ぶ時に、名前のあとに魚(マーチ)という言葉が続けられる。。




例えばベトキ・マーチやカトゥラ・マーチといった具合だ。




なので日本で生活しているベンガル人と魚の話しをする時、彼らは「タイ・サカナ」や「ブリ・サカナ」と言うのが面白い。






やはり名前の後にサカナと続かないと座りが悪いようだ。






獲れたてのベトキは目全体が赤い。





赤目たる所以だが、その赤いサングラスのような目も、時間が経つと普通の魚と同じ白目と黒目になる。

2019/02/17

ラッシー

今朝は恒例の地元のバザールへ。





ちょっとその前にいつものラッシー。





ラッシーはヨーグルトも大事だが、やはり水加減と丁寧な攪拌、そして最後にほんの少し香りづけのローズウォーターが肝。






ヨーグルトを水で少し薄めて軽くして、攪拌棒で丁寧に攪拌すると口当たりの良い飲みくちになる。






ヨーグルトジュースとの違いは歴然。






ミキサーではこんなにフワッとした飲みごごちは得られない。

2019/02/16

カトゥラマーチ

レンズ豆のスープにグリーンパパイヤのトルカリ、そしてカトゥラという巨大なヘラブナのカレー。




ヘラ師が魚屋を通りかかってカトゥラを見かけたら、決して素通り出来ないだろう。




先ずは魚体の大きさ、大きいものは2尺はある。




そしてブリブリに太った魚体は威圧感さえ感じられる。





通常のヘラ竿では掛けても寄せることすら困難だろう。





まだカトゥラの棲んでいる環境へは行ったことがないが、一度は見てみたいと思う。





味は魚体の割に淡白で血合い以外はそれほどオイリーではない。





しかし食材のパワーは圧倒的に感じられるほど強い。





このカトゥラと鯉に近いルイという魚は、食してパワフルな魚だと思う。

大好物降臨!

ついにマトンカレーが食卓に。




マトンの料理で好きな料理は数あれど、このあっさりしたベンガルの家庭料理のマトンカレーは好みの上位に入る。





今回は短期滞在なので、毎日どんな料理が食べられるのか楽しみだ。





グルバイの奥方(ポロマ)の料理は、いわばモダンベンガル料理で、伝統の中にも新しいアイデアが生かされている。





こういう料理を家で再現しようとするが、シンプルなものほど難しいのがよくわかる。





やはり素材と味つけのタイミングが大切なんだろう。





私の知る限りベンガル料理は、インドの中で唯一引き算が感じられる料理だと思う。





毎食気になった味つけがあってポロマに訊くと、「ジレ」と一言で返されたりする。





ジレとはクミンパウダーのことで、他には少量のターメリックくらいしか使われていなかったのだ。





我々日本人のイメージするスパイスと言えば、主に肉に使われるクローブ・カルダモン・シナモン・ナツメグなどだが、それらは肉料理以外ではあまり頻繁には使われない。






もう少しスパイスについても世界を広げたいと思う。

今朝はプレーンオムレツ

今年の冬は厳しい寒さだったらしいが、もう今は日中30度を超える夏日が始まっている。




それでもこちらにしたら春。





インドで暮らすようになって、なんとなく太陰暦の暦に慣れ親しんでいくうちに、この時期のインドは年越しの滞在のような気がしている。





ベンガルのサラスワティプージャというお祭りと、日本の節分祭がなんとなくかぶっているせいもあると思う。






少なくともインドから帰って、新しいシーズンが始まるという感覚は、今もずっと持ち続けている。





今回の滞在も半ばにさしかかり毎日師匠との濃密な時間を過ごしている。

2019/02/14

驚いたことに

コルカタに来てまだ4日目だが、急速に体調が回復しているのがわかる。




1月はキートルーダをスキップしたせいもあるのか、副作用もかなり緩和され驚いている。




やはりここでは摂取する野菜の絶対量が違う。




普段タンパク質と炭水化物中心の食事に陥っていたかもしれないと反省した。




またやはり暖かいせいもあるのか、灸に対するツボの反応もとても良くなった。




安心とリラックスも大きな要因に思える。

ベンガル

お昼はダルと小エビのカレーとタングラーという小さなナマズのカレー。





この小エビ多分初めて食べたと思うけれど、カップヌードルに入っている小エビに食感も味もよく似ている。




多分よく似た種類のエビなんだと思う。




スパイスはベンガル特有の複合スパイスのパンチホロンとターメリック・ショウガ・胡椒を使っている。




エビと一緒にジャガイモと長ネギも加えられているが、こちらの長ネギはニンニクの芽に似ている。




そして小さなナマズのタングラーの独特な淡白さは、とても見た目からは想像できない。






魚食文化が盛んなベンガル地方では、ナマズ系の魚の他に鯉や鮒の仲間もよく食べられ、淡水魚の他にも汽水域で獲れるバラマンディや、海の魚もマーケットには並んでいる。




食べる家族の好みや習慣で食べる魚種が選ばれるが、ウグイの仲間のような小魚からエイまで多種多様だ。







因みに私はやはりナマズの仲間の「パプダ」という魚の、上品で淡白な味わいがとても好みなのだ。

2019/02/13

インドのオムレツ

真打ち登場!




今朝はパンとオムレツだった。




オムレツの中身はチーズと少量のタマネギ、そして推定2本分の青唐辛子。




やっぱりこのオムレツでなくてはと思うようになったのは15年目くらいかな?




オムレツなのに何故?

とあまりの辛さに半ばパニックに陥りながら食べていたオムレツが、今では大好物になっている。




やはり新鮮な青唐辛子の味と香りは何者にも替えがたい。








そういえば久しく「インドのオムレツ」を演ってなかったな・・・

夜はルーティー(チャパティ)

米どころのベンガルだが夜はルーティーを食べる家族も多い。




インドで最も親しまれている全粒粉のほぼ無発酵パン。





日本のインド料理店で多くが注文するパンと言えばナンだが、インド人の中には日本へ来て初めてナンを食べたという人も少なくない。





かつてはごく近所に粉屋さんがあり、挽きたての粉で作ったルーティーを食べた時の感激は今だに忘れられない。





それまでは挽きたての小麦粉など考えたこともなかったが、何よりも本当の贅沢とはどういうことなのか?目覚めさせられた経験になった。





ここではまだマーケットへ行けば挽きたての粉が手に入る羨ましい環境が続いている。





夕食はダルとジャックフルーツのカレー。




カレーと紹介しているが、こちらでは「トルカリ」というおかず的な意味合いのメニューになる。




トルカリはヒンディー語圏では「サブジ」になる。

2019/02/12

結局のところ

いろいろな美味しいお店はあるものの、結局のところこの家の料理が最も美味しい。




私にとって適度に感じるこの辛味は絶妙。





最初の頃はヒーハー言いながら食べていたが、今は全くもって丁度良く感じるようになった。





かなり鍛えられた感はある。






味つけはベンガルの家庭料理特有のあっさりとしたもので、具体的には使うマサラが最小限に抑えられ優しい味わいがする。





今日はこの家のベジの日で野菜のみのメニュー。






ダルにマッシュポテト状の付け合せにカッテージチーズのカレー。







一気に癒された。

里帰り

昨夜コルカタのグルバイの家に着きやっとリラックス。




もう30年近くも世話になっている家なので、気心も知れてまるで実家に帰ったような安堵感さえ感じる。





今朝はコチュリを食べた。





コチュリはジャガイモをブラッククミンベースで料理したシンプルなおかずを揚げパンでいただく。





パンの揚げ油がマスタードオイルなのがベンガルスタイル。





一気にコルカタに帰ってきた気分になった。

2019/02/11

Kolkataへ

事前の予約ミスから空港で半日過ごすことになった。




かつては珍しくなかった空港での長時間待ちを久しぶりに体験することに。





今回は仕事も持ってきていたので、腹ごしらえした後はP.C.相手にひと仕事。




さてようやく搭乗という時に預けた荷物にバッテリーが入っていると足止めにあい、空港のバックヤードを通って荷物の保管所へ行き荷物チェック。




長い待ち時間を身軽にすごそうと予定外に預けたスーツケースにバッテリーが入っていたのを忘れていた。





バッテリーは機内に持ち込むというのがインド国内線のルールだった。





あえなくバッテリーは没収されてしまった。




普段は入れない空港のバックヤードがかなり面白かったのでまあいいか?と自分を納得させようとしてはみたものの、今回の踏んだり蹴ったりはこのくらいで勘弁して欲しい。







ところで空港のフードコートのテーブルに置かれたタバスコが、ノーマルとハラペーニョの2種類がセットになっているところは、さすがインドだななどと思って眺めた。

黄色いラスマライ

30数年前から時間が止まったように感じるベンガリマーケット。




コルカタでは色付けされないミルク色のロショマライ(ラスマライ)が、ここではサフラン色に色付けされている。





コルカタ以外でラスマライを食べると、甘過ぎで降参することが多いが、ここのラスマライは程よい甘さに抑えられている。





そしてあっさりとした中にも砕いたナッツがトッピングされていて、リッチな風味が加わっているのもデリースタイルなのか?






そしてサフランの香りもエキゾチックで良い。






NATHU'S 、30年前の味が蘇った。

2019/02/10

チャイ

カフェインを絶っている。




自分としてはかなり長い間カフェインフリーの生活をしている感覚だが、実際にはまだ3〜4ヶ月しか経っていない。





最近症状が緩和されたようなので、試すようにお茶を飲んでみたりする。





様子を見ながら飲む種類と量を調整する。





しかしコーヒーはまだデカフェしか飲んでいない。






インドに居るとカフェイン過多になりがちだ。








もう30年の付き合いになるシタールメーカー Rikhi Ramで出されるチャイは美味しい。





茶葉なのか?ミルクなのか?淹れ方なのか?




じあそれぞれの加減は難しく、自分で淹れるチャイの味はなかなか決まらない。






逆にチャイの味が決まった時は、とてもリラックスし癒される。







今回こちらに居る間にチャイくらい楽しめるところまで回復したいと思う。

盗塁のご褒美

めでたく初盗塁に成功し食べたミールス。




ニューデリーで南の料理というと、立地の関係からもSARAVANA BHAVANへ行っていたが、今回その近所で気になっていたSANKALPで食べてみた。





ここの印象は今まで食べてきたミールスの中では、だんとつにソースが濃厚なこと。





豆や野菜の密度が濃いというか、マサラが濃いというか全体的に食べ応えのある料理だが、味は繊細に仕上げている。




南インドの料理と言えば、特にソースがリキッド状でシャバっとした料理が多い印象。




これはどちらかと言えばグジャラートやラジャスタンのリッチなベジに近いかもしれない。




辛さも特有の酸味も丁度良く、油もほどほどで食べやすい。







南インドにも食べに行ってみたいお店がいくつかあるのだが・・・







未踏の南インドにも行ってみたいと年々思いが募っている。

2019/02/09

今シーズン初盗塁

楽器を一丁職人に預け、昼食に向かう途中に道路の関所。





信号のない5車線一方通行を渡るのは盗塁に等しい。





今日は土曜日なので比較的車が少なかったので助かった。




それでも初盗塁なので単独盗塁は避けて、同志を見つけてグループ盗塁を試みた。




やはり今日は同志もリラックスして渡るほど車は少なく楽な初盗塁だった。




私自身も昨年より体力が回復しているのが測れた初盗塁成功。






このポイントは平日のラッシュ時ともなれば、インド同志も手をつないでカバディ状態で臨む難所。





小魚が群れを作って大きく見せて身を守るのと同じ理屈か?

Check in

今回預ける手荷物は楽器だけで、着替えなどは機内持ち込み範囲内のスーツケースに収まった。



いつも気をつけていても結局使わずに帰ってくる荷物もあったので、今回はかなりシビアに必要なものを選んだら随分減らすことが出来た。




インドはポーターも居て荷物を運ぶのは比較的楽だが、大量の荷物の管理はやはり骨がおれる。





以前は楽器の調整も楽しみながらしていたが、今はほとんど自分ですることはなくなった。





最も大切なブリッジのジュワリは、複数のブリッジを職人にまとめて調整を頼み、自分ではその交換のみと、その際フレットの調整をするだけ。




楽器職人の技は見ているだけでも楽しい。




今回もあれこれ問題点を抱えて来ているので職人技が楽しみだ。

2019/02/07

日課






副作用の緩和に鍼灸はやはり効果があった。





悩まされ続けていた胃腸の張りや違和感がぐっと緩和された。





体質などによって効き方に個人差もあると思うが、私の場合はすぐに効果が表れたことと、その大きな効き目に驚く程だった。




身体の中で滞っている流れが、スムーズに流れるような感覚を覚える。




それが血脈なのか水脈なのか気脈なのか私には分からないが、あきらかに身体の中で何かの流れ方が変わったことには気づける。





今後の効果も期待できる。











2019/02/06

眼科診療 経過

前回の眼科検査から経過観察の為再度受診。




抗がん剤による炎症は先日処方された目薬で見事に消えたので、転移かどうか疑われた患部のチェックが主な目的。




この間ステロイドを減らした時に判明した虫歯の治療を受けたり、立春前に身体のメンテナンスの日々が続いた。



当面は様子を見ながらステロイドを減らすのが目標で、出来ればステロイドフリーになるのが最終目標か?




ステロイドの減らし方にも注意が必要なことは前回知ったので、長い目で様子を見ながら減らさなければと思う。






一昨年までは歯科と整形外科以外に病院にかかったことがなく、基本的に病院とは無縁の日々を送ってきたが、今は全く正反対の日常だ。




前回の主治医の外来の時に、私が使っている薬の一回の単価を知って驚き、改めて健康保険のありがたさを感じている。




本日の診療の結果は、相変わらず炎症は続いているものの、転移と思われる症状は見られないので、点眼薬を差し続けてまた一月後に来ることになった。




今まで時に視界不良になるほどだった副作用の炎症。




乱視に輪をかけたように歪んだ視界は解消された。




長く不自由を感じていた副作用がもう一つ緩和された。

2019/02/03

副作用 味覚と嗅覚






昨年2月のインド滞在中、体調を崩した時に失った味覚と嗅覚がほぼ回復した。




結局治るのにほぼ1年かかったことになる。



長かった・・・





甘い辛いなどの基礎的な味覚は5月頃には感じられるようになったが、それまでは注意深く味の手がかりを探す日々だった。




夏頃に嗅覚が戻り始めると具体的な味の全容が見え始めてきたが、特に臭さのような特定の匂いは感じられず、味のイメージが完全には繋がらなかった。




良いと思う匂いが早くに戻ったのに比べ、悪い匂いが感じられないことを最初はラッキーだと思っていたが、食べ物が痛んでいるのか匂いで判断出来なくなったのは不自由だった。




個人的に発酵食品の中には、あきらかに賞味期限を過ぎてからの方が、食べ頃で美味しかったりするものもあると思うので、やはり嗅覚が万全でないのは不自由だ。




秋頃には臭さも感じられるようになり始め、記憶している味の感覚が感じられるようになってきた。




そして最近になってまだ完全ではないものの、やっと正常だった時の味覚・嗅覚のイメージが取り戻せた。




私と違う抗がん剤を使っている人でも、同じような症状になっている人がいるらしいので、これは抗がん剤の副作用としてありがちな症状らしい。




食感にまで影響が出る場合があるらしいので、私の場合はまだましだと言える。




それにしてもこの副作用はなんとも酷な症状で、この症状がいつまで続くのかもわからない中、微かに変化する味覚や嗅覚の感じ方を手がかりに、味の記憶を整理する日々が延々と続いてきた。






元に戻りつつある今は、普通であることの愉快さを存分に楽しめるようになってきた。






2019/01/25

外来スタート


先週のいつもの外来診療に引き続き、今週は眼科を受診しにがんセンターに来た。




先月関西で目が異様に充血し眼科を受診した際に、現地の病院で精密検査を勧められ予約した。




今日の検査の結果、心配されていた目への転移とは違ったようで、念のため来月早々に経過を見る為にもう一度受診することになった。




先週の血液検査でもレントゲン画像からも異常は見られず今回もまたホッと胸をなでおろした。




そして予ねてより気になっていた視界不良はやはり炎症によるものだったようで、どんな市販の目薬も効かなかった炎症はステロイドの目薬で見事に消えた。






とても見えやすくなったのだが、軽いとはいえステロイドの目薬ということに、痛し痒しという思いで一杯になった。








2019/01/18

始動



灸正月でかなり体調が整ってきて、今はステロイド離れを目指している。




相変わらずカフェイン断ちも継続中だが、少しずつ試すように摂ってみたりしている。




以前は意味がわからないと思っていたデカフェを今は飲んでいて、何とも目覚めない感覚にも慣れてきた。




一切の嗜好品から離れ覚醒しない中で、今は何故か味覚が鋭くなってきている。




年末頃から思い出したようにぶり返した痒みには、久しぶりに再会した旧友のような懐かしさを感じている。




そんな中、2019年はスタジオ仕事からスタートしたが、いよいよ今週末からライブもスタートします。







まずは1月20日、吉祥寺 M.J,S mileにてPiano Flamenco ライブです。
ピアノの安藤紀子さん、バイレ ジャマキート(山本将光)さん、山本海さんとの共演です。


http://kenjiinoue.com/live/m-j-smile/live2019-1-20





1月26日は国分寺 メイカフェで久しぶりの響宴のライブです。
三味線の山本竹勇さん、そして今回はゲストにタブラの指原一登さんを迎えての演奏です。




http://kenjiinoue.com/live/may-cafe/live20190126




皆さまのご来場をお待ちしております!


改めまして本年もどうぞよろしくお願いいたします。



2019/01/01

2019年



あけましておめでとうございます




本年もどうぞよろしくお願いいたします





昨年は新しい経験が多い中、刺激的で濃厚な時間を過ごすことが出来ました。




2019年が皆さまにとって、健やかで楽しい日々であることを願っています。








2018/12/25

今年最後の外来診療



クリスマスに年内最後の外来診療。




今回は関西でかかりつけの鍼灸院で治療を受けたので、副作用がかなり楽になってステロイド錠も減っている中での外来。




それはそれで万々歳なのだが、今度はステロイドが減ったおかげで、アレルギー性の目の痒みなどが復活した。




さすがに大病をしたので体質が変わったのだと、勝手にいいように思っていたが、それは単なる勘違いのぬか喜びだった。





それ以外にもステロイドで抑えられていた症状が復活しているようで、発疹のような症状はアレルギーでもあったし、薬の副作用でもあったのでどちらの発疹なのか訳がわからない状態になっている。




どちらに転んでも痒いという悩み、ちょっと笑える。





今日はCTを撮ったが心配されるようなものは何も映らず、相変わらず治療が継続して効いているということ。




ありがたい。





そして副作用も落ち着いているので今日は通算10回目のキートルーダの投与を受けた。











2018/11/20

野菜シチュー



今日は外来診療の日、前回のキートルーダ投与の後の3週間は、今までにないきつい副作用の日々を過ごした。




1回スキップしたせいだろうか?




他にはあまり考えられる要素がないのでかなり困惑した。





今日はいつものように病院に着いて採血とレントゲン撮影を終えた後、時間があったので昼食場所を探しに銀座方面まで久しぶりに歩いた。




治療を始めた当初ホテルに泊まって連日放射線治療を受けていた時、体力的にかなり弱って途中休みながら3時間位かけて歩いた距離が、あまりに短かったことに改めて驚いた。




食べようと思って行ったお店は結局定休日で、病院に戻る途中の台湾系中華のお店で昼食を済ませた。






今回あまりに副作用がきつかったので、ふと思い出して野菜シチューを作って食べてみた。




コルカタでいつも世話になっているグルバイのお母さんが、かつて毎日夕方に作っていたビーツを使った野菜シチュー。




ビーツ以外にはジャガイモ・人参・玉ねぎ・カリフラワーなどが入り、塩胡椒とバターで味つけしたとてもシンプルなもの。




ビーツで真っ赤になったスープが印象的で、通常ならば毎日食べていれば胃腸は快調になる。




ビーツは普段あまり見かけないので通販で買い、他の野菜はスーパーで手に入るものでいい。




味のベースはビーツでバリエーションは他の根物野菜を変えて飽きないようにする。




写真に撮った最初のシチューは、ビーツ・玉ねぎ・ジャガイモ・人参・トマトを使った。






今日撮影したレントゲンの映像を見ると、胃腸にガスが溜まってパンパンに膨らんでいた。





結局今日はキートルーダ投与はスキップ。





少し症状は改善するだろうか?










2018/11/16

12月16日 KOLKATA ROLL at STUDIO73 高槻




今年最後のKOLKATA ROLLのライブのお知らせです。




復帰後、春・夏・秋と集ってきましたがいよいよ冬の集いです。




結成以来自分なりに考えていた音楽的な方向性や計画が、思わぬ闘病生活で足踏み状態が続いてしまいましたが、今年1年の活動でなんとか軌道修正が出来たように思います。





古典の演奏とKOLKATA ROLLの活動を軸に、体調が許す限りお誘いいただいた演奏には出来るだけ参加してきましたが、振り返ってみれば色々なことがありました。




お膳立てをして声をかけていただいた機会には出来るだけお応えしてきましたが、残念ながらかなわなかったお話も随分ありました。




まだまだ完全復帰というわけにはいきませんが、来年は今年よりも活動の幅を広げていく予定です。






今回のこのライブが年内最後のライブになります。





皆さまにお会いできるのを楽しみにお待ちしています!









2018/11/10

12月1日 PIANO FLAMENCO at 音楽堂 anoano




12月1日は半年ぶりにフラメンコピアニストの安藤紀子さんとのデュオライブです。




前回は忘れもしない札幌公演でした。




緊急入院後の体調不安を抱えた中での演奏だったので、今回はある意味私にとってはリベンジ公演とも言えます。




自分にとって好きな音楽がサルサ・タンゴ・フラメンコと、スペイン語圏に興味が集中している中、特にフラメンコは歴史的にも音楽的にもインドとの繋がりを強く感じられ、色々な発見に満ちていてアプローチも楽しい。




少しずつフラメンコを理解していくほどに、もっと深掘りしてみたいという欲求にかられている。




そしてそのような中でこのデュオには、更に踏み込んだ世界への可能性を強く感じている。




今回もまたどのような発見があるのか、今からとても楽しみなライブです。





ご来場を楽しみにお待ちしています!




よろしくお願いいたします。







2018/10/30

1回休んで9回目のキートルーダ投与



10月はキートルーダをスキップしたので、今日9回目のキートルーダの投与になった。




市場の豊洲移転後初めての築地だったが、人手はやはり少し減ったような気がする。




2年越しで食べてみたかったホルモン丼にもありつくことが出来た。





キートルーダの投与を一回休んだことで副作用も少し落ち着くかと淡い期待はあったが、目の見え方が少しだけましになったが他にはこれといった変化は感じられなかった。




胃腸炎の方はさすがに慣れてきたので食べ物・食べ方である程度対処出来るようになったが、胃腸炎にばかり気を使っていると血液検査で栄養不足という結果が出てしまう。




今日もレントゲン・血液検査共に異常は見られなかった。





かなり身体の変化に敏感になって意識してきているので、自己診断でも大丈夫と思ってきたが、検査結果を聞いてはホッとしている。




まだしばらくは3週間おきの通院生活が続きそうだ。








2018/10/27

11月10日 曙橋「タシデ 」古典



11月10日 夕方、曙橋「タシデ 」で古典を弾きます。




タブラはディネーシュ・チャンドラ・ディヨンディ氏。



夕暮れ時のRaagをお届けします。




ご来場をお待ちしています!





http://kenjiinoue.com/live/tashidelek/live2018-11-10



2018/10/14

無事移動生活に復帰



無事演奏・移動生活に復帰できた。




動き始めは体調に気遣いつつだったがなんとか順応している。




マイナスから始まった体力や筋力の強化は、脚力以外はやっと元に戻りプラスに転じている。




空身で歩くのには慣れてきて散歩では1万歩位は歩くようになったが、楽器を持つと途端に足どりが重くなってしまう。




1年前には杖をついて歩き、1年半前は立ち上がることすらままならなかったが、何しろこんなことは初めての経験なのでどの位のペースで戻していったらいいのかよくわからない。




それにしても手術後の筋肉が落ちていく早さと、今それを取り戻す遅さには呆然となってしまう。





来春には溪を歩けるようになるというモチベーションで何とかトレーニングを続けられたらと思っている。




とにかく気長に地道に脚力を強化したい。










2018/10/02

10月の外来 キートルーダは?



ツアーの合間の外来。




今日も目当ての丼は混んでいたのでパス、いつになったら食べられるのか?




キートルーダを3カ月連続して投与したが、先月から新たな副作用の発疹が出てきた。





痒い





免疫チェックポイント阻害剤の生みの親の本庶佑教授が、今回ノーベル生理学・医学賞を受賞したことは私にとっては実に喜ばしいニュースだ。




免疫チェックポイント阻害剤の理論からオプジーボの開発まで20年余りかかったものの、キートルーダも含めてこの薬で1〜2割の患者は救われているということだ。





ノーベル賞が初めてごく身近に感じられたニュースだった。






結局4回連続ねキートルーダ投与はスキップした。






痒みには敵わない











2018/09/26

10月14日 栗太郎 舞踏 万正寺



10月14日は関西シリーズ最終日。





宝塚の万正寺さんで恒例の栗太郎 舞踏イベント。




もう20年近く続いている野点もある楽しい集い。




宝塚の山奥でアクセスは限られますがここならではの舞台です。





是非ご来場ください!















2018/09/24

10月12日 KOLKATA ROLL at モダンタイムス 京都



今回は前回に引き続きフルート奏者の久家菜々子さんをゲストに迎えておおくりします。




これから次第に秋色に染まり始めていく中、KOLKATA ROLLの2018年 秋の音をお楽しみください!




少しお出かけしやすい気候になってきました。




皆さまとお会い出来るのを楽しみにしています!





http://kenjiinoue.com/live/modan/live2018-10-12







2018/09/21

10月6日 京都 泉涌寺



泉涌寺さんでは10年位前に重森三果さんと一度ご一緒していた。




泉涌寺さんは独特なアプローチと伽藍が印象的なお寺で、演奏させていただく以前から何度も訪れていたが、実際に弾いてみるとその響きもまた独特だったのがとても印象に残っている。



今回また喜ばしい機会の奉納演奏で、あの響きに逢えるのかと思うと楽しみでならない。






前回重森三果さんが書き下ろされた「泉涌寺縁起」。




前回はデュオだったが今回は彼女のユニット「やしょめ」との共演。




笛と太鼓が加わった楽曲とどう絡めるのか、楽しみな再演・初共演の機会になった。












2018/09/20

再開



北海道を襲った大地震に被災された方々の心が1日も早く癒されることを願っています。




9月の札幌は今回2年ぶり。



前回は忘れもしない、札幌到着直後に首のリンパの腫れに気づいた。



痛みを伴わなかったがその異様な腫れ方に、いかに楽観的な私でもこれは尋常ではないと思った。



後で聞いたところによると、リンパが腫れた時点で癌の進行はステージ4に達していたということだった。



今年6月の心膜炎といい札幌には因縁めいたものを感じてしまう。



そして心膜炎の治療の後で2ヵ月の休養を取ってから、活動を再開するのも今回の北海道からになった。





夏休みの間は筋力強化を重点的な課題にしてきた。



動物性と植物性のタンパク質をバランスよく摂りながら身体を動かしていると、気がついてみると2ヵ月で驚くほど効果は表れた。



去年あっという間に細くなってしまった筋肉の繊維を、食物と練習だけで取り戻すのは結構な労力が必要だった。



更に全身の筋力バランスをとるのが理想だが、それはちょっと難易度が高い。




そして闘病で中断していた2回目の断捨離も再開。




いくつか残しながらも今回はほぼ捨て切った。





明日から3日間の予定です。







またこうして皆さまとお会い出来るのが楽しみでなりません。






http://kenjiinoue.com/live/shimamatu/live2018-9-21


http://kenjiinoue.com/live/yoga-atubetu/live2018-9-22


http://kenjiinoue.com/live/red/live2018-9-23



2018/09/08

8回目のキートルーダ投与



今日は9月の外来診療の日。



回を重ねるにしたがって少しずつキートルーダの副作用への対処法が分かってきて、胃腸炎はカフェイン断ちをするとかなり緩和されるのが分かった。



カフェイン断ちで日々夢遊病のように過ごしているが、きつい副作用からは解放されてステロイド錠も減らせている。



なので今日もキートルーダを投与することにした。



今までは2回でヘトヘトになっていたので、3回連続で投与するのは初めてのことだ。



今日は血液検査もCTの結果も異常がなかったので、投与するかスキップするかどちらも選べたがチャレンジを選択した。



少しずつ手探りではあるが自分なりの対処法を見つけていきながらキートルーダとも付き合っていけると思う。



今日はキートルーダの投与を担当された看護師さんが、私のカルテを見てその治療歴のあまりの波乱万丈さに同情された。



たしかに自分で思い返してもこの1年10ヵ月は得難い経験のオンパレードだったが、何よりも得難いことは今こうして生き続けていることだ。




今では自分の身体の中で起こることには少々のことでは全く動じなくなったし、精神的にもかなり鍛えられたと思う。




今日の昼食は築地のカレー。




以前放射線治療を受けていた時に一度食べたお店を再訪。




あの時は嚥下困難で完食出来なかったが、今日は食べ足りないくらいの印象。




でもあまり調子に乗らない方が良い。