2019/02/18

赤目

赤目と聞いたら大物師は黙っちゃいないだろう。





ベンガルでベトキと呼ばれているバラマンディは、日本で高知県の四万十川の汽水に棲息しているのは有名で、巨大な魚体に成長する赤目と呼ばれる肉食魚。





ベトキの風味を例えるならばスズキだろうか?





白身の淡白な肉質で、汽水の魚なので淡水魚独特の風味とは違う。





淡水魚みたいに小骨が多くないので食べやすくもある。





日本でベンガルの魚カレーを作るなら、やはりスズキ・タイなど白身の魚。




鮭も実は白身魚なのでカレーにして美味しいし、ヤマメやイワナもベンガル料理には合う。





アジ・サバ・サワラなどは自体の味が強いのでベンガル風よりも、海辺の街のレシピの方が合うように感じている。








こちらでは魚を呼ぶ時に、名前のあとに魚(マーチ)という言葉が続けられる。。




例えばベトキ・マーチやカトゥラ・マーチといった具合だ。




なので日本で生活しているベンガル人と魚の話しをする時、彼らは「タイ・サカナ」や「ブリ・サカナ」と言うのが面白い。






やはり名前の後にサカナと続かないと座りが悪いようだ。






獲れたてのベトキは目全体が赤い。





赤目たる所以だが、その赤いサングラスのような目も、時間が経つと普通の魚と同じ白目と黒目になる。