2019/02/26

箸で何か食べたくなったので

終盤は時間と距離と労力を考慮しながら動きを決める。





プログラムの残り僅かとなっても、ここはインドだ、何が起きるかわからない、油断は出来ない。





何を食べようか迷ったが、急に箸で何か食べたくなり中華に決定。





鶏の湖南風炒めと豆豉豆腐、それから四川焼きそばを頼もうとしたら、「湖南炒めも辛いし、四川焼きそばは超辛いから、普通の焼きそばをおすすめします。」と言われ従った。





ここは味変アイテムが揃った店で、辣油や唐辛子醤油漬け、唐辛子酢漬けなど辛変アイテムも充実、色々な味が楽しめる。







この店もかれこれ長く通っているが、コルカタにもかつてよく通ったがあった。






そこは華僑が営む老舗でチムニースープという、中華寄せ鍋が絶品だったが、惜しくも店をたたんでしまった。





その鍋が美味いのなんのって、そりゃあ 超美味いなんて言葉はとっくに超越している。





肉と魚と野菜と春雨などの具が、スープの中で旨味の塊に化けていた。





しゃぶしゃぶ鍋のような鍋で供される料理で、身体が一気に暖まるので、熱帯雨林のコルカタでは、真冬からサラスワティープージャ前にかけての、短い期間にしか暑くて食べられない。





その時期を外すと食べながら滝の汗が流れ、味とは裏腹に苦痛にさえなってしまう。






あれは忘れられない。








もう記憶の中にしか存在しない味と風景だ。